アプリケーションサーバから帳票出力サーバに帳票やデータファイル、メディアデータファイルなどを転送して帳票を出力します。
以下に、コマンドの記述形式を示します。
[]は、省略できることを示します。
オプション1、オプション2、オプション3…には、prputprtコマンドのオプションを記述します。
prputprtコマンドのオプションで、「-h」は省略できません。
prputprt [ オプション1 ] [ オプション2 ] [ オプション3 ] …
●コマンド指定時の留意事項
コマンドのオプションに指定する文字列に空白が含まれている場合や、実行環境により特別な意味を持つ文字を含む場合は、「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定してください。
コマンドのオプションに指定する文字列に空白が含まれている場合は、「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定してください。
List Creator が提供するCOBOLインタフェースや、シェルプログラム(Bourneシェル、 Cシェルなど)、C言語プログラムのsystem() 関数などシェルを使ってコマンドを起動する場合に、特別な意味を持つ文字があります。
「"」、「'」、「|」、「\」、「\(半角バックスラッシュ)」、「;」、「$」、「*」、「?」他
オプションを「ダブルクォーテーション(")」で囲む(ただし「"」、「\」、「\(半角バックスラッシュ)」、「$」には無効)
例) コメントに「バーティカルバー(|)」を指定する場合
prputprt ・・・ -z -ttlcomment "|"
オプションを「シングルクォーテーション(')」で囲む(ただし「'」、「\」、「\(半角バックスラッシュ)」には無効)
例) コメントに「ドルマーク($)」を指定する場合
prputprt ・・・ -z -ttlcomment '$'
特別な意味を持つ文字の前に「半角バックスラッシュ(\)」を指定する
例) コメントに「半角バックスラッシュ(\)」を指定する場合
prputprt ・・・ -z -ttlcomment \\
ただし、C言語プログラムで、上記以外の方法でコマンドを起動する場合は、特別な意味を持つ文字はありません。通常どおり、オプションを指定して、コマンドを起動してください。
●ファイル、ファイルの格納先の指定に関する留意事項
アプリケーションサーバ側のファイルの格納先として指定できるのは、ローカルディスク、UNC 指定(\\コンピュータ名\共有名\ディレクトリ名)、およびリモートマウントしたディレクトリのみです。
帳票出力サーバ側のファイルの格納先として指定できるのは、ローカルディスク、およびリモートマウントしたディレクトリのみです。
ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。
以下に、prputprtコマンドのオプション一覧を示します。
オプションの分類 | オプション | 【アプリケーションサーバのオペレティングシステム】 | |||
---|---|---|---|---|---|
W64 | S | L64 | |||
通信対象コンピュータ名(*1) | ○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | |||
○ | ○ | ○ | |||
○ | ○ | ○ | |||
○ | ○ | ○ | |||
"帳票名"(*2) | ○ | ○ | ○ | ||
転送帳票格納ディレクトリ(*2) | ○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | |||
転送データファイル名(*2) | ○ | ○ | ○ | ||
転送メディアデータファイル名(*2) | ○ | ○ | ○ | ||
転送ファイル名(*2) | ○ | ○ | ○ | ||
バイナリ転送時の転送ファイル名(*2) | ○ | ○ | ○ | ||
帳票出力時の帳票格納ディレクトリ(*2) | ○ | ○ | ○ | ||
○ | ○ | ○ | |||
○ | ○ | ○ | |||
○ | ○ | ○ | |||
○ | ○ | ○ | |||
転送電子保存時のFAX受信者情報ファイル名(*2) (*3) | ○ | ○ | ○ | ||
(*2) (*4) | ○ | ○ | ○ | ||
○ | - | - | |||
○ | ○ | ○ |
*1:
省略できません。
*2:
ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。
⇒“3.6 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項”
*3:
帳票出力サーバが電子保存、およびFAX送信をサポートしている場合のみ指定できます。
*4:
帳票出力サーバがFAX送信をサポートしている場合のみ指定できます。
以下に、1つの帳票を出力する場合、マルチフォーム出力する場合、および組合せフォーム出力する場合の必須オプションの違いを示します。
1つの帳票を出力する場合
-hオプション
-sオプション
マルチフォーム出力する場合
-hオプション
-bオプション(帳票を転送しない場合)または-lcformオプション(帳票を転送する場合)
-nオプション
-grpdelimitオプション
組合せフォーム出力する場合
-hオプション
-bオプション(帳票を転送しない場合)または-lcformオプション(帳票を転送する場合)
-nオプション
-grpdelimitオプション
-gcbformオプション
prputprtコマンドのオプションについて説明します。
オプションは、使用するオペレーティングシステムによって機能範囲や留意事項などが異なる場合があります。オペレーティングシステムによって記載内容が異なる場合は、それぞれの場合に分けて説明します。
ポイント
リモート帳票出力時の作業用ディレクトリは、帳票出力サーバ側のオペレーティングシステムによって、帳票出力サーバ上で以下の方法で指定します。
帳票出力サーバがWindowsの場合
環境設定画面の[全般]タブで設定します。
帳票出力サーバがUNIX系OSの場合
prsetremenvコマンドで設定します。
通信対象の帳票出力サーバのコンピュータ名を、TCP/IPのホスト名またはIPアドレスで指定します。
このオプションは、必ず指定してください。
注意
帳票出力サーバがWindowsの場合、コンピュータ名とTCP/IPのホスト名は同一となるようネットワークの設定を行ってください。コンピュータ名とTCP/IPのホスト名が異なる場合は、IPアドレスで指定してください。
エラーメッセージの出力方法を指定します。
以下に出力します。
【Windows版】の場合:エラーをイベントログに出力します。
【UNIX系OS版】の場合:エラーを標準エラー出力に出力します。
以下に出力します。
【Windows版】の場合:エラーをメッセージボックスで表示します。
【UNIX系OS版】の場合:エラーを標準エラー出力とシステムログに出力します。
このオプションを省略すると、「e」が指定されたものとして動作します。
注意
帳票出力サーバ上では、帳票出力サーバ側のオペレーティングシステムによって、以下の方法でエラーが通知されます。
帳票出力サーバがWindowsの場合:イベントログ
帳票出力サーバがSolarisの場合:システムログ(/var/adm/messages)
帳票出力サーバがLinuxの場合:システムログ(/var/log/messages)
アプリケーションサーバの帳票やデータファイル、メディアデータファイルなどの転送データを圧縮して転送する場合に指定します。
