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Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド
FUJITSU Software

2.3.2 CSをインストールする

CSのインストール方法について説明します。

「Systemwalker Desktop Patrol CS」をインストールすると「Systemwalker Desktop Patrol CT」もあわせてインストールされます。インストールされたCTは、他のCTと同様に管理されることになります。

CSのCT機能だけを単独でアンインストールすることはできません。

また、CSのインストール方法は、以下の3種類があります。

1台のCSで管理するCTが300台以下で、インストール時の設定項目をデフォルト値で導入する場合は、標準インストールを行います。1台のCSで管理するCTが300台より多い場合やデフォルト値以外の値を設定したい場合は、カスタムインストールを行います。

注意

CT登録パスワードについて

  • CT登録パスワードを使用する場合は、サーバ管理者がカスタム設定用ポリシーの変更コマンド(CustomPolicy.exeコマンド)でCT登録パスワードを有効化してください。CT登録パスワードは、接続サーバ(CS/DS)単位に設定できます。カスタム設定用ポリシーの変更コマンド(CustomPolicy.exeコマンド)の詳細については、“リファレンスマニュアル”を参照してください。

    なお、CTの展開が完了したあとは、カスタム設定用ポリシーの変更コマンド(CustomPolicy.exeコマンド)でCT登録パスワードを変更することを推奨します。

  • CT登録パスワードを有効化している場合は、CT上で登録パスワードの設定が必要になります。

注意

WSUS連携が可能なCS/DS、アップストリームサーバのローカルユーザーには「dtpwsusctl」が作成されます。Systemwalker Desktop Patrolをインストールしている状態で「dtpwsusctl」を削除すると、WSUSとの連携ができなくなりますので、ご注意ください。

注意

CSをインストールするマシンがドメイン コントローラーの場合で、WSUS連携機能を使用される場合、ドメイン コントローラーと WSUS サーバーを同一筐体に構築することは、Microsoft社によりサポートされていますが、意図しないトラブルが発生する可能性があるため、推奨されておりません。WSUS連携を使用する場合、CSは可能な限りドメイン コントローラー以外のマシンで稼動させることをお勧めいたします。

注意

同じバージョンレベルの製品を上書きインストールする場合に必要な作業

インストール完了後のOS再起動を実施する前に、[ITBudgetMGR (INV)]サービスの[スタートアップの種類]を[自動]に変更してください。

  1. [管理ツール]-[サービス]を起動します。

  2. [ITBudgetMGR (INV)]を選択して、右クリックし、プロパティを選択します。

  3. [スタートアップの種類]を[自動]に変更します。

インストール前の確認事項

2.3.2.1 標準インストール

標準インストールでは、以下のデフォルト値でインストールを行います。

項目名の説明は、表内の該当箇所を参照してください。

注意

標準インストールでは、システム管理者のユーザーIDおよび初期パスワードを固定値でインストールします。

セキュリティの観点から、メインメニューに初めてログインしたときに必ず初期パスワードを変更してください。

初期パスワードを変更するまで、メインメニューへのログイン時にパスワード変更を促す警告メッセージが表示されます。

パスワードは、8文字以上で英数字と記号を組み合わせ、定期的に変更することを推奨します。

設定内容

項目名と参照箇所

デフォルト値

デフォルト値から変更可能

(可能な場合は○)

フォルダ設定

インストール先のフォルダ

(2.3.2.1 標準インストールの手順4)

C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol

IIS(Internet Information Services)のホームディレクトリ

(2.3.2.2 カスタムインストールの手順6)

-(インストールされたIISのホームディレクトリを自動取得します。)

更新プログラム格納ディレクトリ

(2.3.2.1 標準インストールの手順4)

C:\WSUS

サーバ環境設定

サーバ名称

(2.3.2.2 カスタムインストールの手順8)

コーポレートサーバー

ホスト名

(2.3.2.2 カスタムインストールの手順8)

-(自動取得します。)

ソフトウェア配信ポート番号

(2.3.2.2 カスタムインストールの手順8)

2922

インベントリ転送ポート番号

(2.3.2.2 カスタムインストールの手順8)

2856

Office配信ポート番号

(2.3.2.2 カスタムインストールの手順8)

50365

配信ソフトウェア格納ディレクトリ

(2.3.2.2 カスタムインストールの手順8)

<DTPインストールディレクトリ>\FJSVsbtrs\data\swc

最大サイズ
(2.3.2.2 カスタムインストールの手順8)

