被監視システムで発生したトラブルのうち、返答要求メッセージに返答する方法を説明します。監視イベント一覧で返答要求メッセージをダブルクリックすると、[監視イベント詳細]ウィンドウが表示されます。
返答要求メッセージの返答は、以下の手順で行います。
[監視イベント詳細]ウィンドウの[メッセージ説明]欄には、メッセージに対する対処手順が表示されます。この対処手順を参考に、対処方法を検討します。なお、[メッセージ説明]欄の内容は、あらかじめ登録した場合に表示されます。メッセージ説明の登録については、“[メッセージ説明]の登録”を参照してください。
[監視イベントの状態変更(返答)]ウィンドウを表示し、[返答]欄に返答内容を入力します。
メッセージが返答識別番号または返答識別子(総称して返答識別番号と呼びます)を持っている場合は、[返答]入力域の前に、以下の形式で返答識別番号が表示されます。
被監視システムがMSPの場合については、この返答識別番号を持つメッセージに返答するときに返答内容が空白を含む場合は、返答文字列全体をシングルクォーテーション「 '」で囲んでください。このほか、返答識別番号を持つメッセージの返答にあたっては以下のマニュアルを参照してください。
MSPの場合:
“OS IV/MSP コンソールコマンド文法書”
XSPの場合:
“OS IV/XSP 操作手引書”
対応者名を記録しておく場合は、[対応者]欄に対応者名を8文字以内(全角も半角も1文字と数えます)で入力します。
状態を[返答済]に変更して[OK]ボタンをクリックします。[監視イベントの状態変更(返答)]ウィンドウが閉じます。
監視イベント一覧で、当該メッセージの[状態]欄が[返答済]になります。この[返答済]の状態は、当該システムで返答内容が処理されると同時に、自動的に[対処済]に変化します。
[返答]欄の入力文字数について
[返答]欄の返答内容は、“監視パスの定義”で定義した被監視システムの文字コードに変換されて、被監視システムに送られます。この変換の際には以下に示すように、全角文字と半角文字の間に1バイトの制御記号が付加されます。[返答]欄の返答文字列は変換後の長さが、MSPの場合は126バイト以内に、XSPの場合は67バイト以内になるようにしてください。
また、返答識別番号を持つメッセージに返答する場合は、被監視システムには返答内容の前に「R 返答識別番号,」または「返答識別番号」の文字列が付加された状態で送られます。したがって、返答識別番号を持つメッセージに対して返答する場合は、この文字列の長さを含めて、変換後の長さが126バイトまたは67バイト以内になるようにしてください。
メッセージ状態が[対処済]にならない場合
返答したメッセージの状態が[対処済]にならない場合は、[システム状態]ウィンドウを開いて、当該システムとの主監視パスが正常に接続されているかどうかを確認してください。当該システムとの主監視パスが接続されている場合は、再度、[監視イベントの状態変更(返答)]ウィンドウで返答してください。主監視パスが接続していない場合は、次に当該システムと接続したときにメッセージ状態は[対処済]になります。ただし、返答内容が当該システムで受け付けられていない場合は、同一メッセージが再度表示されますので、そこで再返答してください。