GlassFish Serverクラスターに配備されたアプリケーションから、ネットワークの共有資源の参照および更新が失敗する場合、ネットワーク共有資源にアクセスするための設定がされているか確認をしてください。
GlassFish Serverクラスターに配備されたアプリケーションから、ネットワークの共有資源の参照および更新を行う場合の設定手順を以下に示します。
PCMIサービス(PCMI(glassfish))を起動するユーザーアカウントを変更してください。
下記の手順でPCMIサービスを停止してください。
GlassFish Serverクラスターを停止してください。
DASを停止してください。
PCMIサービスを停止してください。
下記のどちらかを実行し、ユーザーを使用できるようにしてください。
Windowsの機能を使用して、Administrators権限を持ったユーザーを作成してください。
Windowsの機能を使用して、Administrators権限を持ったドメインユーザを追加してください。
下記の手順でPCMIサービスのログオンアカウントに手順2.で設定したユーザーを指定してください。
WindowsにAdministrators権限でログインしてください。
「コントロールパネル」 - 「管理ツール」 - 「サービス」を起動してください。
PCMIサービスを選択し、右クリックメニューから「プロパティ」を起動してください。
「プロパティ」画面の「ログオン」タブを選択し、「アカウント」にチェックを入れ、手順2.で設定したユーザーのアカウントとパスワードを指定してください。
PCMIサービスを起動してください。
必要に応じて、下記を実行してください。
DASを起動してください。
GlassFish Serverクラスターを起動してください。
マシンAで設定したユーザーがアクセスできるように、共有を設定してください。
下記のどちらかのユーザーを使用できるように設定してください。
マシンAの手順2で作成したユーザーと同一のユーザー名/パスワードでユーザーを作成してください。
マシンAの手順2で作成したドメインユーザを追加してください。
共有したい資源に対して、Windowsの機能で共有の設定を行ってください。
共有資源にUNC接続でアクセスするように実装してください。
例
共有したディレクトリー配下のa.txtにアクセスしたい場合
\\[IPアドレス]\[共有名]\a.txt
または
\\[ホスト名]\[共有名]\a.txt
注)実際のコーティングではエスケープ文字を追加してください。
注意
設定の手順において、各マシンにユーザーの作成、共有の設定などWindows OS機能の操作が必要となります。これらの操作にともなうセキュリティについても、Windows OS機能の観点から考慮してください。
例: 作成したユーザーのIDおよびパスワードの管理、共有資源に対する意図しないユーザーからのアクセス制御設定
クラスタサービスを使用している場合は、本設定を使用できません。