5000MB

Office格納ディレクトリ

(2.3.2.2 カスタムインストールの手順8)

<DTPインストールディレクトリ>\FJSVsbtrs\data\swc

Systemwalker Desktop Patrol CTの環境設定

利用者識別情報

ユーザーID

(2.3.2.2 カスタムインストールの手順9)

systemadmin(システム管理者のユーザーID)

PC名

(2.3.2.2 カスタムインストールの手順9)

[ホスト名]の先頭20文字

ユーザー情報

内容

(2.3.2.2 カスタムインストールの手順9)

-(設定しません。)

サーバ切替え

接続サーバ

(2.3.2.2 カスタムインストールの手順9)

-(自動取得します。)

データベースの構築

システムアカウントの登録

ユーザーID

(2.3.3 データベースを構築するの手順5)

systemadmin(システム管理者のユーザーID)

パスワード

(2.3.3 データベースを構築するの手順5)

systemadmin(システム管理者の初期パスワード)

データベース情報の入力

データベース格納先

(2.3.3 データベースを構築するの手順6)

C:\DESKTOPPATROL_DBSP

PC台数

(2.3.3 データベースを構築するの手順6)

300

PC以外の管理台数

(2.3.3 データベースを構築するの手順6)

0

EXE情報の収集

(2.3.3 データベースを構築するの手順7)

チェックしない

ソフトウェア稼働状況の収集または実行ファイルの制御

(2.3.3 データベースを構築するの手順7)

チェックしない

標準インストールによりCSをインストールする手順は、以下のとおりです。なお、動作環境については“解説書”を参照してください。

  1. Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。

  2. Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMをPCにセットすると、以下の画面が表示されます。

    「CSインストール」を選択してください。

    上記のインストーラ画面が起動しない場合は、DVD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。

    注意

    管理者として実行してください。

  3. 「Systemwalker Desktop Patrol セットアップへようこそ」画面が表示されますので、[標準インストール]を選択して[次へ]ボタンをクリックしてください。

  4. 「インストールパラメーターの設定」画面が表示されます。

    表示されているパラメーターから変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    表示されているパラメーターから変更する場合は、変更したいパラメーターに応じて以下の表に示す操作を行い、パラメーターを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    項目名

    説明

    [インストール先のフォルダ]

    CSのインストール先を指定します。表示されているインストール先から変更する場合は、[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更します。

    本製品のインストール時には他のプログラムとは別のフォルダを作成し、そこにインストールしてください。他のプログラムと同じフォルダに共存させないでください。また、本製品のインストール後に、他のプログラムを本製品のインストール先フォルダ配下にインストールしないでください

    注意

    指定できない文字について

    [インストール先のフォルダ]には、全角/半角文字(日本語)および以下の記号を含むディレクトリは指定しないでください。
    「#」、「%」、「,」、「'」、「;」
    指定できない文字がディレクトリに設定されていると、クライアントポリシーの配信およびSystemwalker標準データベースの構築ができません。

    [更新プログラム格納フォルダ]

    (ここで設定したあとは、変更できません)

    WSUSを使用する場合、Microsoft Updateまたはアップストリームサーバからダウンロードした更新プログラムを保存するフォルダを指定します。表示されている格納先から変更する場合は[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更します。変更する場合は、十分な空き容量のあるフォルダを指定してください。

    なお、WSUSによる更新プログラムの適用を行う場合、Windowsインストールドライブ以外の十分な空き容量のあるフォルダを指定してください。

    ポイント

    • OS破壊を発生させないため、インストールディスク領域以外を指定することをお勧めします
      WSUSによる更新プログラムの適用時にディスク領域不足を発生させないために、更新プログラム格納フォルダは、OSがインストールされているディスク領域とは別の領域を指定することを推奨します。

    • 日本語OS以外のクライアントや多言語のLanguagePackを導入した環境に更新プログラムを配信する場合は、以下の設定を行ってください。

      2.12.6 ダウンロードする言語ファイルの変更

    [Office格納フォルダ]

    (ここで設定したあとは、変更できません)

    Officeの配信を行う場合、Office Contents Delivery NetworkからダウンロードしたOfficeを保存するフォルダを指定します。表示されている格納先から変更する場合は[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更します。変更する場合は、十分な空き容量のあるフォルダを指定してください。

