SnapOPC+を開始するコピーペアは、以下の論理に基づいて選択されます。
必要空きボリューム数の設定値が0、または必要空きボリューム数を設定していない場合
SnapOPC+セッションが存在しないコピーペアがあるとき
SnapOPC+セッションが存在しないコピーペアが選択され、SnapOPC+が開始されます。
すべてのコピーペアにSnapOPC+セッションが存在するとき
処理対象のコピーグループ内で最古のスナップ世代のコピーペアが選択され、そのコピーペアのSnapOPC+セッションが停止されます。SnapOPC+セッションが停止したあと、そのコピーペアに対してSnapOPC+が開始されます。
ただし、選択されたコピーペアがコピー元ボリュームに対する最古のスナップ世代(スナップ世代番号が1)でない場合は、acsnap startコマンドがエラー終了します。
必要空きボリューム数の設定値が1以上の場合
空きボリューム数(SnapOPC+セッションが存在しないコピーペア数と停止中のSnapOPC+セッションが存在するコピーペア数の合計)と必要空きボリューム数によって、選択されるコピーペアが異なります。ただし、SnapOPC+セッションが存在しないコピーペア数が0の場合は、acsnap startコマンドがエラー終了します。
空きボリューム数が必要空きボリューム数より多いとき
SnapOPC+セッションが存在しないコピーペアが選択され、SnapOPC+が開始されます。
空きボリューム数と必要空きボリューム数が等しいとき
停止中のSnapOPC+セッションが存在するコピーペアを除いて、コピーグループ内で最古のスナップ世代のコピーペアが選択され、そのコピーペアのSnapOPC+セッションに対して停止処理が開始されます。そのあと、SnapOPC+セッションが存在しないコピーペアが選択され、SnapOPC+が開始されます。
ただし、コピーグループにSnapOPC+セッションを停止可能なコピーペアが存在しない場合は、コマンドがエラー終了します。また、削除対象のスナップ世代がコピー元ボリュームに対する最古のスナップ世代(スナップ世代番号が1)でない場合、コマンドが応答してからしばらくの間は、停止中のSnapOPC+セッションが存在することがあります。
空きボリューム数が必要空きボリューム数より少ないとき
空きボリュームが不足しているため、acsnap startコマンドがエラー終了します。