以下に、OS/390のシステムにXLデータムーバをインストールする方法について説明します。
インストールの前準備
インストールの前に、必要なメモリ・DASD所要量が存在するか確認してください。
メモリ・DASD所要量については、以下のソフトウェア説明書の“メモリ・DASD所要量”を参照してください。
『ソフトウェア説明書 FUJITSU XLデータムーバ V11』(資料コード:B991ASB0-30 あるいは B991ASB0-20)
ソフトウェアのインストール
本ソフトウェアは、IEBCOPYを使用してインストールします。
例
----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+ //INSTALL JOB CLASS=A,MSGCLASS=X //COPY EXEC PGM=IEBCOPY //INDD1 DD DSN=MFTF.LOAD,VOL=SER=MFTF01, // LABEL=(1,SL),UNIT=装置番号 //INDD2 DD DSN=MFTF.PARM,VOL=SER=MFTF01, // LABEL=(2,SL),UNIT=装置番号 //INDD3 DD DSN=MFTF.PROC,VOL=SER=MFTF01, // LABEL=(3,SL),UNIT=装置番号 //INDD4 DD DSN=MFTF.SAMP,VOL=SER=MFTF01, // LABEL=(4,SL),UNIT=装置番号 //OUTDD1 DD DSN=SYS1.LINKLIB,DISP=SHR (*1) //OUTDD2 DD DSN=初期化パラメタ格納先データセット,DISP=SHR //OUTDD3 DD DSN=起動プロシジャ格納先データセット,DISP=SHR //OUTDD4 DD DSN=サンプルジョブ格納先データセット,DISP=SHR //SYSPRINT DD SYSOUT=* //SYSIN DD * COPY INDD=INDD1,OUTDD=OUTDD1 COPY INDD=INDD2,OUTDD=OUTDD2 COPY INDD=INDD3,OUTDD=OUTDD3 COPY INDD=INDD4,OUTDD=OUTDD4 /*
*1:インストールライブラリについて
ロードモジュールのインストール先ライブラリは、認定ライブラリとしてください。この例では、"SYS1.LINKLIB"としています。なお、インストール先ライブラリがライブラリー・ルックアサイド(LLA)機能の対象となっている場合は、MODIFY LLAコマンドを使用してライブラリー・ディレクトリー索引の再作成を行ってください。
確認
インストールの結果は、IEBCOPYが正常終了することを確認します。
インストール後の環境設定
グローバルサーバ側(OS/390)の環境設定を参照して、環境設定を行ってください。