    なお、Officeの配信を行う場合、Windowsインストールドライブ以外の十分な空き容量のあるフォルダを指定してください。

    ポイント

    • OS破壊を発生させないため、インストールディスク領域以外を指定することをお勧めします。

    • Officeの配信時にディスク領域不足を発生させないために、Office格納フォルダは、OSがインストールされているディスク領域とは別の領域を指定することをお勧めします。

    • 共有フォルダを使用してクイック実行形式の更新プログラムを配信する場合は、以下の設定を行ってください。

      2.12.5 共有フォルダを使用してクイック実行形式の更新プログラムを配信する

    • 日本語OS以外のクライアントや多言語のLanguagePackを導入した環境に更新プログラムを配信する場合は、以下の設定を行ってください。

      2.12.6 ダウンロードする言語ファイルの変更

    注意

    • アンインストール時に指定したフォルダを削除します。既にご利用中のフォルダを指定した場合、アンインストール時にはフォルダ配下の資産も削除されますのでご注意ください。

    • V15.3.0以前からバージョンアップした場合、Office格納フォルダには配信ソフトウェア格納ディレクトリに指定したフォルダが設定されます。

    [サーバ環境設定]

    [ホスト名]

    (ここで設定したあとは、変更できません)

    初期値が表示されるので必要に応じて変更してください。

    初期値が表示されていない場合は、下記の条件でホスト名を入力してください。

    「Systemwalker Desktop Patrol CS」をインストールするPCの「FQDN形式」、「IPアドレス」または「Windowsのホスト名」を指定します。50文字以内のa~z、A~Z、0~9、-(ハイフン)および.(ピリオド)で指定します。

    例)cs.example.com

    当ホスト名は、接続する「Systemwalker Desktop Patrol DS/CT」で名前解決できる環境にしておく必要があります。

    注意

    IPv6環境で通信する場合

    IPv6のIPアドレスは指定できません。IPv6のみの環境で通信する場合は、あらかじめ以下のどちらかの登録を実施し、ホスト名を入力してください。

    • DNSサーバにCSおよびDSのホスト名・IPアドレスを登録

    • 通信元のPCのhostsファイルに、CSおよびDSのホスト名・IPアドレスを登録

    [ソフトウェア配信ポート番号]

    (ここで設定したあとは、変更できません)

    ソフトウェア配信で使用するポート番号を指定します。初期値として「2922」が設定されています。変更する場合は、5001~65535の間で、他のシステムと競合しない値を指定してください。

    [インベントリ転送ポート番号]

    (ここで設定したあとは、変更できません)

    インベントリ転送で使用するポート番号を指定します。初期値として「2856」が設定されています。変更する場合は、5001~65535の間で、他のシステムと競合しない値を指定してください。

    [Office配信ポート番号]

    (ここで設定したあとは、変更できません)

    Officeの配信で使用するポート番号を指定します。初期値として「50365」が設定されています。変更する場合は、5001~65535の間で、他のシステムと競合しない値を指定してください。

  5. 「ファイル コピーの開始」画面が表示されますので、画面に表示されている現在の設定内容に誤りがないか確認し、インストールを開始する場合は[次へ]ボタンをクリックします。パラメーターを変更する場合は、[戻る]ボタンをクリックします。

  6. インストールが完了すると、「正常にインストールしました。」というメッセージの画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックします。

  7. 処理が正常に完了すると、システム再起動の[確認]ダイアログが表示されます。
    プログラムを使用するには、[はい]ボタンをクリックして、システムを再起動します。

インストール後は、“2.3.4 CSの動作環境を設定する”以降に記載されている作業を実施してください。

2.3.2.2 カスタムインストール

カスタムインストールによりCSをインストールする手順は、以下のとおりです。なお、動作環境については“解説書”を参照してください。

  1. Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。

  2. Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMをPCにセットすると、以下の画面が表示されます。

    「CSインストール」を選択してください。

    上記のインストーラ画面が起動しない場合は、DVD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。

    注意

    管理者として実行してください。

  3. 「Systemwalker Desktop Patrol セットアップへようこそ」画面が表示されますので、[カスタムインストール]を選択して[次へ]ボタンをクリックしてください。

  4. 「必ずお読みください」画面が表示されますので、内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

  5. 「インストールフォルダ選択」画面が表示されます。

    表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    本製品のインストール時には他のプログラムとは別のフォルダを作成し、そこにインストールしてください。他のプログラムと同じフォルダに共存させないでください。また、本製品のインストール後に、他のプログラムを本製品のインストール先フォルダ配下にインストールしないでください。

