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PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.7

B.1.4 sfcmount(8) 自ノードへの GFS 共用ファイルシステムのマウント

形式

sfcmount device | mount_point

sfcmount device mount_point

機能説明

  sfcmount は、GFS 共用ファイルシステムを自ノードだけでマウント処理します。GFS 共用ファイルシステムが使用可能なすべてのノードから sfcmount は使用できます。

  マウント処理の延長で、自ノードで sfcfsd デーモンと (必要ならば) MDS を起動します。事前に /etc/fstab の設定を行う必要があります。

  スーパーユーザーだけがマウント処理を行うことができます。

オプション

  以下のマウントオプションが /etc/fstab に指定できます。マウントオプションを複数個指定する場合、カンマによって区切る必要があります。

atime | noatime | relatime| strictatime

ファイルの最終参照時刻の更新方法を設定します。
atimerelatime は、以前のファイルの最終参照時刻が、最終修正時刻または最終変更時刻より古いか同じ場合、ファイルの最終参照時刻を更新します。また、以前のファイルの最終参照時刻が1日以上古い場合も更新します。
noatime は、ファイルの最終参照時刻を更新しません。
strictatime は、ファイルアクセスのたびに、ファイルの最終参照時刻を更新します。
省略時は relatime です。

atrc | noatrc

  ノード起動時にマウントしません。省略時、ノード起動時にマウントします。

async

  ファイルシステムに対するすべての I/O を非同期で行うようにマウントします。
  省略時は async です。

defaults

  rw,suid,dev,exec,async と同じ意味です。

dev | nodev

  ファイルシステム上のキャラクタ特殊ファイルやブロック特殊ファイルを使用できる(dev) または使用できない (nodev) ようにマウントします。
  省略時は dev です。

exec | noexec

  ファイルシステム上のバイナリファイルの実行を許可する (exec) または許可しない (noexec) ようにマウントします。
  省略時は exec です。

rw | ro

  読み書き可能 (rw) または読み込み専用 (ro) でマウントします。
  省略時は rw です。

suid | nosuid

setuid 実行を禁止します。省略時は、setuid 実行を許可します。

オペランド

以下のオペランドが指定できます。

device

マウントするファイルシステムの代表パーティションのブロック特殊ファイルのパス名を指定します。

mount_point

マウントを行うディレクトリ名を指定します。

使用例

# sfcmount /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 /mount_point <Enter>
# sfcmount /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 <Enter>
# sfcmount /mount_point <Enter>

関連ファイル

/etc/mtab

マウント中のファイルシステムのテーブル

/etc/fstab

ファイルシステムの環境ファイル

関連項目

sfcumount(8), sfcmntgl(8), sfcumntgl(8)

オンラインマニュアルページの mount(8), fstab(5)

注意事項