起動・停止
クラスタ運用をする場合は、クラスタアプリケーションから起動・停止を実施してください。なぜなら、フェイルオーバ運用中にpg_ctlコマンドやWebAdminを使って起動や停止を行うと、クラスタアプリケーションがサービスダウンが発生したと誤判断してしまい、利用者の予想していない動作を起こすためです。
注意
PRIMECLUSTERからFujitsu Enterprise Postgresの監視を行うために、クエリを発行しています。
起動・停止中にクエリが発行された場合、下記のメッセージが出力される場合がありますが、問題はありません。
FATAL: データベースシステムは起動処理中です
FATAL: データベースシステムはシャットダウンしています
切替え
運用系と待機系を入れ替えるには以下の2種類の方法があります。
通常は相互切替えによる切替えを行ってください。運用系が無応答になっているなどの緊急時には強制切替えによる切替えを行ってください。これは、運用系のOffline時のFujitsu Enterprise Postgresの停止モードの違いによって、強制切替えの場合には統計情報が初期化され、また、切替え後にクラッシュリカバリが発生して負荷が上がるためです。
相互切替え
“3.5.2.4 相互切替え”を参照してください。
Fujitsu Enterprise Postgresは、pg_ctlコマンドのfastモードで停止されます。
強制切替え
クラスタアプリケーションオブジェクト上で右クリックし、メニューから[切替え]を選択します。切替え可能なノードがプルダウンメニューに表示されますので、ターゲットノードを選択して、クラスタアプリケーションをそのノードへ切替えてください。
Fujitsu Enterprise Postgresは、pg_ctlコマンドのimmediateモードで停止されます。