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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.141 mpatmtrsdef(ファイル転送情報定義コマンド)

機能説明

本コマンドは、各サーバのログファイルを運用管理サーバに収集するための定義(格納ディレクトリの設定、ファイル転送情報のカスタマイズ)を行います。

記述形式

mpatmtrsdef

REP [-S 格納ディレクトリ] [-V しきい値]

mpatmtrsdef

DISP

オプション

REP:

ファイル転送情報を更新します。

DISP:

ファイル転送情報の内容を表示します。

-S 格納ディレクトリ:

被管理サーバから収集したログファイルを保管する格納ディレクトリ名をフルパスで指定します。

本パラメタは、運用管理サーバに使用します。本パラメタを被管理サーバ上で実行する場合は、無効になります。

また、格納ディレクトリには、複写先ディレクトリと同じディレクトリを指定できません。

ASCII(80文字以内)、EUC(40文字以内)、シフトJIS(40文字以内)またはUTF-8(80バイト以内)で指定します。

本パラメタに指定する格納ディレクトリは、サーバ上に実在している必要があります。実在していないディレクトリを指定した場合はエラーとなります。また、ルートディレクトリ(Windowsの場合 c:\ など、UNIXの場合「/」)を指定したり、ディレクトリ名の最後にファイルセパレータ(Windowsの場合「\」、UNIXの場合「/」)を指定した場合もエラーとなります。

本パラメタに指定したディレクトリ内に各被管理サーバからのログファイルを格納します。そのため、ディスク容量に余裕があるディレクトリを指定することをお勧めします。

本コマンドを初めて実施する場合は、本パラメタを省略するとエラーになります。

格納ディレクトリを設定した場合、以下のユーザだけに限定するように格納ディレクトリのアクセス権を変更します。

  • Windows: Administrators権限、およびSYSTEM権限

  • UNIX : root権限

64bit版のWindowsの場合は、「Windowsディレクトリ\system32」配下のディレクトリを指定しないでください。

UNIXの場合は、格納ディレクトリには、2テラバイト未満のパーティション上のディレクトリを指定してください。

-V しきい値:

格納ディレクトリのディスク使用量のしきい値を、1~100(単位:%)の間で指定します。

本パラメタの初期値は100です。

本パラメタの値を基準とし、mpatmlog(ログ収集コマンド)実行時のディスク容量の不足を判断します。

復帰値

0:

正常終了

1:

警告終了

255:

異常終了

参照

監査ログ管理用コマンド

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

Solaris】

Linux】

注意事項

使用例1

ファイル転送情報を更新します。

mpatmtrsdef REP -S c:\savelog 

使用例2

ファイル転送情報の内容を表示します。

mpatmtrsdef DISP

実行結果/出力形式

ファイル転送情報を更新した場合。

mpatm: 情報: 2: mpatmtrsdefコマンドを開始します。
[警告メッセージ、エラーメッセージを標準エラーに出力します]

ファイル転送情報の内容表示をした場合。

mpatm: 情報: 2: mpatmtrsdefコマンドを開始します。

SAVE DIRECTORY=c:\savelog
LIMIT VALUE=80