    なお、画面上にインストールに必要な容量、および選択されている「インストール先のフォルダ」の空き容量が表示されています。他のディスクのディスク容量を確認したい場合は、[ディスク容量]ボタンをクリックすると、他のディスクの容量が確認できます。

    注意

    指定できない文字について

    [インストール先のフォルダ]には、全角/半角文字(日本語)および以下の記号を含むディレクトリは指定しないでください。
    「#」、「%」、「,」、「'」、「;」
    指定できない文字がディレクトリに設定されていると、クライアントポリシーの配信およびSystemwalker標準データベースの構築ができません。

  6. 「IIS(Internet Information Services)のホームディレクトリ選択」画面が表示されます。

    表示されているホームディレクトリから変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    表示されているホームディレクトリから変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、ホームディレクトリを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。

  7. 「ファイル コピーの開始」画面が表示されますので、画面に表示されている現在の設定内容に誤りがないか確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    「セットアップ ステータス」画面が表示され、インストール処理が開始されます。

  8. インストール処理の途中で、「サーバ環境設定」画面が表示されます。

    注意

    [サーバ環境設定]画面がインストール中の背景画面の後ろに表示されることがあります。

    タスクバーや、Alt+TAB等で画面を切替えて、画面を表示させてください。

    以下の情報を入力し、内容を確認してから[次へ]ボタンをクリックします。

    次の[環境設定]画面を表示すると、この画面に戻ることはできません。

    項目名

    説明

    サーバ名称(必須)

    「Systemwalker Desktop Patrol CS」を導入する「企業名」を指定します。50文字以内の日本語、半角英数字、特殊文字「-」、「@」、「.」を含む任意の文字で指定します。

    例)富士通株式会社

    日本語として入力可能な文字については、“インストール時の注意事項”の“インストール時に使用できない文字について”を参照してください。

    ホスト名(必須)

    (ここで設定したあとは、変更できません)

    初期値が表示されるので必要に応じて変更してください。

    初期値が表示されていない場合は、下記の条件でホスト名を入力してください。

    「Systemwalker Desktop Patrol CS」をインストールするPCの「FQDN形式」、「IPアドレス」または「Windowsのホスト名」を指定します。50文字以内のa~z、A~Z、0~9、-(ハイフン)および.(ピリオド)で指定します。

    例)cs.example.com

    当ホスト名は、接続する「Systemwalker Desktop Patrol DS/CT」で名前解決できる環境にしておく必要があります。

    注意

    IPv6環境で通信する場合

    IPv6のIPアドレスは指定できません。IPv6のみの環境で通信する場合は、あらかじめ以下のどちらかの登録を実施し、ホスト名を入力してください。

    • DNSサーバにCSおよびDSのホスト名・IPアドレスを登録

    • 通信元のPCのhostsファイルに、CSおよびDSのホスト名・IPアドレスを登録

    ソフトウェア配信ポート番号(必須)

    (ここで設定したあとは、変更できません)

    ソフトウェア配信で使用するポート番号を指定します。初期値として「2922」が設定されています。変更する場合は、5001~65535の間で、他のシステムと競合しない値を指定してください。

    インベントリ転送ポート番号(必須)

    (ここで設定したあとは、変更できません)

    インベントリ転送で使用するポート番号を指定します。初期値として「2856」が設定されています。変更する場合は、5001~65535の間で、他のシステムと競合しない値を指定してください

    Office配信ポート番号

    (ここで設定したあとは、変更できません)

    Officeの配信で使用するポート番号を指定します。初期値として「50365」が設定されています。変更する場合は、5001~65535の間で、他のシステムと競合しない値を指定してください。

    配信ソフトウェア格納ディレクトリ(必須)

    (ここで設定したあとは、変更できません)

    配信ソフトウェアの格納先となるディレクトリを、128文字以内の絶対パスで指定します。なお、以下の記号は使用できません。

    「/」「*」「?」「\」「"」「<」「>」「|」

    初期値として「DTPインストールディレクトリ\FJSVsbtrs\data\swc」が設定されています。変更する場合は、十分な空き容量のあるディレクトリを指定してください。