このオプションを省略すると、転送データを圧縮せずに転送します。
アプリケーションサーバの帳票を帳票出力サーバに転送せず、帳票出力サーバに配置済みの帳票を使用して帳票を出力する場合に指定します。
このオプションを省略すると、アプリケーションサーバの帳票を帳票出力サーバの作業用ディレクトリに転送します。
マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)は、このオプションまたは-lcformオプションを必ず指定してください。ただし、両方のオプションを同時に指定すると、エラーになります。
注意
帳票出力サーバがUNIX系OSで、プリンタにFM出力またはFNP出力する場合、必ず帳票出力サーバに帳票定義情報を配置し、このオプションを指定してください。
このオプションの指定を省略した場合、オーバレイが印刷されない、または違うオーバレイが印刷される場合があります。
このオプションは、アプリケーションサーバの帳票を帳票出力サーバに転送する場合(-bオプションを指定しない場合)にのみ有効です。
帳票出力サーバの作業用ディレクトリにすでに同名の帳票が存在した場合に、どのような処理を行うかを指定します。
すべて上書きします。読み取り専用の帳票も上書きします。
アプリケーションサーバの帳票が更新されている場合(アプリケーションサーバの帳票のファイル更新日時が帳票出力サーバのファイル更新日時より新しい場合)にのみ転送し、上書きします。読み取り専用の帳票も上書きします。
このオプションを省略すると、qが指定されたものとして動作します。
このオプションは、1つの帳票を出力する場合(-grpdelimitオプションを指定しない場合)にのみ有効です。
帳票名を「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定します。
1つの帳票を出力する場合(-grpdelimitオプションを指定しない場合)は、このオプションを必ず指定してください。
ポイント
マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力をする場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)、帳票名を入力データで指定しますので、このオプションで指定する必要はありません。
このオプションは、アプリケーションサーバの帳票を帳票出力サーバに転送する場合(-bオプションを指定しない場合)にのみ有効です。
アプリケーションサーバの転送する帳票が格納されているディレクトリをフルパスで指定します。
帳票を転送する場合(-bオプションを指定しない場合)に省略すると、以下のディレクトリの指定が有効になります。
アプリケーションサーバの環境設定画面の[全般]タブで指定されている作業用ディレクトリ
アプリケーションサーバ上でprsetremenvコマンドで指定した作業用ディレクトリ
なお、ディレクトリ名に以下の置換パラメータを指定できます。
以下のディレクトリが指定されたものとして動作します。
環境設定画面の[全般]タブで指定されている帳票格納ディレクトリ(List Creatorデザイナをインストールしている場合は、帳票格納ディレクトリを帳票定義一覧画面のオプション画面からも切り替えることができます)
prsetassetsdirコマンドで設定されている帳票格納ディレクトリ
注意
帳票格納ディレクトリ名を指定する場合、以下の注意事項があります。
入力データの文字コード系を指定します。アプリケーションサーバ側で指定した文字コード系は、帳票出力サーバ側に引き継がれます。
Shift-JIS
UNICODE(UTF16リトルエンディアン)
UNICODE(UTF16ビッグエンディアン)
UNICODE(UTF8)
UNICODE(UTF32リトルエンディアン)
UNICODE(UTF32ビッグエンディアン)
このオプションを省略すると、以下の指定が有効になります。
環境設定画面の[全般]タブで指定した文字コード系が有効になります。
環境変数LANGおよび環境変数OA_EUCTYPEでの指定が有効になります。
注意
入力データ形式が「XML形式」の場合、以下のように指定してください。
【Windows版】の場合
このオプションは、入力データ形式が「可変長」、「固定長」、または「CSV形式」の場合にのみ有効です。入力データ形式が「XML形式」の場合は、XMLファイル中のXML宣言で文字コード系を指定します。XMLファイル中のXML宣言を省略した場合、またはXML宣言で文字コード系の指定を省略した場合は、UNICODE(UTF8)とみなします。
【UNIX系OS版】の場合
XMLファイル中のXML宣言で指定した文字コード系にかかわらず、Shift-JIS(SJIS)を指定してください。
【UNIX系OS版】の場合、EUCコード系を指定するには、このオプションを指定せず(省略し)、環境変数LANGおよびOA_EUCTYPEでEUCコード系を指定してください。
Unicodeの文字が定義されている帳票定義情報を使用する場合、入力データの文字コード系はUNICODEのいずれかを指定してください。
英語環境(英語ロケール)で帳票出力する場合、入力データの文字コード系はUNICODEのいずれかを指定してください。
アプリケーションサーバのデータファイルを帳票出力サーバに転送する場合に、アプリケーションサーバのデータファイル名をフルパスで指定します。
【Windows版】の場合は、259バイト以内で指定してください。
帳票出力サーバに転送されたデータファイルは、帳票出力後に削除されます。
1つの帳票を出力する場合(-grpdelimitオプションを指定しない場合)に省略すると、データファイルを転送せず、帳票出力サーバ上の帳票格納ディレクトリ配下の帳票名と同名のデータファイル(「帳票名.dat」)が指定されたものとして動作します。
マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力をする場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)、このオプションを必ず指定してください。
注意
データファイル中のデータは、必ず以下の文字コード系で記述してください。
【Windows版】の場合
環境設定画面の[全般]タブで指定した文字コード、または-indatacodeオプション」で指定した入力データの文字コード系で記述してください。
【UNIX系OS版】の場合
環境変数LANGおよび環境変数OA_EUCTYPE、または-indatacodeオプションで指定した文字コード系で記述してください。
アプリケーションサーバがUNIX系OSで、入力データ形式が「XML形式」の場合は、XMLファイル中のXML宣言で指定した文字コード系で記述してください。
アプリケーションサーバがUNIX系OSで、帳票出力サーバがWindowsの場合、データファイルをEUC(U90)、EUC(S90)、またはSolaris標準EUCの文字で記述すると、アプリケーションサーバ側でShift-JISに変換されるため、Shift-JISの文字コードの範囲で指定してください。
なお、Shift-JISに存在しない文字を指定すると、縮退が発生します。その場合は、代替文字「_」または「_」で出力されます。
アプリケーションサーバのメディアデータファイルを帳票出力サーバに転送する場合に、アプリケーションサーバのメディアデータファイル名をフルパスで指定します。複数のファイルを指定する場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。
