GFS 共用ファイルシステムでは、ノードの生存監視に関する以下の項目についてチューニングができます。
通信タイムアウト時間 (CON_TIMEOUT)
CON_TIMEOUT には、通信によるノードの生存監視において、通信の応答がなくなってから相手ノードを異常状態と判断するまでの時間を、秒単位で設定します。この値は、ファイルシステムごとに設定できます。
デフォルトでは、通信タイムアウト時間は 180 秒です。
通信タイムアウト時間は通常、変更する必要はありません。
チューニングパラメタは、sfcadm(8) の -o オプションで値を指定します。
以下に設定例を示します。
設定例:
# sfcadm -o CON_TIMEOUT=240 /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 <Enter> |
設定された値は、sfcinfo(8) の -e オプションで確認します。
以下に確認例を示します。
確認例:
# sfcinfo -e /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 | grep CON_TIMEOUT <Enter> CON_TIMEOUT=240 |
システムの負荷が高くなることが予想される場合は、CON_TIMEOUT の値を大きく設定してください。使用するファイルシステム数が少なく、通信異常などに伴う閉塞時にシステムコールからのエラー復帰の応答性を良くしたい場合は CON_TIMEOUT の値を小さく設定してください。値を小さくする場合は、ファイルシステム数が 10 以下の場合は 60 秒以上を目安としてください。