モニタ管理ファイルがメディア障害などで異常となった場合には、以下のメッセージをイベントログに出力します。
31060: モニタ管理ファイル('モニタ管理ファイルのパス名')で入出力障害が発生しました
21061: モニタ管理ファイル('モニタ管理ファイルのパス名')において入出力エラーが発生しました
モニタ管理ファイルが異常になっても利用者業務、DBミラーリングサービスは正常に継続可能ですが、OSのダウン、モニタデーモンのダウンが発生すると正常なリカバリができません。利用者業務の停止が可能となった時点で早急にDCUの再構築を行ってください。
操作の手順
データベースサーバ1の操作
モニタ管理ファイルの異常を通知するメッセージを確認します。
31060: モニタ管理ファイル('モニタ管理ファイルのパス名')で入出力障害が発生しました
21061: モニタ管理ファイル('モニタ管理ファイルのパス名')において入出力エラーが発生しました
dxsvstopコマンドのtermオプションを実行してDBミラーリングサービスを緊急停止します。
> dxsvstop -term
DCUを再構築します。
DCUの再構築の手順では、モニタ管理ファイルの削除の前に、モニタ管理ファイル配置先ディスクの交換などのリカバリを実施してください。
モニタ管理ファイルの削除については、必要に応じて実施してください。
データベースサーバ2の操作
dxsvstopコマンドのtermオプションを実行してDBミラーリングサービスを緊急停止します。
> dxsvstop -term
DCUを再構築します。
アプリケーションサーバの操作
DCUの再構築を行う前に、利用者業務を停止します。
注意
モニタ管理ファイルの異常が発生した場合、上記のリカバリが完了するまでに正系ノードのデータベースに異常が発生するとノード切替えで利用者業務を継続することができません。
また、上記のリカバリが完了するまでにモニタデーモンのダウンが発生した場合は、利用者業務を停止した後に、DCUの再構築が必要となります。このため、モニタ管理ファイルを配置するディスクは、メディア障害にならないように二重化などの対策を実施してください。
参照
DCUの再構築については“11.9 DCUの再構築”を参照してください。