帳票出力サーバに転送されたメディアデータファイルは、帳票出力後に削除されます。
また、転送したメディアデータファイルを使用してOWFファイルを生成する場合、このオプションにはアプリケーションサーバの転送するメディアデータファイルをフルパスで指定し、さらに-zオプションの-gcmvisualfileオプションで転送したメディアデータファイルのファイル名のみを指定してください。
このオプションを省略すると、メディアデータファイルを転送しません。
なお、帳票出力サーバでの帳票の出力時、メディアデータ格納ディレクトリは、以下の優先順序で有効になります。
無効(このオプションにより転送したメディアデータファイルのみ有効)
-zオプションの-visualdirオプションで指定したメディアデータ格納ディレクトリ
-aオプションで指定した帳票出力時の帳票格納ディレクトリ
以下で指定されているディレクトリ
【Windows版】の場合
帳票出力サーバの環境設定画面の[全般]タブで指定されている作業用ディレクトリ
【UNIX系OS版】の場合
帳票出力サーバで指定されている作業用ディレクトリ
注意
メディアデータファイルを転送する場合、組込みメディア項目に対する入力データ中のメディアデータファイル名は、ファイル名のみを指定してください。
【UNIX系OS版】の場合、List Creatorが提供するCOBOLインタフェースや、シェルプログラム、C言語のsystem()関数などシェルを使用してコマンドを起動する場合は、転送メディアデータファイル名全体を「ダブルクォーテーション(")」で囲んでください。
例:-lcvisualfile "ファイル名1;ファイル名2;ファイル名3"
グラフ出力機能を利用する場合、グラフ属性ファイルとグラフデータファイルの両方を「;」(セミコロン)で区切って、フルパスで指定してください。
複数のグラフ属性ファイルとグラフデータファイルを使用する場合も「;」(セミコロン)で区切ってください。
例
"C:\ListCREATOR\Samples\LineChart.grh;C:\ListCREATOR\Samples\LineChart.grd;C:\ListCREATOR\Samples\RadarChart.grh;C:\ListCREATOR\Samples\RadarChart.grd"
アプリケーションサーバのファイルを帳票出力サーバに転送する場合に、アプリケーションサーバの転送するファイル名をフルパスで指定します。複数のファイルを指定する場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。
帳票出力サーバに転送されたファイルは、帳票出力後に削除されます。
このオプションを省略すると、ファイルを転送しません。
以下に、各オプションの指定方法について説明します。
情報ファイル、および組合せフォーム定義ファイルを転送する場合、このオプションは必ず指定してください。
このオプションで指定したファイルは、アプリケーションサーバから帳票出力サーバへの転送時に、自動的にファイルの文字コード変換が行われます。
以下に、ファイルを転送する場合のファイルの指定方法について説明します。
置換フォント情報ファイルを使用する場合
このオプションと-zオプションの-atmapfontfileオプションで指定します。-zオプションの-atmapfontfileオプションにはファイル名のみ指定してください。
バーコード補正情報ファイルを使用する場合
このオプションと-zオプションの-atbcodadjustオプションで指定します。-zオプションの-atbcodadjustオプションにはファイル名のみ指定してください。
帳票出力情報ファイルを使用する場合
このオプションと-zオプションの-pオプションで指定します。
-z オプションの-pオプションには、ファイル名のみ指定してください。
電子帳票情報ファイルを使用する場合
このオプションと-zオプションの-in2オプションで指定します。-zオプションの-in2オプションにはファイル名のみ指定してください。
PDFメール配信でPDFメール配信情報ファイルを使用する場合
このオプションと-zオプションの-gpdfmailconffileオプションで指定します。
-zオプションの-gpdfmailconffileオプションにはファイル名のみ指定してください。
PDF文書情報ファイルを使用する場合
このオプションと-zオプションの-in5オプションで指定します。-zオプションの-in5オプションにはファイル名のみ指定してください。
Excel文書情報ファイルを使用する場合
このオプションと-zオプションの-inexcelinfofileオプションで指定します。-zオプションの-inexcelinfofileオプションにはファイル名のみ指定してください。
ECM情報ファイルを使用する場合
PDFファイルの場合は、このオプションと-zオプションの-gpdfoutinfofileオプションで指定します。-zオプションの-gpdfoutinfofileオプションには、ファイル名のみ指定してください。
Excelファイルの場合は、このオプションと-zオプションの- gxlsxoutinfofileオプションで指定します。-zオプションの- gxlsxoutinfofileオプションには、ファイル名のみ指定してください。
組合せフォーム定義ファイルを使用する場合
このオプションと-zオプションの-gcbfileオプションで指定します。-zオプションの-gcbfileオプションには、ファイル名のみ指定してください。
PDFファイルに添付する任意のファイル、ECM連携ファイル、および項目属性切替え定義ファイルを転送する場合、このオプションは必ず指定してください。
このオプションで指定したファイルは、アプリケーションサーバから帳票出力サーバへバイナリモードで転送されます。
以下に、PDFファイルに添付する任意のファイル、ECM連携ファイル、および項目属性切替え定義ファイルを転送する場合のファイルの指定方法について説明します。
PDFファイルに添付する任意のファイルを転送する場合
このオプションと-zオプションの-gpdfembedfileオプションで指定します。-zオプションの-gpdfembedfileオプションにはファイル名のみ指定してください。
PDFファイルに添付するファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。
このオプション(アプリケーションサーバ側のフルパス)と-zオプションの-gpdfembedfileオプションで指定したファイル(ファイル名のみ)
-zオプションの-gpdfembedfileオプションで指定したPDFファイルに添付するファイル(帳票出力サーバ側のフルパス)
このオプション(アプリケーションサーバ側のフルパス)と帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の文書管理で指定したPDFファイルに添付するファイル(ファイル名のみ)
帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の文書管理で指定したPDFファイルに添付するファイル(帳票出力サーバ側のフルパス)
ECM連携ファイルを転送する場合
このオプションと、ECM情報ファイル内の「ATTRFILE_TMPL」キーワードで指定します。ECM情報ファイル内の「ATTRFILE_TMPL」キーワードには、ファル名のみ指定してください。
ECM情報ファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。
