Systemwalker Webコンソールとは、WWWブラウザを使用してSystemwalker Centric Managerのイベント監視機能を利用するためのコンソールです。
システム全体のネットワーク構成を、マップ形式またはリスト形式で表示します。
監視イベントに対する対応処理(対処/保留)を行うことができます。
イベント監視の監視対象ノードに対し、リモートコマンドを発行できます。
Systemwalker Webコンソール、およびSystemwalker Webコンソール(互換)の使用方法について説明します。
Systemwalker Webコンソールは、以下を表示することができます。
画面 | 内容 | |
---|---|---|
[ポータル]画面 | 監視状況 | イベント監視や稼働監視により検出された情報のサマリを表示します。 |
[監視]画面 | [Systemwalker Centric Manager Webコンソール画面]を表示します。 |
Systemwalker Webコンソールを使用する方法について説明します。
Systemwalker Webコンソールを起動する
Systemwalker Webコンソールは以下のどちらかの方法で起動します。
注意
Systemwalker Webコンソールは、初期状態ではSSL暗号化通信(https)を行いません。
SSL暗号化通信を使用しない場合、IDやパスワードなどがネットワーク上にそのまま流失してしまうため、SSL暗号化通信を使用するか、または通信データが傍受されないような対策を実施することを推奨します。
SSL暗号化通信を使用する場合の環境設定方法については、“SSL暗号化通信(HTTPS通信)を有効にする”を参照してください。
WWWブラウザでURLを指定して起動する
自動的に環境設定されたWeb連携機能Systemwalker Webコンソールを使用する場合、WWWブラウザで以下のURLを入力し、ログイン画面を表示して利用します。
http://運用管理サーバのコンピュータ名またはIPアドレス:9800/console/
注意
“接続先ポート番号をカスタマイズする”の手順で使用するポート番号を9800から変更した場合は、URLに指定するポート番号も変更してください。
“SSL暗号化通信(HTTPS通信)を有効にする”の手順でSSL暗号化通信を有効にした場合、URLに指定するプロトコルを「http」から「https」に変更してください。
運用管理サーバをクラスタとして運用している場合は、その論理IPアドレスまたは論理IPアドレスに対応するホスト名を指定してください。
Windowsの[スタート]メニューから起動する
[スタート]-[Systemwalker Centric Manager]-[Systemwalker Webコンソール]を選択します。
WWWサーバの設定を変更した場合、[スタート]メニューの設定も変更内容に合わせて変更する必要があります。
設定の変更方法については、“WWWサーバの設定を変更した場合”を参照してください。
以下の画面が表示されたら、運用管理サーバに対してログインが許可されているユーザIDとパスワードを入力します。
ログインが許可されているユーザIDとは、システム管理者、DmAdmin、DmOperationまたはDmReferenceのいずれかのロールに所属しているユーザIDです。インストール直後は、Systemwalker管理者アカウントを含むすべてのアカウントは、いずれのロールにも所属していません。
注意
Internet Explorer利用時の注意事項
同一端末で複数のWWWブラウザを利用し、Systemwalker Webコンソールにログインした場合、いずれかのWWWブラウザでログアウトすると、その他のWWWブラウザでもセッションが切断されて再ログインが要求される場合があります。これはWWWブラウザを同一のセッションで利用した場合に発生します。
複数のWWWブラウザを利用する場合は、以下の手順に従い、WWWブラウザごとに新規セッションを利用してください。
WWWブラウザを起動後、Altキーを押しメニューバーを表示します。
メニューバーの[ファイル]メニューから[新規セッション]を選択して新しいウィンドウを起動します。
アドレスバーにSystemwalker WebコンソールのURLを入力し、新規セッションでログインします。
[ポータル]画面で監視状況を表示する
Systemwalker Webコンソールの[ポータル]メニューを選択し、[ポータル]画面を表示します。
[ポータル]画面で、[監視状況]サブメニューを選択すると、イベント発生状況と監視システムの稼働状況(監視状況)が表示されます。
