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ETERNUS SF XL-DATA/MV 13 使用手引書
FUJITSU Storage

10.2.4 コマンド、デーモンまたはサービスが出力するメッセージ

コマンド、デーモンまたはサービスが出力するメッセージを以下に示します。

KJU6000 access error for #filename : #cause - #sysmsg

メッセージの意味

データ転送環境設定ファイルのオープンまたは、読み込みに失敗しました。

パラメタの意味

#filename

データ転送環境設定ファイル名

  • UNIXの場合:mftfenv.conf

  • IAの場合:mftfenv.ini

#cause

原因

open error

データ転送環境設定ファイルのオープンに失敗しました。

以下の原因が主に考えられます。

  • データ転送環境設定ファイルが正しいディレクトリに存在しません。

  • ファイルへのアクセス権限がありません。

read error

データ転送環境設定ファイルの読み込みに失敗しました。

#sysmsg

システムメッセージ

システムの処理

転送コマンドおよび、デーモンまたはサービスは起動しません。

利用者の処置

データ転送環境設定ファイルが以下に示すディレクトリに存在することを確認してください。

  • UNIXの場合:/etc/mftf/env/mftfenv.conf

  • IAの場合:本製品のインストールディレクトリ\mftfenv.ini

また、#sysmsg の内容に応じて対処してください。

KJU6001 setting error for #filename : #cause

メッセージの意味

データ転送環境設定ファイルの項目または、値の指定に誤りがあります。

パラメタの意味

#filename

データ転送環境設定ファイル名

  • UNIXの場合:mftfenv.conf

  • IAの場合:mftfenv.ini

#cause

原因

necessary item is not set ( #item name )

#item name が指定されていません。

invalid item ( #item name )

無効な #item name を指定しました。

duplicate item ( #item name )

#item name が重複しています。

invalid setting ( #item name )

#item name の値が無効です。

#item name が "PUTDIR" の場合は指定ディレクトリが無効です。

syntax error ( #lineno )

行番号 #lineno に文法のエラーがあります。

項目名や値、"="などが記述されていません。

システムの処理

転送コマンドおよび、デーモンまたはサービスは起動しません。

利用者の処置

データ転送環境設定ファイルを正しく指定してください。

  • 正しい項目名を指定してください。

  • 項目に有効な値を指定してください。

  • 文法の誤りを修正してください。

  • PUTDIRを絶対パス、200バイト以内で指定してください。

KJU6002 failed to create directory - #sysmsg

メッセージの意味

データ転送統計情報出力用のディレクトリの作成に失敗しました。

パラメタの意味

#sysmsg

システムメッセージ

システムの処理

転送自体は通常どおりに行われますが、統計情報の出力はされません。

利用者の処置

#sysmsg の内容に応じて対処してください。

KJU6003 output error for #filename : #cause - #sysmsg

メッセージの意味

データ転送統計情報またはデバッグ情報またはエラーログ情報の出力に失敗しました。

パラメタの意味

#filename

ファイル名

データ転送統計情報出力ファイル名またはデバッグ情報出力ファイル名またはエラーログ情報出力ファイル名

#cause

原因

open error

ファイルのオープンまたは、作成に失敗

read error

ファイル読み込みに失敗

write error

ファイル出力に失敗

seek error

ファイルのシークに失敗

lock error

ファイルのロックに失敗

unlock error

ファイルの解放に失敗

stat error

ファイル情報の取得に失敗

malloc error

領域の確保に失敗

#sysmsg

システムメッセージ

システムの処理

#filename にデータ転送統計情報出力ファイル名またはデバッグ情報出力ファイル名が出力された場合は、転送自体は通常どおりに行われますが、統計情報やデバッグ情報は出力されません。

#filename にエラーログ情報出力ファイル名が出力された場合は、エラーログ情報は出力されません。

利用者の処置

#sysmsg の内容に応じて対処してください。

KJU6004 target file changed from #old_filename to #new_filename

メッセージの意味

データ転送統計情報出力ファイルの切り替え条件を満たしたため、対象となるデータ転送統計情報出力ファイルを#old_filenameから#new_filenameに切り替えました。

パラメタの意味

#old_filename

切り替え前の対象データ転送統計情報出力ファイル名

#new_filename

最新の対象データ転送統計情報出力ファイル名

システムの処理

転送自体は通常どおりに行われ、統計情報の出力先を #old_filename から #new_filename に切り替えます。

利用者の処置

必要に応じて、データ転送統計情報出力ファイル( #old_filename )を退避してください。

KJU6005 output #filename

メッセージの意味

#filename にデバッグ情報を出力しました。

パラメタの意味

#filename

デバッグ情報出力ファイル名

利用者の処置

必要に応じて、デバッグ情報出力ファイルを退避してください。

KJU6006 internal error : FUNC=#functionname

メッセージの意味

内部エラーが発生しました。

パラメタの意味

#functionname

内部関数名

システムの処理

転送自体は通常どおりに行われますが、統計情報やデバッグ情報または、エラーログ情報は出力されません。

利用者の処置

調査資料を採取した後、富士通技術員(SE)に連絡してください。