UNIX/IAサーバでは、発生したトラブルの内容によって採取する調査資料が異なります。
トラブルには大きく分けて以下の項目があります。
初期化時のトラブル
データ転送されないトラブル
データ転送中や転送結果のトラブル
SAN連携製品を使用しての、データ転送時のトラブル
UNIX/IAサーバでは、採取する調査資料として以下のものが存在します。
採取する資料 | 採取方法 | トラブル内容 | |||
---|---|---|---|---|---|
(1) 初期化 | (2) 転送前 | (3) 転送中 | (4) SAN連携 | ||
コンソールログ | コンソールログまたは、イベントログのデータを採取します。 | - | ○ | ○ | - |
システムのディスク一覧 | 以下に示す情報を採取します。
| ○ | ○ | - | - |
XLデータムーバのプログラム | 以下に示すディレクトリ配下のファイルを採取します。
| ○ | ○ | ○ | - |
XLデータムーバのプログラム | 以下に示すディレクトリ配下のファイルを採取します。
| - | ○ | ○ | ○ |
環境定義ファイル | 以下に示すファイルを採取します。
| - | ○ | ○ | - |
初期化情報設定ファイル | データ転送用ボリュームの初期化を実行したサーバ上で、以下のファイルを採取します。
| ○ | - | - | - |
初期化時のディスクユーティリティ画面 | ディスクユーティリティを使用した初期化時の各画面のビットマップを採取します。 | ○ | - | - | - |
データ転送用ボリュームの初期化内容 | 以下に示す情報を採取します。
| △ | ○ | ○ | ○ |
デーモンまたはサービスの実行時の情報 | 以下の情報を採取します。
| - | ○ | - | - |
転送コマンドの実行環境情報 | 以下の情報を採取します。
| - | ○ | ○ | - |
データ転送状態 | 以下に示す情報を採取します。
| - | ○ | ○ | ○ |
core dump | UNIX側XLデータムーバのプロセスが異常終了した場合、以下に示す場所にcore dumpが採取されることがあります。 転送コマンドの場合、転送コマンドを実行依頼したカレントディレクトリ。 デーモンの場合、以下のディレクトリ配下に"core"という名前で採取されます。
| △ | △ | △ | - |
クラッシュアドレス情報 | IA側XLデータムーバのプロセスが異常終了した場合、メッセージボックスに表示される、バイナリファイル名(~.exe や ~.dll)、クラッシュアドレスをメモしてください。 | △ | △ | △ | - |
データ転送用ボリュームのダンプ | 以下に示す情報を採取します。
| - | - | △ | ○ |
[0230] エラーログ情報 | データ転送中や初期化中等にエラーが発生した場合、エラーログ情報(メッセージ、エラー箇所、内部情報等)を以下に示すファイルに自動的に格納します。 エラーログ情報出力ファイルについては、E.2.1 [0230]エラーログ情報出力ファイルの採取についてを参照してください。
| ○ | △ | ○ | ○ |
△:採取可能であれば採取する項目
○:採取する項目
採取する資料(ファイル)を送付する場合、tarコマンド等を使用してください。
初期化時のトラブル以外で、トラブルの再現性がある場合には、上記の資料に加えて以下の資料を採取してください。
採取する資料 | 採取方法 |
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XLデータムーバのトレースファイル | UNIX/IA側XLデータムーバのトレースファイルの採取方法については、トレースファイルの採取方法を参照してください。 |