このオプション(アプリケーションサーバ側のフルパス)とECM情報ファイル内の「ATTRFILE_TMPL」キーワードで指定したECM連携ファイル(ファイル名のみ)
ECM情報ファイル内の「ATTRFILE_TMPL」キーワードで指定したECM連携ファイル(帳票出力サーバ側のフルパス)
項目属性切替え定義ファイルを転送する場合
このオプションと-zオプションの-atpropertyreplaceオプションで指定します。
-zオプションの-atpropertyreplaceオプションにはファイル名のみ指定してください。
項目属性切替え定義ファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。
このオプション(アプリケーションサーバ側のフルパス)と-zオプションの-atpropertyreplaceオプションで指定したファイル(ファイル名のみ)
-zオプションの-atpropertyreplaceオプションで指定した項目属性切替え定義ファイル(帳票出力サーバ側のフルパス)
注意
情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。
【UNIX系OS版】の場合、以下の条件をすべて満たす場合は、アプリケーションサーバ側でShift-JISに変換されるため、Shift-JISの文字コードの範囲で指定してください。
帳票出力サーバがWindowsの場合
-lcfileオプションでファイルを転送する場合
ファイルをEUC(U90)、EUC(S90)、Solaris標準EUC、またはUNICODE(UTF8)の文字で記述した場合
なお、Shift-JISに存在しない文字を指定すると、縮退が発生します。その場合、代替文字「_」または「_」で出力されます。
このオプションは、アプリケーションサーバの帳票を帳票出力サーバに転送せず、帳票出力サーバ上に配置済みの帳票を使用して帳票を出力する場合(-bオプションを指定した場合)にのみ有効です。
帳票出力サーバの帳票格納ディレクトリをフルパスで指定します。
帳票を転送しない場合(-bオプションを指定した場合)に省略すると、以下のディレクトリの指定が有効になります。
帳票出力サーバの環境設定画面の[全般]タブで指定されている帳票格納ディレクトリが有効になります。
なお、List Creatorデザイナをインストールしている場合は、帳票格納ディレクトリを帳票定義一覧画面のオプション画面からも切り替えることができます。
帳票出力サーバの帳票格納ディレクトリが有効になります。
注意
帳票格納ディレクトリのパスの区切りは、帳票出力サーバ側の指定方法に合わせて以下のように指定してください。
帳票出力サーバがWindowsの場合:\
帳票出力サーバがUNIX系OSの場合:/
帳票格納ディレクトリ名を指定する場合、以下の注意事項があります。
アプリケーションサーバがUNIX系OSで、帳票出力サーバがWindowsの場合、List Creatorが提供するCOBOLインタフェースや、シェルプログラム、C言語のsystem()関数などシェルを使用してコマンドを起動するには、パスの区切り「円マーク(\)」を2つ指定してください。
例:-a C:\\ListCREATOR\\Assets
マルチフォーム出力する場合は、オンラインマニュアル“帳票設計編”のマルチフォーム出力時の留意事項に関する記載を参照してください。
組合せフォーム出力については、オンラインマニュアル“帳票設計編”の組合せフォームの設計に関する記載を参照してください。
このオプションは、マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力をする場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)で、アプリケーションサーバの帳票を帳票出力サーバに転送する場合(-bオプションを指定しない場合)にのみ有効です。
アプリケーションサーバの転送する帳票名を指定します。複数の帳票名を、「セミコロン(;)」で区切って指定します。
マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力をする場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)、このオプションまたは-bオプションを必ず指定してください。ただし、両方のオプションを同時に指定すると、エラーになります。
1つの帳票を出力する場合(-grpdelimitオプションを指定しない場合)にこのオプションを指定すると、エラーになります。
注意
転送した帳票を使用してOWFファイルを生成する場合は、-zオプションの-gcmformオプションを指定してください。
【UNIX系OS版】の場合、List Creatorが提供するCOBOLインタフェースや、シェルプログラム、C言語のsystem()関数などシェルを使用して起動する場合は、帳票名全体を「ダブルクォーテーション(")」で囲んでください。
例:-lcform "帳票名1;帳票名2;帳票名3"
マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力をする場合に指定します。区切り文字は、データ定義画面の[環境定義]タブで指定した入力データ形式と区切り文字にしたがって指定します。
以下の場合に、実際に使用する区切り文字を指定します。
【Windows版】の場合は、「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定してください。
入力データ形式が「可変長」、区切り文字が「バーティカルバー(|)」「シャープ(#)」「アスタリスク(*)」「任意」のいずれかの場合
入力データ形式が「CSV形式」、区切り文字が「カンマ(,)」の場合
注意
組合せフォーム出力する場合、「コロン(:)」は指定しないでください。
【UNIX系OS版】の場合、List Creatorが提供するCOBOLインタフェースや、シェルプログラム、C言語のsystem()関数などシェルを使用してコマンドを起動する場合は、任意の1バイト文字を「ダブルクォーテーション(")」で囲んでください。
入力データ形式が「可変長」、区切り文字が「1個以上の空白」の場合に指定します。
以下の場合に指定します。
入力データ形式が「可変長」、区切り文字が「タブ」の場合
入力データ形式が「CSV形式」、区切り文字が「タブ」の場合
入力データ形式が「固定長」、区切り文字が「区切り文字なし」の場合に指定します。
入力データ形式が「固定長」、区切り文字が「区切り文字あり」の場合に指定します。
入力データ形式が「XML形式」の場合に指定します。
マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力をする場合、このオプションを必ず指定してください。
入力データ形式が「固定長」の場合(このオプションで「FIXED」または「FIXED_DELIMIT」を指定した場合)は、帳票名データのフィールド長を-grpbytesオプションで必ず指定してください。
このオプションを指定した場合は、-lcformオプションまたは-bオプションを必ず指定してください。また、-nオプションを必ず指定してください。
注意
【Windows版】の場合、以下の注意事項があります。
入力データの文字コード系がUnicodeで、入力データ形式が「可変長」で、マルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字に任意の1 バイト文字を指定する場合、文字コードが0x007F/0x7F 以下の文字を指定してください。
