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Systemwalker Centric Manager V17.0.1 使用手引書 監視機能編(互換用)

8.1.1 Systemwalkerコンソール

Systemwalkerコンソールを起動する手順を説明します。

Systemwalkerコンソールの接続先の運用管理サーバ

Systemwalkerコンソールは、以下の運用管理サーバに接続します。

【UNIX版】

操作するコンピュータ:運用管理クライアント

【Windows版】

操作するコンピュータ:運用管理サーバ

接続する運用管理サーバ

Systemwalkerコンソールを起動した運用管理サーバ

操作するコンピュータ:運用管理クライアント

詳細な設定方法は、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”の“運用管理クライアントをセットアップする(運用管理クライアント)”を参照願います。

Systemwalkerコンソールを起動するユーザ

Systemwalkerコンソールは、以下のユーザで起動します。

【UNIX版】

操作するコンピュータ:運用管理クライアント

[Systemwalkerコンソールセットアップ]-[接続先の設定]画面で、[Windowsにログインしているユーザーでログインする]と選択した場合には、Systemwalkerコンソールを起動できません。

【Windows版】

操作するコンピュータ:運用管理サーバ、運用管理クライアント

起動するユーザの条件

ユーザの所属グループ

[Systemwalkerコンソール[編集]]を操作する

[Systemwalkerコンソール[監視]]を操作する

Administratorsグループ

DmAdminロール

DmOperationロール

×

DmReferenceロール

×

○:操作可能、×:操作不可

ユーザをロールに登録する方法については、“アクを定義する”を参照してください。

自動再接続による起動の設定

設定項目と初期値を説明します。

設定手順を説明します。

  1. [スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[Systemwalkerコンソールセットアップ]を選択します。

    →[Systemwalkerコンソールセットアップ]ダイアログボックスが表示されます。

  2. 設定項目のツリーから項目を選択し、各項目を指定します。

[Systemwalkerコンソールセットアップ]画面の詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。

Systemwalkerコンソールを起動する

[Systemwalkerコンソールセットアップ]画面で、[起動時にログイン画面を表示しない](運用管理クライアントのみ)および、[常に自動再接続を行う]を指定した場合の手順を説明します。

自動再接続については、“自動再接続においてSystemwalkerコンソールを起動する”を参照してください。

  1. [スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[Systemwalkerコンソール]を選択します。

    →Systemwalkerコンソールが表示されます。

ポイント

接続先の運用管理サーバのホスト名が設定されていない場合

接続先の運用管理サーバのホスト名が設定されていない場合、以下のダイアログが表示されます。

このダイアログが表示された場合に、運用管理サーバのホスト名を設定する手順を説明します。

  1. [OK]ボタンをクリックします。

    →[Systemwalkerコンソールセットアップ]ダイアログボックスが表示されます。

  2. 運用管理サーバのホスト名を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

    →Systemwalkerコンソールが表示されます。

自動再接続においてSystemwalkerコンソールを起動する

自動再接続コンソールを使用すると、Systemwalkerコンソールが終了した場合には、自動的に再接続されます。以下の現象が発生すると、Systemwalkerコンソールは終了します。

自動再接続コンソールを使用すると、タスクトレイには自動再接続機能のアイコンが表示されます。以下の条件のとき、タスクトレイのアイコンの背景が赤色で表示されます。

上記の「自動再接続アイコン」をダブルクリックすると、[自動再接続]ウィンドウが表示されます。自動再接続の状態によって、次の4パターンのどれかで表示されます。

状態

説明

運用中

正常に運用している。

再接続中

Systemwalkerコンソールが異常終了し、通信環境の確認を行っている。

起動確認中

Systemwalkerコンソールが起動し、再接続後に正常運用されたと見なすまでの間の状態

再接続停止

異常が発生し、再接続を試みたがリトライ回数をオーバーして接続に失敗した。

自動再接続の変更手順

以下の項目を変更できます。

ポイント

初回起動時のノード検出

[Systemwalkerコンソール[監視]]を初めて起動する場合は、[ノード検出]ダイアログボックスが表示されます。[ノード検出]ダイアログボックスでは、「運用管理サーバが属するサブネット」、または「LAN接続されたネットワーク」上のノードを自動的に検出することができます。ノードの自動検出を行わない場合は、[キャンセル]ボタンをクリックします。

ノード検出の設定項目を以下に示します。

  • [検出モード]

  • [検出対象]

  • [ポーリング]([タイムアウト時間]、[リトライ回数])

  • [SNMPエージェント]([コミュニティ名](SNMPv1、SNMPv2Cの場合)、[SNMPv3の設定](SNMPv3の場合)、[バージョン])

なお、接続先の運用管理サーバの運用形態が以下の場合には、ノード検出は実行されません。

  • 全体監視サーバ

  • 冗長二重化されている場合の従系サーバ

ノード検出の設定については、“ノード検出する”を参照してください。

[Systemwalkerコンソール[監視]]

