実行サブシステム名を定義しておくと、ネットワークジョブの実行サーバ名として実行サブシステム名を使うことができるようになります。
定義には、実行サブシステム名に対応するホスト名とサブシステム番号を定義します。これにより、実行サブシステム名を指定したネットワークジョブは、定義したホスト名およびサブシステム番号に置き換えられてジョブが投入されます。
以下のような運用をしたい場合、実行サブシステム名を定義します。
ホスト名とサブシステム番号の組合せに対して意味のある名前をつけて、ネットワークジョブを実行するサブシステムの指定をわかりやすくしたい。
システム移行などにより実行サーバ名が変更されるが、ジョブネットに登録した[デフォルトホスト名]やジョブに登録した[依頼ホスト名]を変更せずに運用したい。
定義手順
実行サブシステム名は、ジョブの投入元サーバ(スケジュールサーバ)に定義します。以下の手順で定義してください。ジョブの投入元サーバが複数サブシステム運用を行っている場合は、サブシステムごとに作成してください。
なお、実行サブシステム名の定義は、システム管理者のみ定義することができます。
編集対象の実行サブシステム名を使用して動作しているジョブが存在しないことを確認します。存在する場合は、終了を待つか強制終了します。
実行サブシステム名定義ファイルの編集
viやメモ帳などのエディタを使用して、実行サブシステム名、ホスト名、サブシステム番号を記述します。
ジョブ実行制御の再起動
設定を有効にするには、ジョブ実行制御の再起動が必要です。ジョブ実行制御サービス/デーモンを再起動してください。
実行サブシステム名定義ファイルの記述方法、ファイルの格納場所および注意事項については、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”を参照してください。
参考
バックアップ・リストアについて
実行サブシステム名定義ファイルは、バックアップ・リストアの対象です。
バックアップ・リストアする時の手順については、“第3章 運用環境をバックアップ・リストアする”を参照してください。
ポリシー情報の抽出・配付について
実行サブシステム名定義ファイルは、ポリシー情報の抽出・配付の対象です。[ポリシーの抽出]ウィンドウ-[環境定義]シートの[運用情報]を選択することで、ポリシー情報を抽出・配付することができます。
ポリシー情報を抽出・配付する手順については、“2.13.1 ポリシー情報の抽出”および“2.13.2 ポリシー情報の配付”を参照してください。