入力データの文字コード系がUnicodeで、入力データ形式が「固定長」で、区切り文字に「区切り文字あり」を指定した場合、入力データ中のマルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字には、文字コードが0x007F/0x7F 以下の文字を指定してください。
【UNIX系OS版】の場合、以下の注意事項があります。
入力データの文字コード系がEUC(U90/S90)で、入力データ形式が「可変長」で、マルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字に任意の1バイト文字を指定する場合、文字コードが0x7F以下の文字を指定してください。
入力データの文字コード系がEUC(U90/S90)で、入力データ形式が「固定長」で、区切り文字に「区切り文字あり」を指定した場合、入力データ中のマルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字には、文字コードが0x7F以下の文字を指定してください。
入力データの文字コード系がUNICODE(UTF8)で、入力データ形式が「可変長」で、マルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字に任意の1バイト文字を指定する場合、文字コードが0x7F以下の文字を指定してください。
入力データの文字コード系がUNICODE(UTF8)で、入力データ形式が「固定長」で、区切り文字に「区切り文字あり」を指定した場合、入力データ中のマルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字には、文字コードが0x7F以下の文字を指定してください。
帳票出力サーバがWindowsで、入力データの文字コード系がUnicodeで、入力データ形式が「可変長」で、マルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字に任意の1 バイト文字を指定する場合、文字コードが0x007F/0x7F 以下の文字を指定してください。
帳票出力サーバがWindowsで、入力データの文字コード系がUnicodeで、入力データ形式が「固定長」で、区切り文字に「区切り文字あり」を指定した場合、入力データ中のマルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字には、文字コードが0x007F/0x7F 以下の文字を指定してください。
以下に指定例を示します。この例では、入力データ形式が「CSV形式」、区切り文字が「カンマ(,)」でマルチフォーム出力する場合の区切り文字を指定しています。
-grpdelimit ","
マルチフォーム出力する場合に、データファイル中の帳票名データのフィールド長を指定します。
入力データ形式が「固定長」の場合(-grpdelimitオプションに「FIXED」または「FIXED_DELIMIT」を指定した場合)は、このオプションを必ず指定してください。区切り文字が「区切り文字あり」の場合は、区切り文字を含まない長さを指定してください。
以下に指定例を示します。この例では、入力データ形式が「固定長」、区切り文字が「区切り文字なし」、データファイル中の帳票名データフィールド長が20バイトの場合でマルチフォーム出力する場合の区切り文字と帳票名データフィールド長を指定しています。
-grpdelimit FIXED -grpbytes 20
組合せフォーム出力する場合に指定します。
組合せフォーム出力を行いません。
組合せフォーム出力を行います。
組合せフォーム出力する場合は、このオプションを必ず指定してください。
このオプションを指定した場合、-grpdelimitオプションで帳票名データの区切り文字を必ず指定してください。
このオプションを省略すると、「no」が指定されたものとして動作します。
電子保存した帳票をFAX送信する場合に使用するFAX受信者情報ファイルを、アプリケーションサーバから帳票出力サーバに転送する場合に、アプリケーションサーバのFAX受信者情報ファイル名をフルパスで指定します。
帳票出力サーバに転送されたFAX受信者情報ファイルは、帳票出力後に削除されます。
このオプションを省略すると、FAX受信者情報ファイルを転送しません。その場合、FAX受信者情報は、以下の優先順序で有効になります。
-zオプションの-lwfaxrcvfileオプションで指定したFAX受信者情報(ファイル)
-zオプションの-lwfaxrcvオプションで指定したFAX受信者情報
帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存のFAX属性設定画面で指定した受信者情報
設定されない
注意
このオプションを指定する場合は、FAX番号を必ず指定してください。
このオプションは、帳票出力サーバが電子保存、およびFAX送信をサポートしている場合のみ有効です。電子保存、およびFAX送信をサポートしていない帳票出力サーバに対して、このオプションを指定すると、エラーになります。
情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。
【UNIX系OS版】の場合、FAX受信者情報ファイルをEUC(U90)、EUC(S90)、Solaris標準EUC、またはUNICODE(UTF8)の文字で記述すると、アプリケーションサーバ側でShift-JISに変換されるため、Shift-JISの文字コードの範囲で指定してください。Shift-JISに存在しない文字を指定すると、縮退が発生します。その場合、代替文字「_」または「_」で出力されます。
ポイント
電子保存後にFAX送信する場合は、FAX送信時にFAX受信者情報を変更することもできます。
FAX送信する場合に使用するFAX受信者情報ファイルを、アプリケーションサーバから帳票出力サーバに転送する場合に、アプリケーションサーバのFAX受信者情報ファイル名をフルパスで指定します。
帳票出力サーバに転送されたFAX受信者情報ファイルは、帳票出力後に削除されます。
このオプションを省略すると、FAX受信者情報ファイルを転送しません。その場合、FAX受信者情報は、以下の優先順序で有効になります。
-zオプションの-infaxrcvfileオプションで指定したFAX受信者情報(ファイル)
-zオプションの-atfaxrcvオプションで指定したFAX受信者情報
帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブで指定した受信者情報
FAX送信する場合は、FAX受信者情報をいずれかで必ず指定してください。
注意
このオプションを指定する場合は、FAX番号を必ず指定してください。
このオプションは、帳票出力サーバがFAX送信をサポートしている場合のみ有効です。FAX送信をサポートしていない帳票出力サーバに対して、このオプションを指定すると、エラーになります。
情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。
【UNIX系OS版】の場合、FAX受信者情報ファイルをEUC(U90)、EUC(S90)、Solaris標準EUC、またはUNICODE(UTF8)の文字で記述すると、アプリケーションサーバ側でShift-JISに変換されるため、Shift-JISの文字コードの範囲で指定してください。Shift-JISに存在しない文字を指定すると、縮退が発生します。その場合、代替文字「_」または「_」で出力されます。
prsetpasswdコマンドで設定したユーザでリモート帳票出力を実行する場合に指定します。
