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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.231 mppolclone(ポリシー複製コマンド)

機能説明

ポリシー情報の複製(クローン)を作成するために、運用管理サーバ上で定義されているマスタノードのポリシー定義情報の移出/移入を行います。

なお、以下のポリシーは複製の対象外です。

記述形式

mppolclone

{-b 移出先ディレクトリ|-r 移入元ディレクトリ} {-h ホスト名|-i IPアドレス } [/d]

オプション

-b 移出先ディレクトリ:

「移出先ディレクトリ」が示すディレクトリに、ポリシー情報を移出(退避)します。「移出先ディレクトリ」は、フルパスで指定します。本オプションは、-rオプションと組み合わせて指定することはできません。

-r 移入元ディレクトリ:

「移入元ディレクトリ」が示すディレクトリのポリシー情報を移入します。「移入元ディレクトリ」には、以前移出(退避)したポリシー情報が格納されているディレクトリを、フルパスで指定します。本オプションは、-bオプションと組み合わせて指定することはできません。

-h ホスト名:

ポリシー情報を移出/移入するマスタノードのホスト名(ノードプロパティとしてホスト名として設定されている値)を指定します。ホスト名は物理IPアドレスに対するホスト名を指定して実行してください。本オプションは-iオプションと組み合わせて指定することはできません。

-i IPアドレス:

ポリシー情報を移出/移入するマスタノードのIPアドレスを指定します。IPアドレスは物理IPアドレスを指定して実行してください。本オプションは-hオプションと組み合わせて指定することはできません。

/d【Windows版】:

確認メッセージを出力せずに、サイレントモードでポリシー情報を移出/移入する場合に指定します。

復帰値

0:

コマンドが正常終了しました。

1:

コマンドが異常終了しました。

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\backup\bin

Solaris
Linux

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【Solaris/Linux】

注意事項

使用例1

運用管理サーバで、指定したホスト名(hostname)のポリシー情報を移出します。

【Windows】

mppolclone -b c:\work\data -h hostname

【Solaris/Linux】

# mppolclone -b /work/data -h hostname

使用例2

運用管理サーバで、指定したIPアドレスのポリシー情報を移出します。

【Windows】

IPv4の場合

mppolclone -b c:\work\data -i 10.10.10.10

IPv6の場合

mppolclone -b c:\work\data -i CDCD:910A:2222:5498:8475:1111:3900:2020

【Solaris/Linux】

IPv4の場合

# mppolclone -b /work/data -i 10.10.10.10

IPv6の場合

mppolclone -b c:\work\data -i CDCD:910A:2222:5498:8475:1111:3900:2020

使用例3

運用管理サーバで、指定したホスト名(hostname)にポリシー情報を移入します。

【Windows】

mppolclone -r c:\work\data -h hostname

【Solaris/Linux】

# mppolclone -r /work/data -h hostname

使用例4

運用管理サーバで、指定したIPアドレスにポリシー情報を移入します。

【Windows】

IPv4の場合

mppolclone -r c:\work\data -i 10.10.10.10

IPv6の場合

mppolclone -r c:\work\data -i CDCD:910A:2222:5498:8475:1111:3900:2020

【Solaris/Linux】

IPv4の場合

# mppolclone -r /work/data -i 10.10.10.10

IPv6の場合

mppolclone -r c:\work\data -i CDCD:910A:2222:5498:8475:1111:3900:2020

実行結果/出力形式