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Enterprise Application Platform V1.2.0 GlassFishユーザーズガイド

5.10.3 HTTPアクセスログ

ファイル名

server_access_log.txt

ログファイルの出力先

DAS

[運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\logs\access

[運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/logs/access

GlassFish Serverクラスター

[運用資産格納ディレクトリー]\nodes\localhost-domain1\<GlassFish Serverインスタンス名>\logs\access

[運用資産格納ディレクトリー]/nodes/localhost-domain1/<GlassFish Serverインスタンス名>/logs/access

ログファイルの出力先の変更

HTTPアクセスログのログ出力先ディレクトリーは、asadminコマンドのsetサブコマンドで、HTTPサービスの定義項目を設定することで変更可能です。変更については、「設定方法」を参照してください。

出力内容

HTTPサービスの通信情報が出力されます。

仕様

設定方法

HTTPアクセスログの設定項目は、asadminコマンドのsetサブコマンドで変更可能です。

出力フォーマット

HTTPアクセスログの出力フォーマットはカスタマイズできます。設定方法については、「設定方法」を参照してください。

指定可能な項目は、以下の表を参照してください。

リクエスト情報

項目名

説明

デフォルト

%client.name%

クライアントまたは、プロキシサーバーなどのIPアドレス/ホスト名を出力します。

%auth-user-name%

認証したユーザー名を出力します。

リクエストにユーザー名が付与されていない場合は、“-”を出力します。

%datetime%

ログを出力した時点の日時を出力します。

%request%

リクエストラインの内容を出力します。

%status%

ステータスコードを出力します。

%response.length%

レスポンスのデータ長を出力します。単位はbyteです。

%headers.host%

Hostヘッダーの内容を出力します。

%cookies.JSESSIONID%

セッションIDを出力します。

%time-taken%

リクエストの処理開始から、Webアプリケーションの処理終了までの時間(ミリ秒)を出力します。
以下についても含みます。

  • 初回アクセス時のJSPコンパイル、クラスのロード、Servletなどの初期化処理

%thread.id%

スレッドIDを出力します。

%thread.name%

スレッド名を出力します。

%cookies.any%

Cookieヘッダーの内容を出力します。
anyには出力するHTTP/1.1で定義されているCookieの名前を大文字、小文字を区別して指定します。

%headers.any%

リクエストHTTPヘッダーの値を出力します。anyには、HTTP/1.1で定義された任意の有効なリクエストHTTPヘッダーの値を小文字で指定します。

%headers.referer%

Refererヘッダーの内容を出力します。

%headers.user-agent%

User-Agentヘッダーの内容を出力します。

%response.headers.any%

レスポンスHTTPヘッダーの値を出力します。anyには、HTTP/1.1で定義された任意の有効なレスポンスHTTPヘッダーの値を小文字で指定します。

%response.headers.set-cookie%

レスポンス時のSet-Cookieヘッダーの内容を出力します。

%http-method%

HTTPメソッドを出力します。

%http-uri%

URIを出力します。

%http-version%

プロトコルバージョンを出力します。

%query-str%

クエリー文字列を出力します。


出力例

出力フォーマットに指定した値が空白で区切られて出力されます。

"192.0.2.237" "-" "21/Dec/2019:14:25:28 +0900" "POST /web/ HTTP/1.1" "200" "705" "localhost:28080" "6eaef8e67491df504e52d2e7b74c" "7031" "ThreadID=42" "ThreadName=http-listener-1(14)"

注意

HTTPアクセスログの出力を有効にしている場合、性能に影響があります。影響の程度は、アプリケーション、環境/運用、負荷等に依存します。