prputprtコマンドを実行したユーザがprsetpasswdコマンドで設定されていない場合、prsetpasswdコマンドで最初に登録したユーザでリモート帳票出力を実行します。
prsetpasswdコマンドでユーザが1件も登録されていない場合、エラーになります。
このオプションを省略すると、帳票出力サーバ上でもprputprtコマンドを実行したユーザで動作します。
注意
以下の運用を行う場合は、アプリケーションサーバ上でprsetpasswdコマンドを使用してリモート帳票出力ユーザの設定、および-rmuserpasswdオプションを指定してください。
SYSTEMアカウントで動作するサービスプロセスからリモート帳票出力を行う場合
ファイアウォールやルータにより445/tcpポート(microsoft-ds (*1))をブロックしている場合
*1:ダイレクト・ホスティングSMBサービスの通信に使われるポート番号で、ファイルとプリンタの共有やリモート管理などに利用されます。
帳票の出力時のオプションを指定します。-zオプション以降はすべて帳票出力オプションとみなされます。
リモート帳票出力は、帳票出力サーバでprprintコマンドを実行するため、帳票出力オプションには、prprintコマンドのオプションを指定します。ただし、prprintコマンドの以下のオプションは、指定しても無効になります。
帳票格納ディレクトリ名
入力データの文字コード系
データファイル名
メディアデータ格納ディレクトリ(prputprtコマンドで-lcvisualfileオプションを指定してメディアデータファイルを転送した場合のみ無効)
マルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字(指定しないでください)
マルチフォーム用帳票名データフィールド長(指定しないでください)
組合せフォーム出力指定(指定しないでください)
電子保存時のFAX受信者情報(prputprtコマンドで-lclwfaxrcvfileオプションを指定して電子保存時のFAX受信者情報ファイルを転送した場合のみ無効)
電子保存時のFAX受信者情報ファイル名(prputprtコマンドで-lclwfaxrcvfileオプションを指定して電子保存時のFAX受信者情報ファイルを転送した場合のみ無効)
FAX送信時のFAX受信者情報(prputprtコマンドで-lcinfaxrcvfileオプションを指定してFAX送信時のFAX受信者情報ファイルを転送した場合のみ無効)
FAX送信時のFAX受信者情報ファイル名(prputprtコマンドで-lcinfaxrcvfileオプションを指定してFAX送信時のFAX受信者情報ファイルを転送した場合のみ無効)
-nオプションを指定する場合、Print Managerの高信頼リモートプリンタ、リモートプリンタは指定しないでください。
-afaxオプションを指定する場合、Print Managerのリモートプリンタは指定しないでください。
-lwfaxrcvfileオプションを指定する場合、電子保存時のFAX受信者情報ファイルは、帳票出力サーバ上に配置しておいてください。
-infaxrcvfileオプションを指定する場合、FAX送信時のFAX受信者情報ファイルは、帳票出力サーバ上に配置しておいてください。
注意
このオプションでディレクトリやファイルを指定する場合、以下の注意事項があります。
アプリケーションサーバがUNIX系OSで、帳票出力サーバがWindowsの場合、List Creatorが提供するCOBOLインタフェースや、シェルプログラム、C言語のsystem()関数などシェルを使用してコマンドを起動するには、パスの区切り「円マーク(\)」を2つ指定してください。
例:-keeppdf C:\\Data\\PDF\\Form.pdf
prputprtコマンドの記述例は、以下を参照してください。
【Windows版】を使用する場合
復帰値を示します。
なお、表4.4の「意味」の「ローカルコンピュータ」とは「アプリケーションサーバ」、「通信対象のコンピュータ」とは「帳票出力サーバ」のことです。
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
-1 | 帳票出力(prprintコマンド)の異常終了 |
-20 | 起動時のパラメータに誤りがあります。 |
-21 | 処理中に異常が発生しました。 |
-22 | 製品環境の獲得に失敗しました。 |
-23 | 通信対象のコンピュータがすでに接続可能最大数のコンピュータと接続済みのため、接続に失敗しました。 |
-24 | 通信エラーが検出されたため、処理できません。 |
-25 | 通信対象のコンピュータにユーザのアカウントが登録されていないため、接続が拒否されました。 |
-26 | 通信対象のコンピュータがシャットダウンされた、またはListCREATOR Service(通信対象のコンピュータにOutputASSISTがインストールされている場合はOutputASSIST Service )が停止されたなどのため、接続が無効になりました。 |
-27 | 通信対象のコンピュータの電源が投入されていない、または通信対象のコンピュータが見つかりません。 |
-28 | ネットワークの高負荷やネットワーク経路が切断されたため、通信がタイムアウトしました。 |
-29 | 通信対象のコンピュータが存在しない、通信対象のコンピュータの名前解決に失敗した、または通信中に異常が発生しました。 |
-30 | 通信対象のコンピュータに製品がインストールされていません。 |
-31 | 帳票、またはファイルの圧縮に失敗しました。 |
-33 | 帳票出力に失敗しました。 |
-34 | 通信対象のコンピュータの製品のバージョンレベルで未サポートのオプションが指定されました。 |
-35 | 通信対象のコンピュータにオペレーティングシステムの制限数を超えたセッション数が接続されているため、接続に失敗しました。 |
-40 | ローカルコンピュータがメモリ不足のため処理できません。 |
-41 | ローカルコンピュータでディスクの空き容量が不足しているため、処理できません。 |
-42 | ローカルコンピュータでListCREATOR Service が起動されていないため、処理できません。 |
-43 | ローカルコンピュータでリソース資源が不足しているため、処理できません。 |
-44 | ローカルコンピュータでディレクトリのアクセスに失敗したため、処理できません。 |
-45 | ローカルコンピュータでディレクトリ名が正しくないため、処理できません。 |
-46 | ローカルコンピュータでディレクトリのアクセスが拒否されたため、処理できません。 |
-47 | ローカルコンピュータにディレクトリが存在しないため、処理できません。 |
-49 | ローカルコンピュータで帳票、またはファイルのアクセスに失敗したため、処理できません。 |
-50 | ローカルコンピュータで帳票名、またはファイル名が正しくないため、処理できません。 |
-51 | ローカルコンピュータでディレクトリ、帳票、またはファイルのアクセスが拒否されたため、処理できません。 |
-52 | ローカルコンピュータに帳票、またはファイルが存在しないため、処理できません。 |
-55 | ローカルコンピュータで帳票、またはファイルのファイルサイズが大きすぎるため、処理できません。 |
-56 | ローカルコンピュータで帳票、またはファイルが使用中のため、処理できません。 |
-60 | 通信対象のコンピュータがメモリ不足のため処理できません。 |
-61 | 通信対象のコンピュータでディスクの空き容量が不足しているため、処理できません。 |
