必要空きボリューム数は、設定ファイル(user.properties)に対して、コピーグループ単位に定義します。
必要空きボリューム数の設定は、以下のファイルに定義する必要があります。
クラスタ運用でない場合
OS | 設定ファイル |
---|---|
Windows | $INS_DIR\etc\prop\user.properties |
Solaris | /etc/opt/FJSVccm/prop/user.properties |
$INS_DIRは、AdvancedCopy Manager CCMをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。
クラスタ運用の場合
OS | 設定ファイル |
---|---|
Windows | $SHARE_DL:$SHARE_TOP\etc\prop\user.properties |
Solaris | $SHARE_MNT/etc/opt/FJSVccm/user.properties |
$SHARE_DLは、AdvancedCopy Manager CCM共有データ用共有ディスクのドライブレターです。
$SHARE_TOPは、AdvancedCopy Manager CCM共有データ用共有ディスクの「環境設定ディレクトリ」および「作業用ディレクトリ」が格納されているディレクトリです。
$SHARE_MNTは、AdvancedCopy Manager CCM共有データ用共有ディスクのマウントポイントです。
上記ファイルが存在しない場合は、ファイルの作成が必要です。
上記ファイルにコピーグループ名と必要空きボリューム数を記述します。
項目名 | 説明 |
---|---|
acsnap.freePair.copyGroupName | 項目名の copyGroupName 部分にコピーグループ名を記述します。acgroup listコマンドで表示されるコピーグループ名を、大文字・小文字まで正確に記述してください。 本項目を記述しないコピーグループや不正な値が設定されているコピーグループの必要空きボリューム数は、0とみなされます。 |
例
以下は、コピーグループ"grp1"の必要空きボリューム数を"1"に、コピーグループ"grp2"の必要空きボリューム数を"2"に設定する場合の、user.propertiesファイルの記述例です。
acsnap.freePair.grp1=1 acsnap.freePair.grp2=2
参照
必要空きボリューム数を設定した状態でacsnap startコマンドを実行したときのスナップ世代に対する処理概要は、「2.6.2 SnapOPC+を開始するコピーペアの選択論理」を参照してください。