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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.7 APA_Manage_ISJEE6(IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定コマンド)

機能説明

Interstage Java EE 6 DASサービス経由でIJServerクラスタ(Java EE 6)の監視を行うために必要な以下の情報(IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報)を本コマンドにより設定します。

Interstage基本製品のIJServerクラスタを監視する場合、IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を1件設定します。

Interstage Application Server Consolidation Option(以降、「Interstage Consolidation Option」と記載します)では、業務ユニットごとにIJServerクラスタの運用が可能です。監視したい業務ユニットごとにIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報の設定が必要で、64件登録可能です。

業務ユニット用のIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を指定する場合、-bオプションを使用します。-bオプションを省略した場合は、Interstage 基本製品用のIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報の設定を行います。

記述形式

オプション

add:

IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を登録する場合に指定します。

mod:

IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を修正する場合に指定します。

del:

IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を削除する場合に指定します。

list:

登録されているユーザ名、ポート番号、および業務ユニット名を一覧表示する場合に指定します。

-b 業務ユニット名:

業務ユニット用のIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を設定する場合に指定します。64件まで設定可能です。業務ユニット名は、Interstage Consolidation Optionで設定されている業務ユニット名を指定します。業務ユニット名は最大16バイトまで指定可能です。また文字種別については半角英数字を指定します。詳細はInterstage Consolidation Optionの“Consolidation Option ユーザーズガイド”を参照してください。-bオプションを指定しない場合、Interstage 基本製品用のIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を設定します。1件設定可能です。

-u ユーザ名:

Interstage Java EE 6 DASサービスへの認証に使用するユーザ名およびパスワードを設定します。ユーザ名は最大255バイトまで指定可能です。パスワード長はInterstage Application Serverの推奨値を指定しない場合、認証が正しく行われない場合があるため注意してください。文字列長および文字種別についての詳細はInterstage Application Serverの“Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。

本オプションを指定したあと、対話形式でパスワードの設定を行います。

-h IPアドレス:

Interstage Consolidation Optio運用時にIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報を設定する場合に指定します。指定可能なIP対応バージョンなどの詳細はInterstage Consolidation Optionの“Consolidation Option ユーザーズガイド”を参照してください。

-o ポート番号:

Interstage Java EE 6 DASサービスの運用管理用HTTPリスナーのポート番号を1~65535の間で指定します。addオプション指定時に省略した場合、デフォルトの12011が使用されます。

復帰値

0:

正常終了

1:

異常終了

コマンド格納場所

Linux

/opt/FJSVsapag/bin/

実行に必要な権限/実行環境

使用例

実行結果/出力形式

【復帰値が0の場合】

以下のメッセージが出力されます。

Command succeeded.

【復帰値が1の場合】

以下のメッセージが出力されます。

メッセージ1
Usage) APA_Manage_ISJEE6  add -u <username> [-h <ipaddress>] [-o <portnumber>]
       APA_Manage_ISJEE6  mod [-u <username>] [-h <ipaddress>] [-o <portnumber>]
       APA_Manage_ISJEE6  del
       APA_Manage_ISJEE6  add -b <bizunitname>  -u <username> -h <ipaddress> [-o <portnumber>]
       APA_Manage_ISJEE6  mod -b <bizunitname> [-u <username>] [-h <ipaddress>] [-o <portnumber>]
       APA_Manage_ISJEE6  del -b <bizunitname>
       APA_Manage_ISJEE6  list
出力契機:

IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定コマンド(APA_Manage_ISJEE6)に指定したパラメタが誤っている場合

対処方法:

正しいパラメタを指定して再度コマンドを実行してください。

メッセージ2
ERROR : Failed to register.[%1]
出力契機:

IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定コマンド(APA_Manage_ISJEE6)のaddオプションでの登録に失敗した場合

対処方法:

%1に表示されるエラーコードを参照し、エラーの原因を取り除いてください。

エラーコードの意味は以下のとおりです。

001:

ユーザIDエラーです。

ユーザIDに指定した文字列長または文字種別に誤りがないか確認してください。

002:

パスワードエラーです。

パスワードに指定した文字列長がInterstage Application Serverの推奨値である事を確認してください。

詳細はInterstage Application Serverの“Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。

003:

IPアドレス書式エラーです。

IPアドレスに指定した書式に誤りがないか確認してください。

詳細はInterstage Application Serverの“Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。

004:

ポート番号書式エラーです。

005:

業務ユニット名エラーです。

業務ユニット名に指定した文字列長または文字種別に誤りがないか確認してください。

006:

情報不整合エラーです。

IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定コマンドのlistオプションで以下の観点を確認してください。

・Interstage 基本製品のIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報がすでに設定されてないか

・指定した業務ユニット名のIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報がすでに設定されていないか

・64件の業務ユニット用のIJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報がすでに設定されていないか

メッセージ3
ERROR: Failed to update.(%1)
出力契機:

IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定コマンド(APA_Manage_ISJEE6)のmodオプションでの登録に失敗した場合

対処方法:

%1に表示されるエラーコードを参照し、エラーの原因を取り除いてください。

エラーコードの意味は以下のとおりです。

001:

ユーザIDエラーです。

ユーザIDに指定した文字列長または文字種別に誤りがないか確認してください。

002:

パスワードエラーです。

パスワードに指定した文字列長がInterstage Application Serverの推奨値である事を確認してください。

詳細はInterstage Application Serverの“Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。

003:

IPアドレス書式エラーです。

IPアドレスに指定した書式に誤りがないか確認してください。

詳細はInterstage Application Serverの“Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。

004:

ポート番号設定範囲エラーです。

005:

業務ユニット名エラーです。

業務ユニット名に指定した文字列長または文字種別に誤りがないか確認してください。

006:

情報不整合エラーです。

業務ユニット名に誤りがないか確認してください。指定した業務ユニット名が正しい場合には、IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定コマンドのlistオプションで対象の情報が登録済みであることを確認してください。

メッセージ4
ERROR: Failed to delete.(%1)
出力契機:

IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定コマンド(APA_Manage_ISJEE6)のdelオプションで削除に失敗した場合

対処方法:

%1に表示されるエラーコードを参照し、エラーの原因を取り除いてください。

エラーコードの意味は以下のとおりです。

005:

業務ユニット名エラーです。

業務ユニットエラーが出力された場合には、指定した文字列長または文字種別に誤りがないか確認してください。

006:

情報不整合エラーです。

情報不整合エラーが出力された場合には、業務ユニット名に誤りがないか確認してください。

指定した業務ユニット名が正しい場合には、IJServerクラスタ(Java EE 6)監視用情報設定コマンドのlistオプションで対象の情報が登録済みであることを確認してください。

メッセージ5
ERROR: Has been started. Multiples cannot be started.
出力契機:

本コマンドがすでに実行されている場合

対処方法:

実行中のコマンドが終了してから再度実行してください。

メッセージ6
  ERROR: The error occurred.
          Please restart this command.
出力契機:

上記以外の異常が発生した場合

対処方法:

コマンドを再度実行してください。

再現する場合は、保守情報ツールを使用して資料を採取し、技術員に連絡してください。