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Interstage List Works V11.0.0 帳票仕分け手引書
FUJITSU Software

4.4 帳票ダンプ出力機能

帳票ダンプ出力機能とは、帳票内の文字列の出力位置をCSV形式で出力する機能です。帳票内の文字列の出力位置を正確に把握することができます。

定義例

帳票ダンプ出力を行う場合は、SMレコードの運用形態に、帳票ダンプ出力「9」を指定します。

参照

SMレコードについては、“D.5 共通仕分け定義レコード(SMレコード)”を参照してください。

帳票の1ページ目を帳票ダンプ出力する場合の定義例を以下に示します。

SM,9,1,

出力先

帳票ダンプ出力結果は、仕分け環境定義ファイル(setup.ini)のdumpキーワードで指定したフォルダに、Dump_xxxx.csvファイルとして出力されます。xxxxは0~9999までの追番で、サイクリックに使用され、既に同名ファイルが存在した場合は上書きされます。

出力形式

ダンプの先頭行には帳票で使用するオーバレイ名が出力されます。

出力形式の文字列項目はダブルクォーテーション(")で囲われます。

注意

  • 仕分け環境定義ファイル(setup.ini)に使用可能な文字コードは、UTF-8です。

  • 帳票ダンプは、仕分け定義ファイル適用コマンド(astfdef/astodef)実行後に、仕分け処理を実行することにより出力されます。この場合仕分けは実行されずに、帳票ダンプのみ出力します。

  • “文字列”に全角文字で、JIS非漢字、JIS第一水準漢字、JIS第二水準漢字または、旧字体の文字が含まれている場合は、この文字の部分が代替文字に置き換わったり、欠落します。

  • 文字列の左上X 座標,左上Y 座標,右下X 座標,右下Y 座標は、ページの左上を原点とした0~65535の範囲の値(1440dpi単位)です。

出力例

帳票ダンプ出力結果の出力例を以下に示します。

補足