[Systemwalkerコンソール[監視]]は、監視対象のノードや業務/アプリケーションで発生した異常および稼働状態を監視するためのウィンドウです。また、各種操作機能の呼び出しを行うことができます。

[Systemwalkerコンソール[監視]]ウィンドウの起動方法

Systemwalkerコンソールの[機能選択]コンボボックスで[監視]を選択するか、[ファイル]メニューから[機能選択]-[監視]を選択して、[Systemwalkerコンソール[監視]]を表示します。

インストール直後の場合は、[Systemwalkerコンソール[監視]]が自動的に表示されます。

[Systemwalkerコンソール[編集]]

[Systemwalkerコンソール[編集]]は、ツリーを編集したり、監視対象のノードや業務/アプリケーションを追加したりするためのウィンドウです。ポリシーの定義/配付も本ウィンドウで行います。また、各オブジェクト間を関係付けることにより、監視時に異常が発生した場合の影響範囲を定義することができます。

[Systemwalkerコンソール[編集]]ウィンドウの起動方法

Systemwalkerコンソールの[機能選択]コンボボックスで[編集]を選択するか、[ファイル]メニューから[機能選択]-[編集]を選択して、[Systemwalkerコンソール[編集]]を表示します。

Systemwalkerコンソールでできること

Systemwalkerコンソールに表示されるメニュー項目の一覧については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“Systemwalkerコンソールのメニュー項目”を参照してください。選択しているツリーによって、利用可能なメニュー項目が異なります。また、DmOperationロールまたはDmReferenceロールに所属するユーザの場合、利用可能なメニュー項目が制限されます。

ポイント

Systemwalkerコンソールにログインするユーザごとに、メニュー項目の表示/非表示をカスタマイズすることができます。ただし、ユーザが所属するロールの制限を超えてメニュー項目を表示させることはできません。

  • メニュー項目のカスタマイズは、Systemwalkerコンソールのメニュー表示設定コマンド(MpBcmMenuSetup)で行います。

  • メニュー項目のカスタマイズは、ロールまたはユーザ単位で行います。

  • [Systemwalkerコンソール[監視]]のメニュー項目のみカスタマイズ可能です。[Systemwalkerコンソール[編集]]のメニュー項目はカスタマイズできません。

Systemwalkerコンソールのメニュー表示設定コマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

また、デフォルトで非表示となっているメニューでも、カスタマイズにより表示可能なメニューもあります。詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“Systemwalkerコンソールのメニュー項目”を参照してください。

Systemwalkerコンソールのツリー

Systemwalkerコンソールでは、以下のツリーを使用できます。

ポイント

ノード一覧ツリーとノード管理ツリーの編集方法については、“ノードを管理するための設定を行う”を参照してください。

業務管理ツリー、アプリケーション一覧ツリー、データベース一覧ツリーおよび管理者一覧ツリーの編集方法については、“監視する業務を登録する”を参照してください。

ツリーの違いと用途

ツリーの違いと用途について以下に一覧を示します。

ツリー名

説明

階層

ノード一覧

Systemwalkerの運用形態に合わせた階層で、ノードを管理します。ノード一覧ツリーはインストール時に自動的に作成されます。ノードや部門、サブネット、クラスタの作成、更新、削除はこのツリーでしか行えません。

ノード一覧ツリーを含めて3階層まで作成可能

ノード管理ツリー

目的にあった配置/監視を行いたい場合に作成します。

ノード一覧はサブドメイン、サブネットを中心に作成しますが、ノード管理ツリーではサブドメイン、サブネットにとらわれないフォルダの作成ができます。

)

ある特定のノードを監視

  • ネットワーク機器を監視

  • 監視対象ノードのみを監視

  • サーバのみを監視

業務管理ツリー

ノード管理ツリーでの監視に加えて、アプリケーション、データベース、管理者、ワークユニット/IJServerクラスタ、パッケージを同一フォルダに加えて監視を行うことが可能です。

)

  • ある特定のノードおよびノード上で動作するアプリケーションを一括して監視

ツリーを選択する

Systemwalkerコンソールのツリーを切り替える場合、注意する事項について説明します。

マップ表示とリスト表示

Systemwalkerコンソールは、ツリー上で選択したフォルダに所属するノード、アプリケーション、業務などのオブジェクトを「マップ形式」または「リスト形式」で表示することができます。各表示形式は、[表示]メニューから[マップの表示]または[リストの表示]を選択して切り替えます。表示形式は一度変更すると、別のツリーやフォルダに移動しても有効です。

