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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.9 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

2.6.3 必要空きボリューム数の設定方法

必要空きボリューム数は、設定ファイル(user.properties)に対して、コピーグループ単位に定義します。

設定ファイルの格納場所

必要空きボリューム数の設定は、以下のファイルに定義する必要があります。

  • クラスタ運用でない場合

    OS

    設定ファイル

    Windows

    $INS_DIR\etc\prop\user.properties

    Solaris
    Linux

    /etc/opt/FJSVccm/prop/user.properties

    $INS_DIRは、AdvancedCopy Manager CCMをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。

  • クラスタ運用の場合

    OS

    設定ファイル

    Windows

    $SHARE_DL:$SHARE_TOP\etc\prop\user.properties

    Solaris
    Linux

    $SHARE_MNT/etc/opt/FJSVccm/user.properties

    $SHARE_DLは、AdvancedCopy Manager CCM共有データ用共有ディスクのドライブレターです。
    $SHARE_TOPは、AdvancedCopy Manager CCM共有データ用共有ディスクの「環境設定ディレクトリ」および「作業用ディレクトリ」が格納されているディレクトリです。
    $SHARE_MNTは、AdvancedCopy Manager CCM共有データ用共有ディスクのマウントポイントです。

上記ファイルが存在しない場合は、ファイルの作成が必要です。

必要空きボリューム数の設定方法

上記ファイルにコピーグループ名と必要空きボリューム数を記述します。

項目名

説明

acsnap.freePair.copyGroupName

項目名の copyGroupName 部分にコピーグループ名を記述します。acgroup listコマンドで表示されるコピーグループ名を、大文字・小文字まで正確に記述してください。
コピーグループにおける必要空きボリューム数を、0以上の整数値で指定します。

本項目を記述しないコピーグループや不正な値が設定されているコピーグループの必要空きボリューム数は、0とみなされます。

以下は、コピーグループ"grp1"の必要空きボリューム数を"1"に、コピーグループ"grp2"の必要空きボリューム数を"2"に設定する場合の、user.propertiesファイルの記述例です。

acsnap.freePair.grp1=1
acsnap.freePair.grp2=2

参照

必要空きボリューム数を設定した状態でacsnap startコマンドを実行したときのスナップ世代に対する処理概要は、「2.6.2 SnapOPC+を開始するコピーペアの選択論理」を参照してください。