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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.6 APA_Get_violationlog(稼働ポリシー違反プロセス一覧出力コマンド)

機能説明

記述形式

APA_Get_violationlog

[-s] -d LOG_Dirctory_full_path

オプション

-s:

稼働ポリシー違反プロセスファイル、または稼働ポリシー違反対処プロセス一覧ファイルが存在している場合に、上書きを確認するメッセージを出力せずに、ファイルを強制的に上書きする場合に指定します。

省略した場合は、ファイルの上書きを確認するメッセージを出力します。

-d LOG_Dirctory_full_path:

稼働ポリシー違反プロセスファイル/稼働ポリシー違反対処プロセス一覧ファイルを出力するディレクトリをフルパスで指定します。

256バイト以内で指定します。

省略することはできません。

復帰値

0:

正常終了、上書き中断

1:

異常終了

2:

ファイルに出力する稼働プロセス一覧がない。

参照

稼働ポリシー違反プロセス一覧ファイル

稼働ポリシー違反対処プロセス一覧ファイル

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\Mpapagt\opt\bin

Solaris
Linux

/opt/FJSVsapag/bin/

実行に必要な権限/実行環境

【Windows版】

【UNIX版】

使用例

アプリケーション稼働違反イベント発生時の稼働ポリシー違反プロセス一覧ファイルのログ情報を出力します。

【Windows】

アプリケーション稼働違反イベント発生時の稼働ポリシー違反プロセス一覧ファイルをC:\temp\ 配下に出力する場合。

C:\Systemwalker\mpwalker.dm\mpapagt\opt\bin\APA_Get_violationlog -d C:\temp\

【Solaris/Linux】

アプリケーション稼働違反イベント発生時の稼稼働ポリシー違反プロセス一覧ファイルを/tmp 配下に出力する場合。

/opt/FJSVsapag/bin/APA_Get_violationlog -d /tmp/

出力する稼働ポリシー違反プロセス一覧ファイル/稼動ポリシー違反対処プロセス一覧ファイルがすでに存在する場合は、以下の上書き確認メッセージが出力されます。上書きして処理を続行する場合は「y」を、上書きしない場合はそれ以外を入力します。

May I update the file? [y or n](Default : n) -->

実行結果/出力形式

復帰値が0の場合

メッセージはありません。

復帰値が1の場合

以下のメッセージが出力されます。

メッセージ1
Usage) APA_Get_violationlog [-s] -d LOG_Dirctory_full_path
出力契機:

入力パラメタが誤っている場合

対処方法:

正しいパラメタを指定して再度コマンドを実行してください。

メッセージ2
ERROR:Specified Directory name [XXXXX] is not Directory Path
出力契機:

-dオプションで指定したパラメタにディレクトリ名を指定していないとき

対処方法:

ディレクトリ名を指定してコマンドを再実行してください。

メッセージ3
ERROR:The state of directory path [xxxx] is abnormal.
出力契機:

以下のいずれかの状態でファイルが作成できないとき

  • 指定したディレクトリの状態が書き込み不可、または読み込み不可のとき

  • 指定したディレクトリにアクセス権のないユーザ権限でコマンドを実行したとき

  • ディスクの空き容量不足のため、ファイルの作成ができないとき

  • -d オプションで指定したディレクトリが存在しないとき

対処方法:

以下のいずれかの方法で対処してください。

  • 書き込み/読み込み可能なディレクトリを指定してコマンドを再実行する。

  • ディレクトリに書き込み/読み込み権限をもつユーザ権限にてコマンドを再実行する。

  • ディスクの空き容量不足の場合、空き容量を確保してからコマンドを再実行する。

  • 存在するディレクトリにログファイルを作成するよう指定してコマンドを再実行する。

メッセージ4
ERROR : The error occurred.
Please restart this command.
出力契機:

上記以外の異常が発生した場合

対処方法:

コマンドを再実行してください。再実行しても再現する場合は、保守情報収集ツールを使用して資料を採取し、技術員に連絡してください。

復帰値が2の場合

以下のメッセージが出力されます。

メッセージ
INFO:Output violationlog is not found.
出力契機:

稼働違反イベントが一度も発生していない環境でコマンドを実行した場合

対処方法:

稼働違反イベントを一度発生させた後にコマンドを再実行してください。