以下にさまざまなネットワーク構成の例と、表示例を説明します。簡略化のためチェックボックスは省略します。
例1
この例では、インタコネクトを三重化して接続しているノードクラスタです。
図6.1 各ノードが3つの完全接続で構成された3ノードクラスタ
上の図に示した構成の場合のCFトポロジテーブルは、以下の表のようになります。
FUJI | 完全接続 | ||
---|---|---|---|
Int 1 | Int 2 | Int 3 | |
fuji2 | eth0 | eth1 | eth2 |
fuji3 | eth0 | eth1 | eth2 |
fuji4 | eth0 | eth1 | eth2 |
部分接続および未接続のデバイスは存在しないため、トポロジテーブルに表示されません。
例2
この例では、fuji2のeth1のイーサネット接続が切断されています。
図6.2 fuji2のeth1のイーサネット接続を切断
上の図に示した構成の場合のトポロジテーブルは、表のようになります。
FUJI | 完全接続 | 部分接続 | 未接続のデバイス | |
---|---|---|---|---|
Int 1 | Int 2 | Int 3 | ||
fuji2 | eth0 | eth2 | なし | eth1 |
fuji3 | eth0 | eth2 | eth1 | |
fuji4 | eth0 | eth2 | eth1 |
“表6.4”で、fuji2のeth1は未接続のデバイス列に表示されています。1つのインタコネクトにfuji2のデバイスが存在しないため、部分接続の列が表示されます。“表6.3”と“表6.4”ではインタコネクト番号とデバイスとの関係が変わっています。たとえば“表6.3”では、すべてのeth1デバイスがInt 2上にあります。“表6.4”では、ノードB、Cのeth1デバイスが部分接続Int 3にあります。この番号の変更でわかるように、トポロジテーブルのインタコネクト番号は、テーブル内で便宜上使用しているだけのものです。
例3
この例では重大なネットワークまたは配線の問題により完全接続が存在しないクラスタを示します。
図6.3 完全接続が存在しないクラスタ
上の図に示した構成場合のトポロジテーブルは、下の表のようになります。
FUJI | 部分接続 | 未接続のデバイス | ||
---|---|---|---|---|
Int 1 | Int 2 | Int 3 | ||
fuji2 | eth0 | なし | eth2 | eth1 |
fuji3 | なし | eth1 | eth2 | eth0 |
fuji4 | eth0 | eth1 | なし | eth2 |
この表には完全接続が存在しないため、完全接続の列は省略されています。CFウィザードで構成を表示する場合、この構成は許可されません。CFウィザードを使用する場合は1つ以上の完全接続が必要になります。