ジョブファイルを検索するためのPATH環境変数を設定できます。
定義ファイルにPATH環境変数に追加したいパスを指定しておくと、パスが省略されたジョブファイルはこのPATH環境変数を利用して検索されるようになります。
このため、ジョブファイルをフルパスで指定する必要がなくなります。
定義手順
PATH環境変数に追加したいパスは、ジョブの投入先サーバに定義します。以下の手順で定義してください。複数サブシステム運用を行っている場合は、サブシステムごとに作成してください。
なお、PATH環境変数定義は、システム管理者のみ定義することができます。
ジョブの投入先の確認
対象のジョブの投入先がローカルかネットワークかを確認します。
PATH環境変数定義ファイルの編集
ローカルジョブの場合はスケジュールサーバ、ネットワークジョブの場合は実行サーバのPATH環境変数定義ファイルに、viやメモ帳などのエディタを使用して、PATH環境変数に追加したいパスを記述します。
PATH環境変数定義ファイルの記述方法や格納場所、注意事項については、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”を参照してください。
注意
旧バージョン互換(旧・標準)(NORMAL)属性【UNIX版】のジョブの場合、PATH環境変数定義ファイルの指定は無効となります。
設定は即時有効になります。運用中の変更などは影響の考慮が必要です。
参考
バックアップ・リストアについて
PATH環境変数定義ファイルは、バックアップ・リストアの対象です。
バックアップ・リストアする時の手順については、“第3章 運用環境をバックアップ・リストアする”を参照してください。
ポリシー情報の抽出・配付について
PATH環境変数定義ファイルは、ポリシー情報の抽出・配付の対象です。[ポリシーの抽出]ウィンドウ-[環境定義]シートの[運用情報]を選択することで、ポリシー情報を抽出・配付することができます。
ポリシー情報を抽出・配付する手順については、“2.13.1 ポリシー情報の抽出”および“2.13.2 ポリシー情報の配付”を参照してください。