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PRIMECLUSTER  RMS 導入運用手引書 4.7

F.2 デバッグメッセージとエラーメッセージ

RMSのコンポーネント (BM (ベースモニタ) やディテクタなど) が動作しているときは、デバッグメッセージとエラーメッセージがログファイルに書込まれます。RMSのデフォルト設定では、これらのファイルが/var/opt/SMAWRrms/log ディレクトリに格納されます。hvenv.localファイルで設定されているRELIANT_LOG_PATH環境変数で、このディレクトリを変更できます。

RMSを起動すると、ログへの書込みを開始します。デフォルト設定では、BMはすべてのエラーメッセージをログファイルまたはstderrに書込みを行います。デフォルト設定ではデバッグ出力が詳細に制御されているため、通常はデフォルト設定を変更する必要はありません。

必要な場合は、BMで任意のノードの状態とメッセージをすべて記録することができます。しかし、ほとんどの場合、デバッグ出力を理解するには、RMS内部の操作に関する詳しい知識が必要です。このような情報は、当社技術員でなければ正しく評価できません。

RMSクラスタの管理者は、通常、switchlogファイルを調べるだけで十分です。このファイルには、着信切替要求やノードまたはリソースで発生する障害など、RMSの重要なアクションがすべて記録されます。

注意

RMS構成に固有のログファイルもログディレクトリに格納されます。管理者は必要に応じてこれらのファイルを調べる必要があります。各ログファイルの名前 (<userApplication>.log) は、RMS Wizard Toolsで設定したRMS構成によって異なります。詳細については、"F.5 アプリケーションログの出力の管理"を参照してください。

bmlogログファイルも、問題の解決に使用できます。