機能説明
本コマンドは、システム監視設定の[イベント監視の条件定義]-[監視ログファイル設定]の定義情報をCSV形式で入出力します。
入力ファイル(-iオプションで指定したCSVファイル)で書式に誤りがあった場合は、誤りのあった行番号をエラーメッセージで出力します。また、このファイルで指定された定義はすべて無効となります。したがって、定義の誤りの箇所を修正し、前回正しかった定義も含めて再度コマンドを実行してください。
記述形式
mpopfmcsv | -i infile | -o outfile |
オプション
CSVファイルからデータを読み込み、定義情報を更新します。infileには入力するCSVファイル名を指定します。infileに空白が含まれる場合は「"input file.csv"」のように「"」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。
infileは511バイト以内で指定してください。
現在の定義情報をCSV形式でファイルに保存します。outfileには定義情報を保存するCSVファイル名を指定します。outfileに空白が含まれる場合は「"output file.csv"」のように「"」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。
outfileは511バイト以内で指定してください。
復帰値
正常終了
パラメタエラー
ファイルの読み込みに失敗
ファイルの出力に失敗
CSVファイル中の値が不当
その他のエラーにより処理を中断
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin |
UNIX | /opt/systemwalker/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。
本コマンドは、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
運用管理クライアント/クライアントでは、[イベント監視]を選択インストールしたとき実行可能です。
【UNIX】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
運用管理クライアント/クライアントでは、[イベント監視]を選択インストールしたとき実行可能です。
注意事項
入力ファイルの文字コードは、Systemwalker Centric Managerの動作環境の文字コード(OSの文字コード)と同一にしてください。
出力ファイルの文字コードは、Systemwalker Centric Managerの動作環境の文字コード(OSの文字コード)と同一になります。
本コマンドで異常終了となった場合は出力されたメッセージを参照してください。
本コマンドで定義を更新した場合はSystemwalker再起動後に有効となります。
使用例
input.csvで定義したものを監視ログファイル設定に反映させます。
【Windows】
mpopfmcsv -i input.csv
【UNIX】
# /opt/systemwalker/bin/mpopfmcsv -i input.csv
現在の監視ログファイル設定をoutput.csvという名前のファイルにCSV形式で出力します。
【Windows】
mpopfmcsv -o output.csv
【UNIX】
# /opt/systemwalker/bin/mpopfmcsv -o output.csv
入出力するファイルの例を示します。
【Windows】
# Monitor Log File Setup "FMON","c:\log\app1.log","UX:app","^エラー","/c" "FMON","c:\log\app2.log","","NOHEAD","/c" "FMON","c:\log\app3.log","APP3","警告","/e"
【UNIX】
# Monitor Log File Setup "FMON","/app/app1.log","UX:app","^エラー","/c" "FMON","/app/app2.log","","NOHEAD","/c" "FMON","/app/app3.log","APP3","警告","/e"
実行結果/出力形式
-i infileを使用した場合
正常終了時には何も出力されず、異常終了時にはエラーメッセージが出力されます。
-o outfileを使用した場合
正常終了時にはoutfileに指定した名前のCSVファイルが出力され、異常終了時にはエラーメッセージが出力されます。正常終了時に出力されるCSVファイルを以下に示します。詳細については、監視ログファイル定義のCSVファイルを参照してください。
# Monitor Log File Setup "FMON","data11","data12","data13","/c" "FMON","data21","data22","data23","/c" : : : "FMON","dataN1","dataN2","dataN3","/e"
コメント。[イベント監視の条件定義]-[監視ログファイル設定]の定義であることを表しています。
固定のデータ。監視ログファイル定義であることを表しています。
監視ファイル名が入ります。
メッセージに付加するラベルが入ります。
ラベル、エラー種別を付加しない場合は「""」(ダブルクォーテーション2つ)が入ります。
エラー種別。以下のどれかの値が入ります。
エラー、警告、情報、停止、INFO、WARNING、ERROR、HALT、NOHEAD
ラベル、エラー種別を付加しない場合は「NOHEAD」が入ります。
次の行も定義が続くことを表します。
現在行で定義が終わることを表します。