機能説明
Interstage Java EE 6 DASサービス経由でIJServerクラスタ(Java EE 6)の監視を行うために必要な以下の情報(IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報)を本コマンドにより設定します。
Interstage Java EE 6 DASサービスへの認証に使用するユーザ名
上記ユーザのパスワード
業務ユニット、または、Interstage Application Server 基本製品(以降、「Interstage 基本製品」と記載します)に割り当てたIPアドレス
Interstage Java EE 6 DASサービスの運用管理用HTTPリスナーのポート番号
Interstage基本製品のIJServerクラスタを監視する場合、IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を1件設定します。
Interstage Application Server Consolidation Option(以降、「Interstage Consolidation Option」と記載します)では、業務ユニットごとにIJServerクラスタの運用が可能です。監視したい業務ユニットごとにIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報の設定が必要で、64件登録可能です。
業務ユニット用のIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を指定する場合、-bオプションを使用します。-bオプションを省略した場合は、Interstage 基本製品用のIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報の設定を行います。
記述形式
Interstage 基本製品の場合
APA_Manage_ISJEE6 | add -u ユーザ名 [-h IPアドレス] [-o ポート番号] |
APA_Manage_ISJEE6 | mod [-u ユーザ名] [-h IPアドレス] [-o ポート番号] |
APA_Manage_ISJEE6 | del |
APA_Manage_ISJEE6 | list |
Interstage Consolidation Optionの場合
APA_Manage_ISJEE6 | add -b 業務ユニット名 -u ユーザ名 -h IPアドレス[-o ポート番号] |
APA_Manage_ISJEE6 | mod -b 業務ユニット名 [-u ユーザ名] [-h IPアドレス] [-o ポート番号] |
APA_Manage_ISJEE6 | del -b 業務ユニット名 |
APA_Manage_ISJEE6 | list |
オプション
IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を登録する場合に指定します。
IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を修正する場合に指定します。
IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を削除する場合に指定します。
登録されているユーザ名、ポート番号、および業務ユニット名を一覧表示する場合に指定します。
業務ユニット用のIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を設定する場合に指定します。64件まで設定可能です。業務ユニット名は、Interstage Consolidation Optionで設定されている業務ユニット名を指定します。業務ユニット名は最大16バイトまで指定可能です。また文字種別については半角英数字を指定します。詳細はInterstage Consolidation Optionの“Consolidation Option ユーザーズガイド”を参照してください。-bオプションを指定しない場合、Interstage 基本製品用のIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を設定します。1件設定可能です。
Interstage Java EE 6 DASサービスへの認証に使用するユーザ名およびパスワードを設定します。ユーザ名は最大255バイトまで指定可能です。パスワード長はInterstage Application Serverの推奨値を指定しない場合、認証が正しく行われない場合があるため注意してください。文字列長および文字種別についての詳細はInterstage Application Serverの“Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。
本オプションを指定したあと、対話形式でパスワードの設定を行います。
Interstage Consolidation Optio運用時にIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を設定する場合に指定します。指定可能なIP対応バージョンなどの詳細はInterstage Consolidation Optionの“Consolidation Option ユーザーズガイド”を参照してください。
Interstage Java EE 6 DASサービスの運用管理用HTTPリスナーのポート番号を1~65535の間で指定します。addオプション指定時に省略した場合、デフォルトの12011が使用されます。
復帰値
正常終了
異常終了
コマンド格納場所
Linux | /opt/FJSVsapag/bin/ |
実行に必要な権限/実行環境
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
業務サーバで実行可能です。
使用例
Interstage 基本製品を監視するための認証ユーザ(ユーザ名:username)をデフォルトポート番号(12011)設定で登録する場合
/opt/FJSVsapag/bin/APA_Manage_ISJEE6 add -u username Enter password: Re-enter password: Command succeeded.
業務ユニット配下(業務ユニット名:bizgroup1、IPアドレス192.168.0.1)に作成されたIJServerクラスタを監視するための認証ユーザ(ユーザ名:username)をデフォルトポート番号(12011)設定で登録する場合
/opt/FJSVsapag/bin/APA_Manage_ISJEE6 add -b bizgroup1 -h 192.168.0.1 -u username Enter password: Re-enter password: Command succeeded.
Interstage 基本製品のIJServerクラスタを監視するポート番号を29282に変更する場合
/opt/FJSVsapag/bin/APA_Manage_ISJEE6 mod -o 29282 Command succeeded.
業務ユニット配下(業務ユニット名:bizgroup1)に作成されたIJServerクラスタを監視するための認証ユーザ(ユーザ名:username)のパスワード変更と、192.168.0.10へのIPアドレスの変更、29282へのポート番号変更を同時にする場合
/opt/FJSVsapag/bin/APA_Manage_ISJEE6 mod -b bizgroup1 -h 192.168.0.10 -u username -p 29282 Enter password: Re-enter password: Command succeeded.
