帳票内の文字列を仕分けキーとする場合、仕分け定義体の作成時に利用するため、帳票内の文字列の出力位置を把握します。“4.4 帳票ダンプ出力機能”を使用して、帳票単位に帳票内の文字列の出力位置をCSV形式で採取します。
帳票ダンプ出力を行う場合は、SMレコードの運用形態に、帳票ダンプ出力「9」を指定します。
帳票ダンプ出力機能の出力例を以下に示します。
富士通ホスト帳票を仕分ける場合
ページ,文字列,行,開始桁,終了桁 1,OVL=OVL1 1, “ABC銀行“,5,1,12 1, “東京本店“,5,16,25 1, “20“,6,1,2 :
オープン帳票を仕分ける場合
ページ,行,文字列,左上X座標,左上Y座標,右下X座標,右下Y座標 1,OVL=OVL2 1,1, “ABC銀行“,2475,1770,3940,2070 1,1, “東京本店“,4155,1770,5400,2070 1,2, “20“,5535,2295,6045,2460 :
補足
富士通ホスト帳票を仕分ける場合
印刷データ内に2バイトシフトコード(16進数で28,38)および1バイトシフトコード(16進数で29)で囲まれる全角文字列があった場合、2バイトシフトコードから1バイトシフトコードまでを、1つの文字列として出力します。またこの時、2バイトシフトコード、1バイトシフトコードおよびJEFデバイス制御コードは、開始桁および終了桁には含まれません。
オープン帳票を仕分ける場合
リスト管理サーバに帳票を一旦登録し、List Worksクライアントで表示し、範囲選択機能を利用することでも座標値を確認することができます。この場合、現在、マウスでポイントしている位置が、ウィンドウ左下部分に表示されます。この時に表示されている値は、そのまま座標値として使用できます。