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Interstage Application Server V13.1.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

8.5.1 オートスケーリングスクリプトのメッセージ

メッセージの出力形式

ログファイルへのメッセージ出力形式は以下の通りです。

YYYY/MM/dd hh:mm:ss ログレベル: メッセージID: メッセージ

出力例を以下に示します。

2022/01/23 12:34:56 INFO: as0001: Scale-out process is started.

メッセージ

オートスケーリングスクリプトが出力するメッセージを以下に示します。

INFO: as0001: Scale-out process is started.

[意味]

スケールアウト時の処理を開始しました。

INFO: as0002: Scale-out process is ended normally.

[意味]

スケールアウト時の処理が完了しました。

SEVERE: as0003: Scale-out process fails.

[意味]

スケールアウト時の処理に失敗しました。

INFO: as0004: ismodifyhostinfo command is started.

[意味]

IP・ホスト一括変更ツール(ismodifyhostinfo)の処理が開始しました。

INFO: as0005: ismodifyhostinfo command is ended normally.

[意味]

IP・ホスト一括変更ツール(ismodifyhostinfo)の処理が完了しました。

SEVERE: as0006: ismodifyhostinfo command fails.

[意味]

IP・ホスト一括変更ツール(ismodifyhostinfo)の実行に失敗しました。

[ユーザーの対処]

IP・ホスト一括変更ツールが存在するか、または指定したパスが正しいことを確認してください。

IP・ホスト一括変更ツールが存在し、かつ指定したパスが正しい場合は、IP・ホスト一括変更ツールのログを確認して対処してください。IP・ホスト一括変更ツールの詳細は、「8.4.1 ismodifyhostinfo」を参照してください。

対処後にスケールアウトを再実行してください。

INFO: as0007: Start process of GlassFish (PCMI and DAS), applications, and Interstage HTTP Server are started.

[意味]

PCMIサービス、DAS、GlassFish Serverクラスター、Webサーバーの起動を開始しました。

INFO: as0008: Start process of GlassFish (PCMI and DAS), applications, and Interstage HTTP Server are ended normally.

[意味]

PCMIサービス、DAS、GlassFish Serverクラスター、Webサーバーの起動が完了しました。

SEVERE: as0009: GlassFish (PCMI and DAS), applications, and Interstage HTTP Server fail to start.

[意味]

PCMIサービス、DAS、GlassFish Serverクラスター、Webサーバーの起動に失敗しました。

[ユーザーの対処]

PCMIサービス、DAS、GlassFish Serverクラスター、Webサーバーのログを確認し、対処してください。
対処後にスケールアウトを再実行してください。

INFO: as0010: Scale-in process is started.

[意味]

スケールイン時の処理を開始しました。

INFO: as0011: Scale-in process is ended normally.

[意味]

スケールイン時の処理が完了しました。

本メッセージはオブジェクトストレージへの退避資産作成後に出力されるため、退避したログファイルには含まれません。

SEVERE: as0012: Scale-in process fails.

[意味]

スケールイン時の処理に失敗しました。

INFO: as0013: Stop process of GlassFish (PCMI and DAS), applications, and Interstage HTTP Server are started.

[意味]

PCMIサービス、DAS、GlassFish Serverクラスター、Webサーバーの停止を開始しました。

INFO: as0014: Stop process of GlassFish (PCMI and DAS), applications, and Interstage HTTP Server are ended normally.

[意味]

PCMIサービス、DAS、GlassFish Serverクラスター、Webサーバーの停止が完了しました。

SEVERE: as0015: GlassFish (PCMI and DAS), applications, and Interstage HTTP Server fail to stop.

[意味]

PCMIサービス、DAS、GlassFish Serverクラスター、Webサーバーの停止に失敗しました。

[ユーザーの対処]

スクリプトの処理を継続し、一括情報採取ツール(iscollectinfo)の実行、ログの収集・退避を実行するため、対処は不要です。

INFO: as0016: iscollectinfo command is started.

[意味]

一括情報採取ツール(iscollectinfo)の処理を開始しました。

INFO: as0017: iscollectinfo command is ended normally.

[意味]

一括情報採取ツール(iscollectinfo)の処理が完了しました。

SEVERE: as0018: iscollectinfo command fails.

[意味]

一括情報採取ツール(iscollectinfo)の実行に失敗しました。

[ユーザーの対処]

VMにログインし、一括情報採取ツール(iscollectinfo)を手動実行して、調査資料の格納先ディレクトリーをオブジェクトストレージに退避してください。

スケールインによってVMが削除される前に実施してください。

SEVERE: as0019: Polling Instance Metadata Service fails.

[意味]

インスタンスメタデータサービス(IMDS)の情報取得に失敗しました。

[ユーザーの対処]

インスタンスメタデータサービス(IMDS)の情報が取得できるか確認してください。対処後にスケールインスクリプトを手動で実行(バックグラウンド実行)してください。

INFO: as0020: Copying log files is started.

[意味]

ログの退避を開始しました。

本メッセージはオブジェクトストレージへの退避ファイル作成後に出力されるため、退避したログファイルには含まれません。

INFO: as0021: Copying log files is ended normally.

[意味]

ログの退避が完了しました。

本メッセージはオブジェクトストレージへの退避ファイル作成後に出力されるため、退避したログファイルには含まれません。

SEVERE: as0022: Fails to copy log files to {0}.

[可変情報]

{0}:オブジェクトストレージ名

[意味]

{0}へのコピーに失敗しました。

{0}には以下のどれかが出力されます。

  • S3

  • Blob Storage

[ユーザーの対処]

VMにログインし、一括情報採取ツール(iscollectinfo)を手動実行して、調査資料の格納先ディレクトリーをオブジェクトストレージに退避してください。

スケールインによってVMが削除される前に実施してください。

SEVERE: as0023: {0}: command does not exist.

[可変情報]

{0}:コマンド名

[意味]

{0}が正しくインストールされていません。

コマンド名{0}には以下のどれかが出力されます。

  • aws

  • azcopy

  • jq

[ユーザーの対処]

VMにログインし、一括情報採取ツール(iscollectinfo)を手動実行して、調査資料の格納先ディレクトリーをオブジェクトストレージに退避してください。

スケールインによってVMが削除される前に実施してください。

SEVERE: as0025: Fails to compress log files.

[意味]

退避ファイルの圧縮に失敗しました。

本メッセージはオブジェクトストレージへの退避ファイル作成後に出力されるため、退避したログファイルには含まれません。

[ユーザーの対処]

VMにログインし、一括情報採取ツール(iscollectinfo)を手動実行して、調査資料の格納先ディレクトリーをオブジェクトストレージに退避してください。

スケールインによってVMが削除される前に実施してください。

SEVERE: as0026: The variable {0} is invalid.

[可変情報]

{0}:変数名

[意味]

{0}の値に誤りがあります。

[ユーザーの対処]

可変情報に表示されている値を確認し、対処してください。

対処後にスケールアウトを再実行してください。