ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.7

10.3.1 ファイルシステム属性変更

  GFS 運用管理ビューにより、ファイルシステム属性変更を行う手順を説明します。

  ファイルシステム属性変更には、マウント情報の変更があります。

(1) ファイルシステムのアンマウント

  ファイルシステム属性変更操作を行う場合は、あらかじめ、すべてのノードで対象ファイルシステムをアンマウントする必要があります。

参照

  コマンドによるアンマウントの詳細は、“11.3.1 アンマウント”を参照してください。

(2) ファイルシステムの選択

  メイン画面のマウントツリーフィールド、またはファイルシステム情報フィールドから、変更を行うファイルシステムを選択します。タイプが sfcfs のファイルシステムだけ選択可能です。

  [操作]:[属性変更]を選択すると、ファイルシステム属性画面が表示されます。

  ファイルシステム属性画面は、画面切替タブにより [マウント情報]、[共用情報]、および [詳細情報] に遷移することができます。

(3) マウント情報の変更

  [マウント情報] では、マウント情報の変更を行います。

  設定されている値を変更する必要があれば、パラメタの値を変更します。

  各設定値を変更前の設定に戻す場合は、<リセット> ボタンを押します。

  <適用> ボタンを押すと、マウント情報変更の処理が行われます。

  [マウントポイント] は、フルパスで指定します。また、[ディレクトリ作成] で [作成する] を選択した場合は、以下の属性でディレクトリを作成します。

  オーナ : root
  グループ : sys
  アクセス権 : 775

図10.13 ファイルシステム属性のマウント情報

参照

  上記の各種マウントオプションは、sfcmount(8) のマウントオプションに、それぞれ以下のように対応しています。

  • [setuid 実行禁止]:nosuid

  • [RO マウント]:ro

  • [noatime]:noatime

  • [自動マウント禁止]:noatrc

  各マウントオプションの詳細については、本書の sfcmount(8) を参照してください。

注意

  • <適用> ボタンを押し、マウント情報の変更を行うと、GFS 運用管理ビューが自動的に /etc/fstab のエントリの変更をします。

  • GFS 運用管理ビューでは、マウントオプション strictatime を指定することはできません。strictatime を指定する場合、<適用> ボタンを押した後、ファイルシステムを共用するすべてのノードの /etc/fstab を直接編集してください。

(4) 詳細情報の変更

  [詳細情報] では、ファイルシステムのチューニングパラメタの設定変更を行います。

  設定されている値を変更する必要があれば、パラメタの値を変更します。

  各設定値を変更前の設定に戻す場合は、<リセット> ボタンを押します。

  <適用> ボタンを押すと、詳細情報変更の処理が行われます。

図10.14 ファイルシステム属性の詳細情報

参照

  上記の変更可能な詳細情報パラメタは、GFS 共用ファイルシステムのチューニングパラメタに、以下のように対応しています。

  • [通信タイムアウト時間]:CON_TIMEOUT

  • [通信プロトコル]:SFCFS_IPV6

  チューニングパラメタの詳細については、本書の“14.1.2 通信タイムアウト時間”、“14.1.3 通信プロトコル”を参照してください。

(5) ファイルシステムのマウント

  ファイルシステム属性変更の操作終了後、ファイルシステムをマウントします。

参照

  コマンドによるマウントの詳細は、“11.2.6 マウント”を参照してください。