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PRIMECLUSTER  RMS 導入運用手引書 4.7

F.3 ログファイル

以下の表は、/var/opt/SMAWRrms/logに格納されているRMSログファイルについて説明しています。

表F.1 ログファイル

モジュール

ファイル名

内容

BM

tracelog

オブジェクト間で送信されるすべてのメッセージ、およびすべての変更指示が記録されます。デフォルトでは、RMSはtracelogにメッセージを出力しません。

BM

abortstartlog

起動中に、以下のメッセージが出ると、このファイルが作成されます。
FATAL ERROR: RMS has failed to start!
詳細情報がさらにswitchlog に記録される場合もあります。
このファイルは、当社技術員(SE) がRMS起動失敗の原因を判別するために作成されます。

BM

bmlog

通常、一般的なRMSエラーログ情報とメッセージログ情報は、メッセージ報告から詳細な情報まで、レベルによって分類されます。BMの起動時に指定するエラーログレベルによって、このファイルの内容が決まります。詳細については、 "F.4 RMS BM (ベースモニタ) ログ出力の管理" を参照してください。
実行時にBMが受信したすべてのメッセージが記録されています。
hvdumpによって生成された情報も含んでいます ( "F.10.1 hvdumpコマンドの使用 (RMS)" を参照してください)。
ログレベルフラグをオンにすると、大量のディスクスペースを消費するため、このファイルの使用は管理者に限られています。デフォルトで、メッセージはbmlogに記録されません。

アプリケーションに関連するオブジェクトのディテクタとスクリプト

<application_name>.log

アプリケーションに関連するすべてのメッセージが記録されます。アプリケーションが実行するすべてのスクリプトの出力もログファイルに書き込まれます。

すべて(BM、汎用ディテクタ、ノードディテクタ)

switchlog

監視資源の切替えや異常に関する操作イベントが記録されます。通常、ユーザは本ファイルを使用して調査してください。

汎用ディテクタ

<program>log

ディテクタが受け取ったすべてのメッセージとジョブ指示が記録されます。また、対象資源の状態変化の情報とすべてのエラーメッセージも含まれています。programはRELIANT_PATHの下にあるディテクタの名前です。