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Interstage Application Server V13.1.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

8.4.1 ismodifyhostinfo

名前

ismodifyhostinfo - IP・ホスト一括変更ツール

格納先

Interstageをデフォルトのインストール先にインストールした場合の格納先です。

C:\Interstage\bin

/opt/FJSVisas/bin

形式

ismodifyhostinfo -f filename -l log_filename

機能説明

ismodifyhostinfoコマンドは、Webサーバー、Webサーバコネクタ、GlassFishが管理するIPアドレス/ホスト名の定義情報を一括して設定・変更します。

オプション

オプション名

説明

-f

IPアドレス/ホスト名を記載したIP・ホスト設定ファイルを指定します。

なお、ファイルの文字コードはASCIIコードの範囲です。その他のコードで値を設定している場合、動作保証されません。

-l

処理結果を出力するログファイル名を指定します。ログファイル名、および出力先パスを任意に指定することができます。ファイル名のみを記載した場合は、コマンドのカレントディレクトリに出力します。存在するファイルを指定した場合は上書きします。


IP・ホスト設定ファイルの記述形式

# コメント行↑
IpAddress,現設定IPアドレス,変更後IPアドレス↑
HostName,現設定ホスト名,変更後ホスト名↑

↑:改行区切り

行の先頭に“#(ハッシュマーク)”、または“//”を指定すると該当行はコメント行として扱われます。

行頭、区切り文字「,(カンマ)」の前後、末尾に指定した空白は無視されます。

キー名(1列目の“IpAddress”、“HostName”)は大文字小文字を区別しません。

キー名、現設定IPアドレス/現設定ホスト名、変更後IPアドレス/変更後ホスト名を「,(カンマ)」で区切って1行で記載します。

変更するIPアドレスが複数の場合は、改行して、キー名、現設定IPアドレス、変更後IPアドレスを記載します。

ホスト名は複数行設定することができません。

変更する必要のない項目は、記載する必要はありません。


IP・ホスト設定ファイルに記述する設定内容

IP・ホスト設定ファイルの記述例

IPv4アドレスを「192.0.2.1」から「192.0.2.2」に変更する場合の記述例

IpAddress,192.0.2.1,192.0.2.2

IPv6アドレスを「2001:0db8:0000:0000:0a00:20ff:fea7:ccea」から「2001:0db8:0000:0000:0a00:20ff:fea7:cceb」に変更する場合の記述例(省略表記なし)

IpAddress,2001:0db8:0000:0000:0a00:20ff:fea7:ccea,2001:0db8:0000:0000:0a00:20ff:fea7:cceb

IPv6アドレスを「2001:db8::a00:20ff:fea7:ccea」から「2001:db8::a00:20ff:fea7:cceb」に変更する場合の記述例(省略表記あり)

IpAddress,2001:db8::a00:20ff:fea7:ccea,2001:db8::a00:20ff:fea7:cceb

ホスト名を「host1」から「host2」に変更する場合の記述例

HostName,host1,host2

FQDNを「host1.example.com」から「host2.example.com」に変更する場合の記述例

HostName,host1.example.com,host2.example.com

戻り値

0: 正常終了
0以外: 異常終了

注意事項

使用例

C:\Interstage\bin\ismodifyhostinfo -f C:\hostinfo.txt -l C:\result-mod-hostinfo.log

/opt/FJSVisas/bin/ismodifyhostinfo -f /hostinfo.txt -l /var/result-mod-hostinfo.log