-62 | 通信対象のコンピュータでListCREATOR Service(通信対象のコンピュータにOutputASSISTがインストールされている場合はOutputASSIST Service)が起動されていないため、処理できません。 |
-63 | 通信対象のコンピュータでリソース資源が不足しているため、処理できません。 |
-64 | 通信対象のコンピュータでディレクトリのアクセスに失敗したため、処理できません。 |
-65 | 通信対象のコンピュータでディレクトリ名が正しくないため、処理できません。 |
-66 | 通信対象のコンピュータでディレクトリのアクセスが拒否されたため、処理できません。 |
-68 | 通信対象のコンピュータのディレクトリが読み取り専用のため、処理できません。 |
-67 | 通信対象のコンピュータでディレクトリが存在しないため、処理できません。 |
-69 | 通信対象のコンピュータで、帳票、またはファイルのアクセスに失敗したため、処理できません。 |
-70 | 通信対象のコンピュータで帳票名、またはファイル名が正しくないため、処理できません。 |
-71 | 通信対象のコンピュータで、ディレクトリ、帳票、またはファイルのアクセスが拒否されたため、処理できません。 |
-72 | 通信対象のコンピュータに、帳票、またはファイルが存在しないため、処理できません。 |
-75 | 通信対象のコンピュータの帳票、またはファイルのファイルサイズが大きすぎるため、処理できません。 |
-76 | 通信対象のコンピュータで、帳票、またはファイルが使用中のため、処理できません。 |
-101 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。スプールドキュメントが削除されました。 |
-102 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。スプールドキュメントが保留されました。 |
-103 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。出力装置がオフライン、またはストップ状態のため、帳票を出力することができませんでした。 |
-104 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。出力装置が用紙切れのため、帳票を出力することができませんでした。 |
-105 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。出力装置がエラー状態のため、帳票を出力することができませんでした。 |
-106 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。リモート出力装置へスプールドキュメントを転送中にエラーが発生しました。 |
-107 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。出力後保存中にエラーが発生しました。 |
-108 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。用紙交換メッセージ、または出力開始メッセージ応答待ち状態のため、出力完了待ち合わせが解除されました。 |
-200 | リモート帳票出力ユーザが登録されていません。 |
128 | 通信対象のコンピュータでプロセスの起動に失敗しました。資源不足により、帳票出力コマンド(prprintコマンド)の起動に失敗しました。 |
上記以外 | 帳票出力処理で内部矛盾が発生しました。繰り返し発生する場合は、当社技術員にご連絡ください。 |
【UNIX系OS版】を使用する場合
復帰値を示します。
なお、表4.5の「意味」の「ローカルコンピュータ」とは「アプリケーションサーバ」、「通信対象のコンピュータ」とは「帳票出力サーバ」のことです。
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
255 | 帳票出力(prprintコマンド)の異常終了 |
20 | 起動時のパラメータに誤りがあります。 |
21 | 処理中に異常が発生しました。 |
22 | 製品環境の獲得に失敗しました。 |
23 | 通信対象のコンピュータがすでに接続可能最大数のコンピュータと接続済みのため、接続に失敗しました。 |
24 | 通信エラーが検出されたため、処理できません。 |
25 | 通信対象のコンピュータにユーザのアカウントが登録されていないため、接続が拒否されました。 |
26 | 通信対象のコンピュータがシャットダウンされた、またはListCREATOR Service(通信対象のコンピュータにOutputASSISTがインストールされている場合はOutputASSIST Service)が停止されたなどのため、接続が無効になりました。 |
27 | 通信対象のコンピュータの電源が投入されていない、または通信対象のコンピュータが見つかりません。 |
28 | ネットワークの高負荷やネットワーク経路が切断されたため、通信がタイムアウトしました。 |
29 | 通信対象のコンピュータが存在しない、通信対象のコンピュータの名前解決に失敗した、または通信中に異常が発生しました。 |
30 | 通信対象のコンピュータに製品がインストールされていません。 |
31 | 帳票、またはファイルの圧縮に失敗しました。 |
32 | ファイルのコード変換に失敗しました。 |
33 | 帳票出力に失敗しました。 |
34 | 通信対象のコンピュータの製品のバージョンレベルで未サポートのオプションが指定されました。 |
40 | ローカルコンピュータがメモリ不足のため処理できません。 |
41 | ローカルコンピュータでディスクの空き容量が不足しているため、処理できません。 |
42 | ローカルコンピュータでListCREATOR Service が起動されていないため、処理できません。 |
43 | ローカルコンピュータでリソース資源が不足しているため、処理できません。 |
44 | ローカルコンピュータでディレクトリのアクセスに失敗したため、処理できません。 |
45 | ローカルコンピュータでディレクトリ名が正しくないため、処理できません。 |
46 | ローカルコンピュータでディレクトリのアクセスが拒否されたため、処理できません。 |
47 | ローカルコンピュータにディレクトリが存在しないため、処理できません。 |
49 | ローカルコンピュータで帳票、またはファイルのアクセスに失敗したため、処理できません。 |
50 | ローカルコンピュータで帳票名、またはファイル名が正しくないため、処理できません。 |
51 | ローカルコンピュータでディレクトリ、帳票、またはファイルのアクセスが拒否されたため、処理できません。 |
52 | ローカルコンピュータに帳票、またはファイルが存在しないため、処理できません。 |
55 | ローカルコンピュータで帳票、またはファイルのファイルサイズが大きすぎるため、処理できません。 |
56 | ローカルコンピュータで帳票、またはファイルが使用中のため、処理できません。 |
60 | 通信対象のコンピュータがメモリ不足のため処理できません。 |
61 | 通信対象のコンピュータでディスクの空き容量が不足しているため、処理できません。 |
62 | 通信対象のコンピュータでListCREATOR Service(通信対象のコンピュータにOutputASSISTがインストールされている場合はOutputASSIST Service)が起動されていないため、処理できません。 |
63 | 通信対象のコンピュータでリソース資源が不足しているため、処理できません。 |