監視状況の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“Systemwalker Webコンソールの監視状況を表示する”を参照してください。
[監視]画面を表示する
Systemwalker Webコンソールの[監視]メニューを選択すると、[監視]画面が表示されます。
Systemwalker Webコンソールを終了する
Systemwalker Webコンソールで、[ログアウト]のリンクをクリックするとウィンドウを閉じます。
Systemwalker Webコンソールをカスタマイズする
Systemwalker Webコンソールは以下をカスタマイズすることができます。
接続先ポート番号
SSL暗号化通信の設定
Systemwalker Webコンソールのカスタマイズについては、“Systemwalker Webコンソールをカスタマイズする”を参照してください。
以下の手順で、Systemwalker Webコンソール(互換)の[監視イベント一覧]ページを表示します。
[Systemwalker Web連携]ページを表示する
WWWブラウザで以下のURLを入力し、[Systemwalker Web連携]のページを表示します。
http://運用管理サーバのコンピュータ名またはIPアドレス:9800/Systemwalker/
IPv6のIPアドレスを使用する場合は、以下のようにIPアドレスを[]で囲む必要があります。
例)
http://[IPv6のIPアドレス]:9800/Systemwalker/
[Systemwalker Web連携]のページを表示するためには、WWWブラウザでのセットアップが必要です。Web連携の定義手順については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
注意
“接続先ポート番号をカスタマイズする”の手順で使用するポート番号を9800から変更した場合は、URLに指定するポート番号も変更してください。
“SSL暗号化通信(HTTPS通信)を有効にする”の手順でSSL暗号化通信を有効にした場合、URLに指定するプロトコルを「http」から「https」に変更してください。
[Systemwalker Webコンソール(互換)]をクリックします。
→本ページを閉じるメッセージボックスが表示されます。
ブラウザの種類とバージョンによっては、メッセージボックスが表示されず、ログインページが表示される場合もあります。
上記メッセージボックスで[はい]または[いいえ]をクリックします。
[Systemwalker Centric Manager Web コンソール(ログイン)]ページが表示されます。
[ユーザーID]、および[パスワード]を入力し、[ログイン]ボタンをクリックすると、[監視イベント一覧]ページが表示されます。
Systemwalker Webコンソールの[監視]メニューで表示される画面およびSystemwalker Webコンソール(互換)で表示される画面の[<<操作メニュー>>]項目について説明します。
イベント一覧更新
監視イベント一覧を最新状態に更新します。
[<<操作メニュー>>]から[イベント一覧更新]を選択します。
オブジェクト一覧更新
オブジェクト一覧を最新状態に更新します。
[<<操作メニュー>>]から[オブジェクト一覧更新]を選択します。
全画面更新
以下の情報を最新状態に更新します。
監視ツリー
イベント一覧
オブジェクト一覧
[<<操作メニュー>>]から[全画面更新]を選択します。
自動更新
監視画面に表示されている情報を最新状態に自動更新します。
更新対象は、[<<設定メニュー>>]の[自動更新設定]画面の[更新対象]で指定した情報です。
[<<操作メニュー>>]から[自動更新]を選択します。
監視イベント一括対処
監視イベント一覧に表示している監視イベントを一括して対処します。
[<<操作メニュー>>]から[監視イベント一括対処]を選択します。
以下の項目を指定できます。
イベント指定方法
対処対象状態
対応者
メモ
リモートコマンドの検索
発行済みのリモートコマンドおよびその実行結果を、システム名、日時をキーにして、検索します。
[<<操作メニュー>>]から[リモートコマンドの検索]を選択します。
以下の項目を指定できます。
検索開始日時
検索終了日時
メッセージの検索
過去に発生したメッセージをメッセージログの中から文字列、日時をキーに検索します。
[<<操作メニュー>>]から[メッセージの検索]を選択します。
以下の項目を指定できます。
検索文字列
検索開始日時
検索終了日時