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Systemwalker Centric Manager V17.0.2 リファレンスマニュアル

1.2.5 APA_CSV_process_list(動作中プロセス情報のCSVファイルへの出力コマンド)

機能説明

コマンドを実行したノードで動作中のプロセス情報をP_Mpapagt(CSVファイルによるアプリケーション情報移入コマンド)で使用できるCSVファイルへ出力します。

本コマンドはログインしたユーザのアクセス権にて動作します。ログインしたユーザのアクセス権でアクセスできないプロセスについては、プロセス情報はCSVファイルに出力されません。

記述形式

APA_CSV_process_list

[-s] [-d CSV_file_full_path] [-z Zone_name] [-n application_name …]

オプション

-s:

出力するCSVファイルがすでに存在する場合に、上書きを確認するメッセージを出力せず、CSVファイルに強制的に上書きする場合に指定します。

必ず第1引数に指定してください。

省略した場合は、出力するCSVファイルがすでに存在すると上書きを確認するメッセージを出力します。

-d CSV_file_full_path:

動作中のプロセス情報を出力するCSVファイル名をフルパスで指定します。

CSVファイルの文字コードは、SJISです。

省略時は、カレントディレクトリに「P_Mpapagt_aplinfo.csv」というファイル名で出力します。

-z Zone_name:

Zone_nameで指定したzoneで動作中のプロセス情報をCSVファイルに出力します。

Solaris 10以降でzoneを指定する場合に有効です。

上記以外の条件では指定できません。

省略した場合は、現在のzoneで動作中のプロセス情報をCSVファイルに出力します。

-n application_name  …:

CSVファイルに出力するアプリケーション名を指定します。

複数のアプリケーション名を指定することが可能です。

複数指定する場合、アプリケーション名とアプリケーション名の間を空白(半角ブランク)で区切ります。

省略した場合は、動作中のすべてのプロセス情報をCSVファイルに出力します。

オプションにて指定するプロセス情報を出力するCSVファイル名、またはアプリケーション名に空白文字を含む場合は、「""」(ダブルクォーテーション)で括って指定してください。

復帰値

0:

正常終了

1:

異常終了

2:

CSVファイルに出力するアプリケーション情報がない。

  • -nで指定したアプリケーションが動作していなかった場合

  • CSVファイルの上書き確認メッセージに対して「n」を指定した場合

参照

アプリケーシン情報ファイル

P_Mpapagt(CSVファイるアプリケーション情報移入コマンド)

コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\Mpapagt\opt\bin

Solaris
Linux

/opt/FJSVsapag/bin

実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

Solaris/Linux

注意事項

使用例1

動作中のすべてのプロセスをCSVファイルに出力する場合

Windows

C:\Systemwalker\mpwalker.dm\mpapagt\opt\bin\APA_CSV_process_list -d C:\temp\P_Mpapagt_aplinfo.csv

動作中のすべてのプロセス情報が「C:\temp」配下の「P_Mpapagt_aplinfo.csv」ファイルに出力されます。

Solaris/Linux

/opt/FJSVsapag/bin/APA_CSV_process_list -d /tmp/P_Mpapagt_aplinfo.csv

動作中のすべてのプロセス情報が「/tmp」配下の「P_Mpapagt_aplinfo.csv」ファイルに出力されます。

Solaris 10以降でzoneを指定する場合の使用例は以下のようになります。

/opt/FJSVsapag/bin/APA_CSV_process_list -d /tmp/P_Mpapagt_aplinfo.csv -z zone1

動作中のすべてのプロセス情報が「/tmp」配下の「P_Mpapagt_aplinfo.csv」ファイルに出力されます。

Solaris 10以降では-zで指定したzone(zone1)で動作中のすべてのプロセス情報が「P_Mpapagt_aplinfo.csv」ファイルに出力されます。

アプリケーション情報を出力するCSVファイルがすでに存在する場合

以下の上書き確認メッセージが出力されます。上書きして処理を続行する場合は「y」を、上書きしない場合はそれ以外を入力します。

May I update the file? [y or n](Default : n) -->

使用例2

動作中のプロセスを指定してCSVファイルに出力する場合

Windows

C:\Systemwalker\mpwalker.dm\mpapagt\opt\bin\APA_CSV_process_list -d C:\temp\P_Mpapagt_aplinfo.csv -n aaa.exe  bbb.exe  ccc.exe

「aaa.exe」、「bbb.exe」、「ccc.exe」のプロセス情報が、「C:\temp」配下の「P_Mpapagt_aplinfo.csv」ファイルに出力されます。

Solaris/Linux

/opt/FJSVsapag/bin/APA_CSV_process_list -d /tmp/P_Mpapagt_aplinfo.csv -n aaa bbb ccc

「aaa」、「bbb」、「ccc」のプロセス情報が、「/temp」配下の「P_Mpapagt_aplinfo.csv」ファイルに出力されます。

Solaris 10以降でzoneを指定する場合の使用例は以下のようになります。

/opt/FJSVsapag/bin/APA_CSV_process_list -d /tmp/P_Mpapagt_aplinfo.csv -z zone1 -n aaa bbb ccc

「aaa」、「bbb」、「ccc」のプロセス情報が、「/temp」配下の「P_Mpapagt_aplinfo.csv」ファイルに出力されます。

Solaris 10以降では-zで指定したzone(zone1)で動作中のプロセスのうち、-nで指定したアプリケーション名に一致するプロセスのプロセス情報が「P_Mpapagt_aplinfo.csv」に出力されます。

アプリケーション情報を出力するCSVファイルがすでに存在する場合

以下の上書き確認メッセージが出力されます。上書きして処理を続行する場合は「y」を、上書きしない場合はそれ以外を入力します。

May I update the file? [y or n](Default : n) -->

実行結果/出力形式