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Site Recoveryfor Red Hat(R) OpenStack Platform V1.1 運用ガイド
FUJITSU Software

7.3.9 Cinderバックアップからのリストア

本手順は、インスタンスのリストア後に、ゲストOSが起動しなかった場合などに、Cinderバックアップからインスタンス(ボリューム)を復旧します。

本手順は、以下の条件で実施してください。

以下のコマンドを実行し、Cinderバックアップからインスタンスをリストアします。

rcx_srosp_restore instance <instance_id> --from-backup

注意

復旧済みのインスタンスが残っている場合、rcx_srosp_restore instanceコマンドを実行してもインスタンスはリストアされません。 本手順を実施する前に、以下の手順を参照し、復旧済みインスタンスを削除してください。

openstack server delete <instance_id>

<instance_id>にはrcx_srosp_restore instanceコマンド実行時に出力されたIDを指定してください。

上記コマンド実行後、インスタンス削除が完了したことを確認します。以下のコマンドを実行し、出力がないことを確認してください。

openstack server list --all-projects | grep <instance_id>

<instance_id>にはrcx_srosp_restore instanceコマンド実行時に出力されたIDを指定してください。 出力がある場合、インスタンス削除はまだ完了していないので、しばらく待ってから再度確認してください。

※上記コマンドを実行するために、admin権限を持つOpenStackユーザーのクレデンシャルファイル(ここではopenrcとします)を読み込むことが必要です。クレデンシャルファイルについては「付録F OpenStackコマンドの実行について」を参照してください。

インスタンス削除完了後に、「G.1.5 残存ポートの削除」に記載される手順を参照し、残存ポートの有無を確認してください。 ポートが残存する場合は、手順に従い、ポートを削除してください。

リストア済みインスタンスの確認方法は「D.5.2 リストア済みインスタンスの確認」を参照してください。