Interstage 基本製品のIJServerクラスタを監視する設定を削除する場合
/opt/FJSVsapag/bin/APA_Manage_ISJEE6 del Command succeeded.
業務ユニット配下(業務ユニット名:bizgroup1)に作成されたIJServerクラスタを監視する設定を削除する場合
/opt/FJSVsapag/bin/APA_Manage_ISJEE6 del -b bizgroup1 Command succeeded.
現在登録されているIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定情報をリスト表示する場合
Interstage 基本製品の場合、bizunitnameは“<default>”と表示されます。
またIPアドレスが設定されていない場合は、空欄で表示されます。
/opt/FJSVsapag/bin/APA_Manage_ISJEE6 list bizunitname user IP address port number ------------------------------------------------------ <default> user1 12011 bizunit1 user2 192.168.0.1 29282 bizunit2 user3 192.168.0.2 29283 Command succeeded.
実行結果/出力形式
【復帰値が0の場合】
以下のメッセージが出力されます。
Command succeeded.
【復帰値が1の場合】
以下のメッセージが出力されます。
Usage) APA_Manage_ISJEE6 add -u <username> [-h <ipaddress>] [-o <portnumber>] APA_Manage_ISJEE6 mod [-u <username>] [-h <ipaddress>] [-o <portnumber>] APA_Manage_ISJEE6 del APA_Manage_ISJEE6 add -b <bizunitname> -u <username> -h <ipaddress> [-o <portnumber>] APA_Manage_ISJEE6 mod -b <bizunitname> [-u <username>] [-h <ipaddress>] [-o <portnumber>] APA_Manage_ISJEE6 del -b <bizunitname> APA_Manage_ISJEE6 list
IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定コマンド(APA_Manage_ISJEE6)に指定したパラメタが誤っている場合
正しいパラメタを指定して再度コマンドを実行してください。
ERROR : Failed to register.[%1]
IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定コマンド(APA_Manage_ISJEE6)のaddオプションでの登録に失敗した場合
%1に表示されるエラーコードを参照し、エラーの原因を取り除いてください。
エラーコードの意味は以下のとおりです。
ユーザIDエラーです。
ユーザIDに指定した文字列長または文字種別に誤りがないか確認してください。
パスワードエラーです。
パスワードに指定した文字列長がInterstage Application Serverの推奨値である事を確認してください。
詳細はInterstage Application Serverの“Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。
IPアドレス書式エラーです。
IPアドレスに指定した書式に誤りがないか確認してください。
詳細はInterstage Application Serverの“Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。
ポート番号書式エラーです。
業務ユニット名エラーです。
業務ユニット名に指定した文字列長または文字種別に誤りがないか確認してください。
情報不整合エラーです。
IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定コマンドのlistオプションで以下の観点を確認してください。
・Interstage 基本製品のIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報がすでに設定されてないか
・指定した業務ユニット名のIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報がすでに設定されていないか
・64件の業務ユニット用のIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報がすでに設定されていないか
ERROR: Failed to update.(%1)
IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定コマンド(APA_Manage_ISJEE6)のmodオプションでの登録に失敗した場合
%1に表示されるエラーコードを参照し、エラーの原因を取り除いてください。
エラーコードの意味は以下のとおりです。
ユーザIDエラーです。
ユーザIDに指定した文字列長または文字種別に誤りがないか確認してください。
パスワードエラーです。
パスワードに指定した文字列長がInterstage Application Serverの推奨値である事を確認してください。
詳細はInterstage Application Serverの“Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。
IPアドレス書式エラーです。
IPアドレスに指定した書式に誤りがないか確認してください。
詳細はInterstage Application Serverの“Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。
ポート番号設定範囲エラーです。
業務ユニット名エラーです。
業務ユニット名に指定した文字列長または文字種別に誤りがないか確認してください。
情報不整合エラーです。
業務ユニット名に誤りがないか確認してください。指定した業務ユニット名が正しい場合には、IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定コマンドのlistオプションで対象の情報が登録済みであることを確認してください。
ERROR: Failed to delete.(%1)
IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定コマンド(APA_Manage_ISJEE6)のdelオプションで削除に失敗した場合
%1に表示されるエラーコードを参照し、エラーの原因を取り除いてください。
エラーコードの意味は以下のとおりです。
業務ユニット名エラーです。
業務ユニットエラーが出力された場合には、指定した文字列長または文字種別に誤りがないか確認してください。
情報不整合エラーです。
情報不整合エラーが出力された場合には、業務ユニット名に誤りがないか確認してください。
指定した業務ユニット名が正しい場合には、IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定コマンドのlistオプションで対象の情報が登録済みであることを確認してください。
ERROR: Has been started. Multiples cannot be started.
本コマンドがすでに実行されている場合
実行中のコマンドが終了してから再度実行してください。
ERROR: The error occurred. Please restart this command.
上記以外の異常が発生した場合
コマンドを再度実行してください。
再現する場合は、保守情報ツールを使用して資料を採取し、技術員に連絡してください。