機能説明
アプリケーションの稼働ポリシー違反イベントが発生した時の稼働ポリシー違反プロセス一覧ファイルを出力します。
アプリケーションの稼働ポリシー違反イベントが自動対処された時の稼働ポリシー違反対処プロセス一覧ファイルを出力します。
記述形式
APA_Get_violationlog | [-s] -d LOG_Dirctory_full_path |
オプション
稼働ポリシー違反プロセスファイル、または稼働ポリシー違反対処プロセス一覧ファイルが存在している場合に、上書きを確認するメッセージを出力せずに、ファイルを強制的に上書きする場合に指定します。
省略した場合は、ファイルの上書きを確認するメッセージを出力します。
稼働ポリシー違反プロセスファイル/稼働ポリシー違反対処プロセス一覧ファイルを出力するディレクトリをフルパスで指定します。
256バイト以内で指定します。
省略することはできません。
復帰値
正常終了、上書き中断
異常終了
ファイルに出力する稼働プロセス一覧がない。
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\Mpapagt\opt\bin |
Solaris | /opt/FJSVsapag/bin/ |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows版】
Administrator権限/DmAdmin権限/DmOperation権限/DmReference権限が必要です。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
【UNIX版】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
使用例
アプリケーション稼働違反イベント発生時の稼働ポリシー違反プロセス一覧ファイルのログ情報を出力します。
【Windows】
アプリケーション稼働違反イベント発生時の稼働ポリシー違反プロセス一覧ファイルをC:\temp\ 配下に出力する場合。
C:\Systemwalker\mpwalker.dm\mpapagt\opt\bin\APA_Get_violationlog -d C:\temp\
【Solaris/Linux】
アプリケーション稼働違反イベント発生時の稼稼働ポリシー違反プロセス一覧ファイルを/tmp 配下に出力する場合。
/opt/FJSVsapag/bin/APA_Get_violationlog -d /tmp/
出力する稼働ポリシー違反プロセス一覧ファイル/稼動ポリシー違反対処プロセス一覧ファイルがすでに存在する場合は、以下の上書き確認メッセージが出力されます。上書きして処理を続行する場合は「y」を、上書きしない場合はそれ以外を入力します。
May I update the file? [y or n](Default : n) -->
実行結果/出力形式
【復帰値が0の場合】
メッセージはありません。
【復帰値が1の場合】
以下のメッセージが出力されます。
Usage) APA_Get_violationlog [-s] -d LOG_Dirctory_full_path
入力パラメタが誤っている場合
正しいパラメタを指定して再度コマンドを実行してください。
ERROR:Specified Directory name [XXXXX] is not Directory Path
-dオプションで指定したパラメタにディレクトリ名を指定していないとき
ディレクトリ名を指定してコマンドを再実行してください。
ERROR:The state of directory path [xxxx] is abnormal.
以下のいずれかの状態でファイルが作成できないとき
指定したディレクトリの状態が書き込み不可、または読み込み不可のとき
指定したディレクトリにアクセス権のないユーザ権限でコマンドを実行したとき
ディスクの空き容量不足のため、ファイルの作成ができないとき
-d オプションで指定したディレクトリが存在しないとき
以下のいずれかの方法で対処してください。
書き込み/読み込み可能なディレクトリを指定してコマンドを再実行する。
ディレクトリに書き込み/読み込み権限をもつユーザ権限にてコマンドを再実行する。
ディスクの空き容量不足の場合、空き容量を確保してからコマンドを再実行する。
存在するディレクトリにログファイルを作成するよう指定してコマンドを再実行する。
ERROR : The error occurred. Please restart this command.
上記以外の異常が発生した場合
コマンドを再実行してください。再実行しても再現する場合は、保守情報収集ツールを使用して資料を採取し、技術員に連絡してください。
【復帰値が2の場合】
以下のメッセージが出力されます。
INFO:Output violationlog is not found.
稼働違反イベントが一度も発生していない環境でコマンドを実行した場合
稼働違反イベントを一度発生させた後にコマンドを再実行してください。