名前
wscadmin - Webサーバコネクタの管理
形式
wscadmin サブコマンド "オプション"
機能説明
Webサーバコネクタの動作環境の設定およびWebサーバーとGlassFish Serverクラスターの連携設定を行います。
wscadminコマンドでは、WebサーバーとGlassFish Serverクラスターを別のマシンで運用する場合の連携設定を行います。
なお、WebサーバーとGlassFish Serverクラスターを同じマシンで運用する場合の連携設定は、asadminコマンドを使用します。詳細は、「11.1.10 Webサーバー連携」を参照してください。
wscadminコマンドには、以下のサブコマンドがあります。
サブコマンド | 説明 |
---|---|
Webサーバコネクタの動作環境の作成 | |
Webサーバコネクタの動作環境の削除 | |
Webサーバコネクタの動作の設定 | |
故障監視機能の動作の設定 | |
Webサーバーの一覧表示 | |
GlassFish Serverインスタンスの情報の追加 | |
GlassFish Serverインスタンスの情報の削除 | |
振り分け先のアプリケーションの追加 | |
振り分け先のアプリケーションの削除 | |
要求を受け付けるバーチャルホストの追加 | |
要求を受け付けるバーチャルホストの削除 |
注意事項
wscadminコマンドで設定した内容を反映させるには、Webサーバーを再起動させる必要があります。
wscadminコマンドで設定したGlassFish Serverクラスターの環境を、asadminコマンドまたはGlassFish Server管理コンソールで更新・削除しないでください。また、asadminコマンドまたはGlassFish Server管理コンソールで設定したGlassFish Serverクラスターの環境を、wscadminコマンドで更新・削除しないでください。
誤って更新・削除してしまった場合、Webサーバー連携の設定に不整合が生じ、Webアプリケーションにアクセスできなくなる可能性があります。「第13章 トラブルシューティング」の「13.4 Webアプリケーションの開発・運用時の異常」-「Webアプリケーションにアクセスできない」を参照し、設定内容の確認と対処を行ってください。
wscadminコマンドは、以下のユーザーが実行可能です。
OSのシステム管理者
Interstage運用グループのユーザー
wscadminコマンドの実行が終了する前に、新たにwscadminコマンドを実行することはできません。
他のユーザーがwscadminコマンドを実行中の場合も同様です。
wscadminコマンドで、Webサーバー名およびGlassFish Serverクラスター名を指定する場合、大文字小文字は以下のように扱われます。
大文字/小文字は区別されません。
大文字/小文字は異なるものとして扱われます。
wscadminコマンドで、GlassFish Serverクラスター名に指定可能な値を以下に示します。
英数字、_(アンダースコア)
先頭と末尾に_(アンダースコア)は不可
最大28文字まで
wscadminコマンドでは、IPv6アドレスは指定できません。
wscadminコマンドで、コンテキストルートに指定可能な値を以下に示します。
英数字、'-'、'_'、'$'、'.'、'/'
ルートコンテキストを指定する場合は'/'を指定
最大64文字まで(先頭の'/'を除く)
なお、指定した値が'/'から始まらない場合は、'/'が補われます。