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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.111 mpaosemex(類似イベント抑止、大量イベント抑止対象外設定コマンド)

機能説明

類似イベント抑止、大量イベント抑止の対象外とするメッセージを定義します。

記述形式

mpaosemex

[-a "msg"|-d "msg"|-all]

オプション

指定なし:

類似イベント抑止、大量イベント抑止の対象外の設定内容を表示します。

-a "msg":

抑止対象外とするメッセージを、2047バイト以内(末尾の改行コードは含まない)で指定します。メッセージは「"」(ダブルクォーテーション)で囲んで指定します。
なお、指定できるメッセージは最大50メッセージです。
通知メッセージがここで定義された文字列と前方一致する場合、つまり、通知メッセージの先頭部分が定義文字列全体を含んでいる場合、抑止処理の対象外となります。

)
msg にAAAを定義した場合

抑止対象外になるもの    :AAA,AAAA,AAABなど
抑止対象外とならないもの:AAB,AAなど

また、ここで定義するメッセージは、Systemwalkerの監視画面(監視イベント一覧)上でメッセージとして表示される形式のもので、ラベル、エラー種別部分を含んだ文字列にしてください。

例)
該当メッセージがWindowsのイベントログに出力されたものである場合、定義する文字列は以下のSystemwalkerの通知形式となります。

イベント種別:ソース名: エラー種別: ID:[タスクのカテゴリ:]説明

項目

説明

イベント種別

出力されたイベントログの種別です。
「AP」、「SE」、または「SY」です。

ソース名

出力されたイベントログのソース名です。

エラー種別

出力されたイベントログのエラー種別です。
「情報」、「警告」、または「エラー」です。

ID

出力されたイベントログに設定されているイベントIDです。

タスクのカテゴリ

出力されたイベントログに設定されているイベントのタスクのカテゴリです。タスクのカテゴリがない場合は、コロン(:)とともに省略してください。

説明

出力されたイベントログに設定されているイベントの説明です。

-d "msg":

抑止対象外の設定から削除するメッセージを指定します。メッセージは「"」(ダブルクォーテーション)で囲んで指定します。

-all

抑止対象外の設定から、すべてのメッセージを削除します。

復帰値

0:

正常終了

1:

コマンドの実行権がない、または、指定したオプションが正しくない

3:

ファイル処理に失敗した(アクセス権なしなど)

7:

同じメッセージが定義されている

8:

抑止対象外定義が最大数に達している

9:

削除するメッセージがない

10:

システムエラー

参照

mpaosemny(類似イベト抑止、大量イベント抑止定義コマンド)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin

Solaris
Linux

/opt/FJSVfwaos/usr/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

Solaris/Linux

注意事項

使用例

抑止対象外とするメッセージとして、「"UX:ABC ERROR: SYSTEM TROUBLE CODE="」を設定します。

mpaosemex -a "UX:ABC ERROR: SYSTEM TROUBLE CODE="

実行結果/出力形式

本コマンドをオプションなしで実行した場合、抑止対象外の設定内容が表示されます。

【Windows版】

C:\ Systemwalker\mpwalker\mpaosfsv\bin> mpaosemex
UX:ABC ERROR:
UX:XYZ ERROR:
Total : 2

Solaris版/Linux版

# /opt/FJSVfwaos/usr/bin/mpaosemex
UX:ABC ERROR:
UX:XYZ ERROR:
Total : 2

メッセージを表示します。

Total:

定義数を表示します。