HP-UXのシステムにXLデータムーバをインストール/アンインストールする方法について、以下の順に説明します。
インストール
アンインストール
インストールの前準備
本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。
本ソフトウェアが使用するディスクサイズについては、以下のインストールガイドの“静的ディスク資源”を参照してください。
十分な空きがない場合には、ディスクのパーティション構成を設定しなおしてください。
『インストールガイド ETERNUS SF XL-DATA/MV 13.0 for HP-UXTM Environment』(資料コード:CA91200-U260-01)
『インストールガイド Softek XLデータムーバ 2.3 for HP-UXTM Environment』(資料コード:CA00251-4050-02)
『インストールガイド Softek XLデータムーバ 2.2 for HP-UXTM Environment』(資料コード:CA00251-4050-01)
『インストールガイド XLデータムーバ 2.2 for HP-UXTM Environment』(資料コード:B15200-0220)
『インストールガイド XLデータムーバ 2.1 for HP-UXTM Environment』(資料コード:B15200-0210)
『インストールガイド XLデータムーバ 2.0 for HP-UXTM Environment』(資料コード:B15200-0200)
ソフトウェアのインストール
システム上でスーパユーザになります。
# su <RETURN>
以下のコマンドを実行します。
# mkdir -p /cdrom <RETURN> (*1)
*1:/cdromがない場合だけ必要です。
以下のコマンドを実行し、pfsが稼働しているか判別します。pfsが稼働している場合は、7.に進みます。
# ps -ef | grep pfs <RETURN>
以下のコマンドを実行し、CD-ROMのデバイス名を調べます。
# ioscan -funC disk <RETURN>
ファイル /etc/pfs_fstab に以下の行を追加します。
/dev/dsk/c8t0d0 /cdrom pfs-rrip xlat=unix10 (*2)
*2:"/dev/dsk/c8t0d0" の部分には 4.で調べたデバイス名を指定します。
以下のコマンドを実行します。
# nohup /usr/sbin/pfs_mountd & <RETURN> # nohup /usr/sbin/pfsd & <RETURN>
CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットし、以下のコマンドを実行します。
# /usr/sbin/pfs_mount /cdrom <RETURN>
インストールするディレクトリに移動します( /opt を推奨します)。
# cd /opt <RETURN>
以下の操作を行いインストールします。
# tar xvfo /cdrom/FHPmftf.tar <RETURN>
ディレクトリを移動し、install.shを起動します。
# cd FHPmftf <RETURN> # ./install.sh <RETURN>
以下のコマンドを実行し、CD-ROM媒体を排出可能な状態にします。
# /usr/sbin/pfs_umount /cdrom <RETURN>
インストール後の環境設定
UNIX/IAサーバ側の環境設定を参照して、環境設定を行ってください。
ソフトウェアのアンインストール
システム上でスーパユーザになります。
# su <RETURN>
XLデータムーバのデーモンを停止します。
# /usr/mftf/lib/mftfd -stopall <RETURN>
XLデータムーバのデーモン(mftfd)や転送コマンド(mftfsend/mftfrecv)が動作していないことを確認します。
# ps -ef | grep mftf <RETURN>
システム上の /etc/mftf/ini を参照し、初期化コマンド実行時に使用した初期化情報設定ファイル(mftfdvini.conf)が存在する場合には退避してください。
また、/etc/mftf/env 内のデータ転送環境設定ファイル(mftfenv.conf)を参照し、必要があれば退避してください。データ転送統計情報出力ファイルのバックアップがインストール配下(例えば /var/opt/FJSVmftf/data配下等)にある場合には退避してください。
インストールしたディレクトリ(例は /opt です)に移動して、アンインストールします。
# cd /opt <RETURN> # cd FHPmftf <RETURN> # ./uninstall.sh <RETURN>