被監視システムで発生したトラブルのうち、一般メッセージおよび高輝度メッセージに対処する方法を説明します。監視イベント一覧で、一般メッセージまたは高輝度メッセージをダブルクリックすると、[監視イベント詳細]ウィンドウが表示されます。
メッセージの対処は、以下の手順で行います。
対処方法を検討する
トラブルに対処する
対処状況を記録する
1)対処方法を検討する
[監視イベント詳細]ウィンドウの[メッセージ説明]欄には、トラブルに対する対処手順が表示されます。これを参考にして、対処方法を検討します。なお、この[メッセージ説明]欄の内容は、あらかじめ定義しておく必要があります。定義方法は“[メッセージ説明]の登録”を参照してください。
2)トラブルに対処する
[監視イベント詳細]ウィンドウで[連携製品の起動]ボタンをクリックすると、監視イベントの種別に応じた、対処アプリケーションが呼び出されます。それぞれのアプリケーションを使って、トラブルに対処します。
[連携製品の起動]ボタンをクリックしたときに呼び出される対処アプリケーションは、[デザインの設定]ダイアログボックスの[監視イベント種別]タブで定義したもので、監視イベント種別ごとに設定されています。[デザインの設定]ダイアログボックスについては、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”、および“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
3)対処状況を記録する
トラブルの対処が完了したら、[監視イベントの状態変更]ウィンドウを表示し、[対応者]名や[メモ]を入力して、対処状況を記録します。状態を[対処済]に変更して[OK]ボタンをクリックすると、[監視イベントの状態変更]ウィンドウが終了し、これらの情報が監視イベント一覧に反映されます。
MSPの高輝度メッセージについて
被監視システムがMSPの場合、高輝度メッセージに対して[監視イベントの状態変更]ウィンドウで、[上記のメッセージを対処済にしたときにシステムコンソールから削除する]をチェックして、状態を[対処済]に変更すると、被監視システムのシステムコンソール上でも、[対処済]状態(コンソールからメッセージを削除する)にすることができます。
[上記のメッセージを対処済にしたときにシステムコンソールから削除する]をチェックしないで、状態を[対処済]に変更すると、監視イベント一覧では[対処済]になりますが、被監視システムのコンソールからはメッセージは削除されません。
Systemwalkerコンソールの[イベント]メニューから[イベントの一括対処]を選択して、複数のメッセージを一括して[対処済]にする場合においても、一括対処するメッセージの中にMSPの高輝度メッセージが含まれている場合には、[監視イベントの一括対処]ダイアログボックスで[該当メッセージをシステムコンソールから削除する]をチェックすることにより、被監視システムのシステムコンソールからメッセージを一括して削除することができます。
なお、常にシステムコンソールからメッセージを削除したり、常にシステムコンソールにメッセージを残すこともできます。設定方法については、“ホスト監視の動作設定”を参照してください。
初期設定の状態では、[イベント]-[イベントの一括対処]メニューは表示されません。