    なお、セキュリティパッチの自動適用を行う場合、Windowsインストールドライブ以外の十分な空き容量のあるディレクトリを指定してください。

    ポイント

    OS破壊を発生させないため、インストールディスク領域以外を指定することをお勧めします

    ソフトウェアの登録/配信、またはセキュリティパッチの自動適用によるディスク領域不足を発生させないために、配信ソフトウェア格納ディレクトリは、OSがインストールされているディスク領域とは別の領域を指定することをお勧めします。

    最大サイズ

    配信ソフトウェア格納ディレクトリの最大ディスク容量を「MB」単位で指定します。最大サイズには1~999999の数字を指定します。

    省略した場合は、指定したディレクトリの空き容量になります。

    「配信ソフトウェア格納ディレクトリ」に指定したドライブの空き容量以上の値を設定できます。PCの環境設計にあわせて値を設定してください。

    更新プログラム格納ディレクトリ

    本画面では設定できません。

    Office格納ディレクトリ

    (ここで設定したあとは、変更できません)

    Officeの配信を行う場合、Office Contents Delivery NetworkからダウンロードしたOfficeを保存するフォルダを指定します。表示されている格納先から変更する場合は[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更します。変更する場合は、十分な空き容量のあるフォルダを指定してください。

    なお、Officeの配信を行う場合、Windowsインストールドライブ以外の十分な空き容量のあるフォルダを指定してください。

    初期値として以下のディレクトリを使用します。

    <DTPインストールディレクトリ>\FJSVsbtrs\data\swc

    ポイント

    • OS破壊を発生させないため、インストールディスク領域以外を指定することをお勧めします。

    • Officeの配信時にディスク領域不足を発生させないために、Office格納フォルダは、OSがインストールされているディスク領域とは別の領域を指定することをお勧めします。

    • 共有フォルダを使用してクイック実行形式の更新プログラムを配信する場合は、以下の設定を行ってください。

      2.12.5 共有フォルダを使用してクイック実行形式の更新プログラムを配信する

    • 日本語OS以外のクライアントや多言語のLanguagePackを導入した環境に更新プログラムを配信する場合は、以下の設定を行ってください。

      2.12.6 ダウンロードする言語ファイルの変更

    注意

    • アンインストール時に指定したフォルダを削除します。既にご利用中のフォルダを指定した場合、アンインストール時にはフォルダ配下の資産も削除されますのでご注意ください。

    • V15.3.0以前からバージョンアップした場合、Office格納ディレクトリには配信ソフトウェア格納ディレクトリに指定したディレクトリが設定されます。

  9. 「環境設定」画面が表示されます。

    以下の情報を入力し、内容を確認してから[OK]ボタンをクリックするとインストール処理が続行されます。

    ポイント

    • 導入時には[利用者識別情報]および[ユーザー情報]の各項目を指定します。必須項目は、必ず指定してください。

    • 本設定を後で行う場合は、[キャンセル]ボタンをクリックしてください。その場合もインストール処理は続行されます。後で設定を行う場合は、インストール後に[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol CT]-[環境設定]、または[アプリ]-[Systemwalker Desktop Patrol CT]-[環境設定]を実行し、設定を行ってください。

    環境設定のタブ

    項目名

    説明

    [利用者識別情報]

    [ユーザーID(必須)]

    「Systemwalker Desktop Patrol CT」として管理するためのユーザーIDを指定します。必ず指定してください。

    ここで設定したユーザーIDは、メインメニューで表示され、ユーザーを識別するために使用されます。

    指定できる文字数は20文字以内です。半角英数字、および半角記号の「-」、「@」、「.」、「_」が使用できます。

    英字を指定する場合は、大文字/小文字が区別されます。

    [PC名(必須)]

    「Systemwalker Desktop Patrol CT」として管理するための名前を指定します。

    指定できる文字は、20文字以内の半角英数字です。英字を指定する場合は、大文字/小文字が区別されます。

    なお、全角文字、空白、および以下の特殊文字は指定できません。

    「+」、「*」、「?」、「<」、「>」、「,」、「;」、「:」、「\」、「/」、「"」、「|」

    [ユーザー情報]

    [内容]

    「システム管理者」に入力を指示されている場合に入力します。指定できる文字は256文字以内です。全角文字、半角英数字、半角空白、および以下の特殊文字を指定できます。

    「-」、「@」、「.」、「(」、「)」、「[」、「]」、「<」、「>」、「:」、「;」、「/」、「{」、「}」

    [サーバ切替え]

    [接続サーバ]