64 | 通信対象のコンピュータでディレクトリのアクセスに失敗したため、処理できません。 |
65 | 通信対象のコンピュータでディレクトリ名が正しくないため、処理できません。 |
66 | 通信対象のコンピュータでディレクトリのアクセスが拒否されたため、処理できません。 |
67 | 通信対象のコンピュータでディレクトリが存在しないため、処理できません。 |
68 | 通信対象のコンピュータのディレクトリが読み取り専用のため、処理できません。 |
69 | 通信対象のコンピュータで、帳票、またはファイルのアクセスに失敗したため、処理できません。 |
70 | 通信対象のコンピュータで帳票名、またはファイル名が正しくないため、処理できません。 |
71 | 通信対象のコンピュータで、ディレクトリ、帳票、またはファイルのアクセスが拒否されたため、処理できません。 |
72 | 通信対象のコンピュータに、帳票、またはファイルが存在しないため、処理できません。 |
75 | 通信対象のコンピュータの帳票、またはファイルのファイルサイズが大きすぎるため、処理できません。 |
76 | 通信対象のコンピュータで、帳票、またはファイルが使用中のため、処理できません。 |
101 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。スプールドキュメントが削除されました。 |
102 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。スプールドキュメントが保留されました。 |
103 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。出力装置がオフライン、またはストップ状態のため、帳票を出力することができませんでした。 |
104 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。出力装置が用紙切れのため、帳票を出力することができませんでした。 |
105 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。出力装置がエラー状態のため、帳票を出力することができませんでした。 |
106 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。リモート出力装置へスプールドキュメントを転送中にエラーが発生しました。 |
107 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。出力後保存中にエラーが発生しました。 |
108 | 帳票出力(prprintコマンド)の待ち合わせ時に異常が発生しました。用紙交換メッセージ、または出力開始メッセージ応答待ち状態のため、出力完了待ち合わせが解除されました。 |
128 | 通信対象のコンピュータでプロセスの起動に失敗しました。資源不足により、帳票出力コマンド(prprintコマンド)の起動に失敗しました。 |
200 | リモート帳票出力ユーザが登録されていません。 |
上記以外 | 帳票出力処理で内部矛盾が発生しました。繰り返し発生する場合は、当社技術員にご連絡ください。 |
以下に、prputprtコマンドを指定する場合の留意事項について示します。
リモート帳票出力機能の環境構築や運用に関する注意事項については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のリモート帳票出力時の留意事項の記載を参照してください。
【Windows/UNIX系OS版】共通の注意事項
アプリケーションサーバから帳票を転送したときに、処理中にエラーになった場合、転送先の帳票は保証できません。再度prputprt コマンドを実行してください。
リモート帳票出力を行う場合、帳票出力サーバ上ではprputprt コマンドを実行したユーザの権限で動作します。
したがって、帳票出力サーバ上では、以下のようにユーザアカウントおよび権限の設定を行ってください。
アプリケーションサーバがWindowsの場合
帳票出力サーバ上でもprputprt コマンドを実行したユーザの権限で動作できるよう、アプリケーションサーバと帳票出力サーバとで、同一ユーザ名・パスワードのアカウントを設定しておいてください。
また、以下の運用を行う場合は、リモート帳票出力を行う前に、アプリケーションサーバ上でprsetpasswd コマンドを使用して、リモート帳票出力ユーザを設定し、prputprt コマンドの-rmuserpasswd オプションを指定してください。
SYSTEM アカウントで動作するサービスプロセスからリモート帳票出力を行う場合
ファイアウォールやルータにより445/tcpポート(microsoft-ds (*1))をブロックしている場合
*1:
ダイレクト・ホスティングSMBサービスの通信に使われるポート番号で、ファイルとプリンタの共有やリモート管理などに利用されます。
アプリケーションサーバがUNIX系OSの場合
帳票出力サーバがWindowsの場合は、prputprt コマンドを実行するアプリケーションサーバと帳票を出力する帳票出力サーバとで、同一ユーザのアカウントを設定しておいてください。
また、帳票出力サーバのユーザ名・パスワードを、アプリケーションサーバ上でリモート帳票出力ユーザとして登録しておいてください。
帳票出力サーバがUNIX 系OS の場合は、prputprt コマンドを実行するアプリケーションサーバと帳票を出力する帳票出力サーバとで、同一ユーザのアカウントを設定しておいてください。
ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。
【Windows版】を使用する場合
prputprtコマンドにより帳票を出力する場合、1台の帳票出力サーバに対して同時に通信できるプロセス数は合わせて50個までです。1台のアプリケーションサーバに対して帳票出力サーバが複数台存在する場合は、それぞれの帳票出力サーバに対して50個まで(帳票出力サーバ台数×50個まで)同時に通信することができます。
また、1台の帳票出力サーバに対して、アプリケーションサーバが複数台存在する場合はそれぞれのアプリケーションサーバから同時に通信するプロセス数の合計が50個まで通信可能となります。51個目以降の帳票出力処理は、中断される場合があります。この場合、復帰値「-23」でprputprtコマンドが復帰します。prputprtコマンドを連続して実行する場合は、必要に応じて再度コマンドを実行してください。
ネットワークの高負荷、ネットワーク経路が切断された、またはネットワークハード異常などが発生した場合、最大30分後にエラーとなります。この場合、復帰値「-28」でprputprtコマンドが復帰します。帳票出力サーバとのネットワーク経路に問題がないか、またはネットワークハード異常が発生していないかを確認してください。
【UNIX系OS版】を使用する場合
1台の帳票出力サーバで同時に処理できるプロセス数は50個までです。51個目以降の帳票出力処理は、中断される場合があります。この場合、復帰値「23」でprputprtコマンドが復帰します。
prputprtコマンドを連続して実行する場合は、必要に応じて再度コマンドを実行してください。
ネットワークの高負荷、ネットワーク経路が切断された、またはネットワークハード異常などが発生した場合、最大30分後にエラーとなります。この場合、復帰値「28」でprputprtコマンドが復帰します。帳票出力サーバとのネットワーク経路に問題がないか、またはネットワークハード異常が発生していないかを確認してください。