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Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド
FUJITSU Software

2.5.4 アプリケーション管理機能を利用している場合

アプリケーション管理の機能を使用している場合、別のコンピュータにバックアップ/リストアした場合と同じ作業が必要です。

また、次の監視を行っている場合、同一コンピュータで移行した場合でも、別のコンピュータへ移行した場合でも以下で説明する作業が必要です。

アプリケーション管理のノード性能の監視を行っている場合

SystemWalker/CentricMGR 5.0/V5.0L10、5.1/V5.0L20のアプリケーション管理で提供されていたノード性能監視機能は、SystemWalker/CentricMGR 5.2/V5.0L30以降は性能監視機能として提供されています。

アプリケーション管理によりノードの性能監視を行っていた場合は、性能監視機能に引き継がれますので、資源の移行後、以下の手順によりポリシーの再配付を実施してください。

  1. Systemwalkerコンソールの[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[サーバの性能]-[設定]を選択します。

  2. [ポリシー名一覧]から移行された[ポリシー名]を選択後、[変更]ボタンをクリックします。

  3. [テンプレート種別]に、監視を行うシステムのプラットフォームに適したテンプレートを指定します。

  4. しきい値の内容を確認し、[OK]ボタンをクリックします。

  5. [配付先]ボタンから[配付するノード]を選択後、[OK]ボタンをクリックします。

  6. ポリシーを配付します。

なお、性能監視機能はSNMPエージェントが動作していることが前提となります。

SNMPエージェントについては、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用)”を参照してください。

また、配付先(部門管理サーバ、業務サーバ)のバージョンレベルが古い場合、上記ポリシーの配付が失敗します。この場合は、インストール媒体に格納されている性能監視アップデートモジュールを適用する必要があります。

アップデートモジュールの適用が必要なバージョンレベルは、以下のとおりです。

【モジュールの格納場所】

UNIX版

\Client\tool\pfmupd ディレクトリ配下

Windows版

\tool\pfmupd ディレクトリ配下

UNIX版では、PCクライアントのインストール媒体に格納されています。

アップデートモジュールの適用方法については、アップデートモジュール用のReadme(アップデートモジュール適用手引書)を参照してください。

アプリケーション管理によりワークユニットの監視を行っている場合

以下の環境でワークユニットの稼働監視を行っている場合、Workunit_evtコマンド、オプション -O を業務サーバで発行し、監視環境の設定をします。

Workunit_evtコマンドを発行することにより、旧版ルートをとおして上位サーバに通知するようになります。本コマンドを発行しない場合、ワークユニットの監視ができなくなります。

また、上記の環境から部門管理サーバをSystemwalker CentricMGR V10.0L20、V10.0L21または10.1以降にバージョンアップした場合は、Workunit_evtコマンド、オプション -N を業務サーバで発行し、10.1またはV10.0L21以降の送信方法に設定してください。

Workunit_evt(ワークユニット監視設定コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。