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Enterprise Application Platform V1.2.0 GlassFishユーザーズガイド

13.4 Webアプリケーションの開発・運用時の異常

Webアプリケーションの開発・運用時に発生する以下のトラブルについて対処方法を説明します。

JSPのコンパイルに失敗した場合

以下の可能性が考えられます。

JSPまたはJSPから静的includeされているファイルを更新しても実行時に反映されない

以下の可能性が考えられます。

以下の対処をしてください。

日本語などのマルチバイト文字を含むURIにアクセスすると、Webブラウザーにステータスコード「404 Not Found」や「400 Bad Request」が通知される

ネットワーク設定の定義項目の「リクエストURIの解析に使用するエンコーディング(uri-encoding)」と、Webブラウザーから送信されたリクエストURIのエンコードが一致しているか確認してください。また、Webブラウザーがどのエンコード方式でリクエストURIをエンコードするかを確認してください。


DASに配備したWebアプリケーションとの通信に失敗する場合

以下の可能性があります。

以下の対処をしてください。

Webブラウザーにステータスコード「400 Bad Request」が通知される

サイズの上限に関する以下の定義項目の設定値を超過したリクエストが来たため、リクエスト処理が実行されなかった可能性があります。「10.9.3 ネットワーク設定の定義項目」を参照して、これらの定義項目の設定値を超えるリクエストが送られることが無いか確認してください。

Webブラウザーにステータスコード「403 Forbidden」が通知される

Webコンテナが受信したリクエストの送信元が、Webコンテナに許可されていない可能性があります。

HTTPサービスの定義項目「要求を受け付けるIPアドレス」を参照し、要求を受け付けるIPアドレスの設定を確認してください。

なお、リクエストの送信元IPアドレスは、HTTPアクセスの出力フォーマット「%webserver.name%」に出力されます。


Webブラウザーにステータスコード「500 Internal Server Error」が通知される

Webアプリケーションの処理に失敗している可能性があります。サーバーログにエラーが出力されていないか確認してください。


Servletのファイルアップロードで、送信するファイルが2GByteを超えると、アップロードに失敗する

送信するファイルのサイズが2GByteを超えると、ブラウザーがContent-Lengthヘッダーに実際のファイルのバイト数とは異なる値を設定する場合があります。この場合、WebコンテナはIOExceptionをスローします。なお、巨大なファイルを送信するとネットワークが過負荷になるため、適切にサイズ制限をすることをお勧めします。


Servletのファイルアップロードで、jakarta.servlet.http.HttpServletRequest#getPart(String)getParts()を実行すると、例外が発生する