    接続サーバのホスト名をFQDN形式、またはIPアドレスで指定します。導入時は、設定が行われているため、入力/変更する必要はありません。

    指定できる文字は255文字以内です。英数字、「-」、「.」を指定できます。

    注意

    IPv6環境で通信する場合

    IPv6のIPアドレスは指定できません。IPv6のみの環境で通信する場合は、あらかじめ以下のどちらかの登録を実施し、ホスト名を入力してください。

    • DNSサーバにCSおよびDSのホスト名・IPアドレスを登録

    • 通信元のPCのhostsファイルに、CSおよびDSのホスト名・IPアドレスを登録

    [状況]

    [ポリシーの受信状況]

    運用開始後、CTの各項目の動作状況について表示されます。

    [インベントリ収集の状況]

    [パッチ適用の状況]

    [メッセージ履歴]

    なし

    運用開始後、管理者から送信されたメッセージの履歴が表示されます。

  10. 引き続き、WSUS連携が可能な環境の場合は、WSUSを構築するための[Systemwalker Desktop Patrol WSUS構築ツール]画面が表示されます。

    WSUS連携を行う場合

    WSUS連携を行う場合は、“2.10 アップストリームサーバを構築する”を参照し、WSUSの構築作業を実行してください。
    誤って[Systemwalker Desktop Patrol WSUS構築ツール]画面をキャンセルした場合は、インストール完了後に、“2.10 アップストリームサーバを構築する”を参照し、WSUSの構築作業を実行してください。

    WSUS連携を行わない場合

    WSUS連携を行わない場合は、本画面をキャンセルしてください。
    この場合、インストール完了後に、必ずメインメニューの[環境設定]-[オプション]画面を開いて、[表示に関する設定]の[グローバルナビゲーションの表示設定]で、[WSUS]の表示設定を[表示しない]に変更して[適用]ボタンをクリックしてください。
    [グローバルナビゲーションの表示設定]の変更後は、必ずメインメニューからログアウトして、ログインしなおしてください。

    ポイント

    WSUS連携を行わない設定を実施した後からWSUS連携を行いたい場合は、“2.10 アップストリームサーバを構築する”を参照し、WSUSの構築作業を実行してください。その後、メインメニューの[環境設定]-[オプション]画面を開いて、[表示に関する設定]の[グローバルナビゲーションの表示設定]で、[WSUS]の表示設定を[表示する]に変更してください。

  11. 次に、CSのデータベースを構築するための「運用環境保守ウィザード」画面が表示されます。

    2.3.3 データベースを構築する”を参照し、データベースの構築作業を実行してください。

  12. インストールが完了すると、「正常にインストールしました。」というメッセージの画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックします。

  13. 処理が正常に完了すると、システム再起動の[確認]ダイアログが表示されます。
    プログラムを使用するには、[はい]ボタンをクリックして、システムを再起動します。

2.3.2.3 サイレントインストール

注意

  • サイレントインストールは、新規のカスタムインストールの場合だけ可能です。

  • サイレントインストール中は、処理を中断しないでください。

  • インストールパラメーターCSVファイルおよび応答ファイルには、暗号化していないパスワードを記述します。
    インストールパラメーターCSVファイルおよび応答ファイルはユーザーの責任で管理し、サイレントインストール完了後は、作成したインストールパラメーターCSVファイルおよび応答ファイルを削除してください。

インストール手順を以下に示します。

  1. インストールパラメーターCSVファイルを作成します。

    すべてのパラメーターをデフォルト値でインストールする場合は、本手順は不要です。

    インストールパラメーターCSVファイルの詳細は、“A.1.1 インストールパラメーターCSVファイル”を参照してください。

  2. パラメーター設定コマンドを使用して応答ファイルを作成します。

    1でインストールパラメーターCSVファイルを作成していない場合は、本手順は不要です。

    パラメーター設定コマンドの詳細は、“A.1.2 パラメーター設定コマンド”を参照してください。

  3. サイレントインストールコマンドを使用して、インストールを実行します。

    サイレントインストールコマンドの詳細は、“A.1.4 サイレントインストールコマンド”を参照してください。

  4. インストール結果を、サイレントインストールコマンドの復帰値およびメッセージで確認してください。

サイレントインストールで使用するファイル、コマンドおよびメッセージの詳細については、“A.1 CSのサイレントインストール”を参照してください。

インストール後は、“2.3.4 CSの動作環境を設定する”以降に記載されている作業を実施してください。