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ETERNUS SF XL-DATA/MV 13 使用手引書
FUJITSU Storage

2.1.8 Linuxへのインストール

LinuxのシステムにXLデータムーバをインストール/アンインストールする方法について、以下の順に説明します。

  1. インストール

  2. アンインストール

2.1.8.1 インストール

インストールの前準備

本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。

本ソフトウェアが使用するディスクサイズについては、本製品のCD-ROM内に格納されているインストールガイド (readme.eucまたはreadme.utf) の“静的ディスク資源”を参照してください。

十分な空きがない場合には、ディスクのパーティション構成を設定しなおしてください。

ソフトウェアのインストール

  1. システム上でスーパユーザになります。

    # su     <RETURN>
  2. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットし、以下のコマンドを実行します。

    # mount /dev/cdrom CD-ROMマウントポイント  -r     <RETURN>
  3. CD-ROM媒体内の install.sh を実行します。

    # cd CD-ROMマウントポイント      <RETURN>
    # ./install.sh     <RETURN>

    パッケージの格納ディレクトリを変更するかどうかの確認メッセージが以下のように表示されます。

    変更する場合は、 / で始まるディレクトリ名を指定して <RETURN> を入力してください。変更しない場合は、<RETURN> だけを入力してください。

    ヘルプを見たい場合には、 h または help を指定して <RETURN> を入力してください。

    インストールを中断したい場合には、 q または quit を指定して <RETURN> を入力してください。

    (デフォルトの /opt を推奨します。)

    ***** XL-LINK/Datamover Install *****
    
    Enter path to package base directory. (default: /opt)
      ==>

    次にテンポラリディレクトリを変更するかどうかの確認メッセージが以下のように表示されます。

    変更する場合は、 / で始まるディレクトリ名を指定して <RETURN> を入力してください。変更しない場合は、<RETURN> だけを入力してください。

    ヘルプを見たい場合には、 h または help を指定して <RETURN> を入力してください。

    インストールを中断したい場合には、 q または quit を指定して <RETURN> を入力してください。

    (デフォルトの /var/opt を推奨します。)

    Enter path to temporary files directory.(default: /var/opt)
      ==>

    次にコンフィグレーション用ファイルを格納するディレクトリを変更するかどうかの確認メッセージが以下のように表示されます。

    変更する場合は、 / で始まるディレクトリ名を指定して <RETURN> を入力してください。変更しない場合は、<RETURN> だけを入力してください。

    ヘルプを見たい場合には、 h または help を指定して <RETURN> を入力してください。

    インストールを中断したい場合には、 q または quit を指定して <RETURN> を入力してください。

    (デフォルトの /etc/opt を推奨します。)

    Enter path to configuration files
    directory.(default: /etc/opt)
      ==>
  4. インストールが完了後、正しくインストールされたことを確認するため、rpmコマンドを実行します。

    正しくインストール情報が表示されていることを確認してください。エラーメッセージが表示された場合は、インストールに失敗していますので、後述のソフトウェアのアンインストールによりパッケージを削除して、再度インストールし直してください。

    # rpm -qi XLDatamover_FJSVmftf     <RETURN>

    注意

    initscriptsパッケージがインストールされていない場合、下記のメッセージが出力されますが、XLデータムーバのインストールは問題なく完了しています。

    ln: シンボリックリンク '/etc/rc.d/rc0.d/K00mftfd' の作成に失敗しました: そのようなファイルやディレクトリはありません
    ln: シンボリックリンク '/etc/rc.d/rc1.d/K00mftfd' の作成に失敗しました: そのようなファイルやディレクトリはありません
    ln: シンボリックリンク '/etc/rc.d/rc3.d/S99mftfd' の作成に失敗しました: そのようなファイルやディレクトリはありません
    ln: シンボリックリンク '/etc/rc.d/rc5.d/S99mftfd' の作成に失敗しました: そのようなファイルやディレクトリはありません
    ln: シンボリックリンク '/etc/rc.d/rc6.d/K00mftfd' の作成に失敗しました: そのようなファイルやディレクトリはありません

インストール後の環境設定

UNIX/IAサーバ側の環境設定を参照して、環境設定を行ってください。

2.1.8.2 アンインストール

ソフトウェアのアンインストール

  1. システム上でスーパユーザになります。

    # su     <RETURN>
  2. XLデータムーバのデーモンを停止します。

    # /usr/mftf/lib/mftfd -stopall     <RETURN>
  3. XLデータムーバのデーモン(mftfd)や転送コマンド(mftfsend/mftfrecv)が動作していないことを確認します。

    # ps -ef | grep mftf     <RETURN>
  4. システム上の /etc/mftf/ini を参照し、初期化コマンド実行時に使用した初期化情報設定ファイル(mftfdvini.conf)が存在する場合には退避してください。

    また、/etc/mftf/env 内のデータ転送環境設定ファイル(mftfenv.conf)を参照し、必要があれば退避してください。データ転送統計情報出力ファイルのバックアップがインストール配下(例えば /var/opt/FJSVmftf/data配下等)にある場合には退避してください。

  5. rpmコマンドを実行します。

    # rpm -e XLDatamover_FJSVmftf     <RETURN>