ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager V17.0.2 使用手引書 グローバルサーバ運用管理ガイド

2.2.2 SVPMコンソール番号の定義

SVPMコンソール番号の定義方法について説明します。

SVPM(基本部)は、運用管理サーバと接続するときに運用管理サーバを一つのSVPMコンソールとして扱い、コンソール番号で識別します。

以下の手順で設定を行います。

  1. SVPMコンソール番号定義ファイルの作成

  2. ハードウェア情報定義ファイルの作成

SVPMコンソール番号定義ファイルの作成

SVPMコンソール番号定義ファイル「/etc/opt/FJSVsagt/opafcons」に、連携するSVPMの情報を定義します。以下の形式で定義してください。

SvpmId Svpm-L0B0 Consno Dev [Host-L0 [Svpm-L1B0 Host-L1 [Svpm-L0B1 Svpm-L1B1]]]

設定する情報の内容について説明します。

設定する情報

意味

SvpmId

レコードシーケンス番号(0からの通し番号)とSVPM接続方式

Svpm-L0B0

SVPMのノード名(LAN#0、基本部#0)

Consno

SVPMのコンソール番号

Dev

監視装置(SVPM)

Host-L0

運用管理サーバのノード名(LAN#0)

Svpm-L1B0

SVPMのノード名(LAN#1、基本部#0)

Host-L1

運用管理サーバのノード名(LAN#1)

Svpm-L0B1

SVPMのノード名(LAN#0、基本部#1)

Svpm-L1B1

SVPMのノード名(LAN#1、基本部#1)

SVPM接続方式【Linux版】:

Linux版でSVPMとの接続方式を ssh にする場合、SvpmIdのレコードシーケンス番号の後に「S」を付加してください。

例) レコードシーケンス番号0のSVPMを ssh 接続にする場合

#opafcons sample
0S svpm00 1 SVPM

SVPM接続方式の定義(「S」指定)がない場合、SVPMとの接続は rsh で行われます。

監視装置:

監視装置のタイプを指定します。SVPMの場合は「SVPM」を指定します。

SVPMのノード名:

システム環境の定義”で定義したSVPMのノード名を指定します。SVPMノード名に「:」を指定することはできません。SVPMの導入の状態に応じて、下表に示すようにノード名を指定してください。

SVPMの導入の状態

入力項目

基本部#0

基本部#1

LAN#0
Svpm-L0B0

LAN#1
Svpm-L1B0

LAN#0
Svpm-L0B1

LAN#1
Svpm-L1B1

二重化しない場合

LANを二重化する

装置を二重化する

○:設定が必要    -:設定不要

運用管理サーバのノード名:

SVPMと接続する運用管理サーバのLANアダプタに、設定されたホスト名を指定します。/etc/hostsファイルに、登録されているホスト名を指定してください。

SVPMのLANおよび装置を二重化しておらず、かつ、ホスト名がシステムのノード名と同一である場合は、Host-L0(LAN#0)の設定を省略することができます。SVPMのLANまたは装置を二重化する場合は、Host-L0(LAN#0)およびHost-L1(LAN#1)を指定してください。

SVPMのコンソール番号:

SVPM導入時に、Systemwalker Centric Manager GEEが導入される運用管理サーバに対して割り当てた(“SVPM連携のための作業内容”の(2)の作業で割り当てた)コンソール番号を指定します。

ポイント

1台の運用管理サーバ(Systemwalker Centric Manager GEE)が、連携できるSVPMは最大8台です。

定義例

SVPMを二重化している場合の定義例を以下に示します。

#opafcons sample
0 svpm00 1 SVPM node00 svpm01 node01 svpm10 svpm11

ハードウェア情報定義ファイルの作成

SVPMと接続するための管理情報、ハードウェア情報を管理するための構成情報を、ハードウェア情報定義ファイルに格納します。ハードウェア情報定義ファイルは複数のファイルから構成され、SVPMより収集します。

ハードウェア情報定義ファイルを作成するためには、スーパーユーザで以下のhardctlsetコマンドを実行します。

/opt/FJSVsagt/bin/hardctlset [-i SvpmId]

パラメタの意味は以下のとおりです。

-i:

ハードウェア情報を採取したいSVPMを、SVPMコンソール番号定義ファイルで指定したレコードシーケンス番号で指定します。省略した場合は、全SVPMが対象になります。

SvpmId:

SVPMコンソール番号定義ファイルで指定した、レコードシーケンス番号を指定します。

注意

  • Systemwalker Centric Manager GEEは、SVPM基本部との間で定義情報を反映しあうために、rcpコマンドまたは scpコマンドを利用しています(利用するコマンドはSVPMの接続方式で決まります)。hardctlsetコマンドを実行する前に、rootユーザおよびsyscomユーザがSVPM基本部との間で、rcpコマンドまたは scpコマンドを使用できる環境になっているか必ず確認してください。

  • hardctlsetコマンドがエラー復帰した場合は、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“hardctlsetコマンドに関するメッセージ【UNIX版】”を参照して対処してください。