機能説明
本コマンドは、システム監視設定の[サーバ環境定義]の[メッセージ説明]定義情報をCSV形式で入出力します。
入力ファイル(-iオプションで指定したCSVファイル)で書式に誤りがあった場合は、誤りのあった行番号をエラーメッセージで出力します。また、このファイルで指定された定義はすべて無効となります。したがって、定義の誤りの箇所を修正し、前回正しかった定義も含めて再度コマンドを実行してください。
なお、メッセージ説明に登録できる件数は、最大10000行です。
記述形式
mpopmescsv | -i infile | -o outfile |
オプション
CSVファイルからデータを読み込み、定義情報を更新します。infileには入力するCSVファイル名を指定します。infileに空白が含まれる場合は「"input file.csv"」のように「"」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。
現在の定義情報をCSV形式でファイルに保存します。outfileには定義情報を保存するCSVファイル名を指定します。outfileに空白が含まれる場合は「"output file.csv"」のように「"」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。
復帰値
正常終了
パラメタエラー
ファイルの読み込みに失敗
ファイルの出力に失敗
CSVファイル中の値が不当
その他のエラーにより処理を中断
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin |
Solaris | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
注意事項
入力ファイルの文字コードは、Systemwalker Centric Managerの動作環境の文字コード(OSの文字コード)と同一にしてください。
出力ファイルの文字コードは、Systemwalker Centric Managerの動作環境の文字コード(OSの文字コード)と同一になります。
本コマンドで異常終了となった場合は出力されたメッセージを参照してください。
本コマンドで定義を更新した場合はSystemwalker コンソール再起動後に有効になります。
使用例
input.csvで定義したものをメッセージ説明に反映させます。
【Windows】
mpopmescsv -i input.csv
【Solaris/Linux】
/opt/systemwalker/bin/mpopmescsv -i input.csv
現在のメッセージ説明定義をoutput.csvという名前のファイルにCSV形式で出力します。
【Windows】
mpopmescsv -o output.csv
【Solaris/Linux】
/opt/systemwalker/bin/mpopmescsv -o output.csv
入出力するファイルの例を示します。
【Windows】
【Solaris/Linux】
実行結果/出力形式
-i infileを使用した場合
正常終了時には何も出力されず、異常終了時にはエラーメッセージが出力されます。
-o outfileを使用した場合
正常終了時にはoutfileに指定した名前のCSVファイルが出力され、異常終了時にはエラーメッセージが出力されます。正常終了時に出力されるCSVファイルを以下に示します。詳細については、メッセージ説明定義のCSVファイルを参照してください。
コメント。[サーバ環境定義]-[メッセージ説明]の定義であることを表しています。
固定のデータ。メッセージ説明定義であることを表しています。
メッセージ説明の特定方法。FILE/CODE/SEARCHのどれかの値が入ります。
ファイルに格納されているメッセージを採用。
dataN1がFILEならファイル名が入ります。
dataN1がSEARCHなら「""」が入ります。
dataN1がFILEまたはCODEならキーワードが入ります。
dataN1がSEARCHなら「""」が入ります。
次の行も定義が続くことを表します。
現在行で定義が終わることを表します。