Systemwalkerコンソールでツリーを「リスト形式」で表示した際に、[詳細]項目に表示されるアルファベットの意味は以下の通りです。

アルファベット文字

意味

詳細

S

システム監視対象ノード

対象のノードでシステム監視の機能が使用可能です。

P

性能監視(ネットワーク性能)対象ノード

対象のノードで性能監視の機能が使用可能です。

A

アプリケーション管理対象ノード

対象のノードでアプリケーション管理の機能が使用可能です。

C

PowerChute Plus対象ノード

対象のノードでPowerChute Plusの機能が使用可能です。

M

PMAN対象ノード

対象のノードでPMANの機能が使用可能です。

L

Wakeup On LAN対象ノード

対象のノードでWakeup On LANの機能が使用可能です。

W

PowerChute Plus、PMAN、Wakeup On LAN以外の電源制御装置対象ノード

対象のノードで左記以外機能が使用可能です。

E

インターネット環境のノード

対象のノードはインターネット環境のノードです。

D

DHCP対象ノード

対象のノードでDHCP運用が可能です。

R

RAS接続ノード

対象のノードでRAS接続できます。

G

インストールレス型エージェント対象ノード

対象のノードはインストールレス型エージェントのノードです。

表示するオブジェクトの絞り込み/表示する項目の選択

「リスト形式」で表示する場合、表示するオブジェクトの種類を絞り込んだり、表示する項目を選択したりできます。これらの操作は[リスト表示の設定]ダイアログボックスから行います。[リスト表示の設定]ダイアログボックスは、以下の手順で表示します。

  1. [Systemwalkerコンソール[監視]]画面の[表示]メニューから[リストの表示]を選択し、リスト形式に切り替えます。

  2. [表示]メニューから[マップ/リストの表示設定]を選択し、[リスト表示の設定]ダイアログボックスを表示します。

    表示の絞り込みは一度変更すると、別のツリーやフォルダに移動しても有効です。

監視イベント一覧

発生した監視イベントが一覧で表示されます。表示される監視イベントの件数は、起動時には最大100件(注)です。その後、監視イベントが発生するたびに、最大で1,000件(注)まで表示できます。

ポイント

  • 最終行を選択している状態、かつ最終行が表示されているときに監視イベントが発生した場合、自動的にスクロールが行われます。それ以外の場合は、自動スクロールは行われません。

  • 監視イベント一覧の[フォルダ]の欄には、表示しているツリー上の所属[表示名](ルートフォルダから、所属するフォルダまでの連続したフォルダの[表示名])が表示されます。ただし、ノード管理ツリー上の別フォルダに複数の同一ホストが存在する場合は、どのフォルダ配下の所属[表示名]が表示されるかは不定です。

  • 以下の文字は、半角空白に変換されて監視イベント一覧に表示されます。

    • TAB文字や改ページなどの制御文字

Systemwalkerコンソールの終了

[機能]メニューの[終了]を選択します。自動再接続を使用していた場合、Systemwalkerコンソールを終了すると自動再接続機能も終了します。

[自動再接続の終了]ボタンをクリックした場合

[自動再接続]ウィンドウの[自動再接続機能の終了]ボタンをクリックすると、自動再接続機能を終了することができます。このとき、Systemwalkerコンソールが起動している場合は、手動でSystemwalkerコンソールを終了させる必要があります。

Systemwalkerコンソールから起動した子画面の終了について

Systemwalkerコンソールを終了する際、Systemwalkerコンソール上から起動した画面(以降、「Systemwalkerコンソール上から起動した画面」を「子画面」と略します)が起動中の場合は、子画面についてもSystemwalkerコンソールの終了に合わせて終了します。

  • 終了対象となる子画面は、Systemwalker Centric Manager製品に含まれる画面です。下記機能で登録された画面などのSystemwalker Centric Manager以外の画面については終了しません。

    • [操作メニュー登録]画面、およびmpaplreg(監視画面のメニュー項目登録コマンド)で登録された画面

    • [デザインの設定]画面の[監視イベント種別]タブ内で、連携製品として登録された画面

    • OS標準のping、ftpなど

    • バッチ業務などの他製品の画面

  • Systemwalkerコンソールを終了する際、終了対象となる子画面の一覧がダイアログ表示されますので、対象画面を終了しても問題ないかを確認後、一覧ダイアログ上の[OK]ボタンを押下することで子画面が終了します。なお、子画面について編集/操作中の画面がある場合、該当の画面を閉じてからSystemwalkerコンソールを終了するようにしてください。
    ただし、Systemwalkerコンソールがネットワーク断などの原因により異常終了した際には、一覧ダイアログは表示されずに子画面が終了します。
    また、Systemwalkerコンソールが異常終了した場合、Systemwalkerコンソールから起動した[ハード監視制御]ウィンドウは、すべて終了します(接続先の運用管理サーバに依存しません)。

  • Systemwalkerコンソールを終了する際、表示されているメッセージボックスについてもSystemwalkerコンソールの終了に合わせて終了します。また、各ノードに対して何らかの操作を行いその処理結果をメッセージボックスで表示する場合がありますが、処理が完了する前にSystemwalkerコンソールを終了した場合もメッセージボックスは表示されなくなります。

Windowsからログオフする場合

Windowsログオフ時には、Systemwalkerコンソールを終了してから、Windowsをログオフしてください。