●アプリケーション開発・実行前の確認事項について
List Creatorでは、ご使用になる環境(オペレーティングシステムやプリンタ装置など)や出力方法などの条件によって、扱える文字コード系、出力できる文字、および機能のサポート範囲が異なります。
また、通常使うプリンタや各機能の環境設定、資源の準備と配置など、List Creatorの環境構築や運用についての留意点などがあります。
したがって、アプリケーションの開発・実行にあたっては、以下のマニュアルで機能のサポート範囲や留意事項を必ずご確認ください。
オンラインマニュアル“解説編”
オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”
アプリケーションサーバおよび帳票出力サーバがUNIX系OSの場合、帳票などの出力ファイル名や帳票資源の格納先などのファイルパスに半角英数字以外(全角文字および半角カナ文字)は指定できません。
帳票資源の格納先、帳票の出力先、またはファイルの転送先などのファイルパスを指定する場合、フォルダ名やディレクトリ名の末尾には、パスの区切り文字(「円マーク(\)」または「スラッシュ(/)」)を指定しないでください。
分散出力型でアプリケーションサーバと帳票出力サーバのオペレーティングシステムが異なる場合、帳票出力サーバのファイル名または格納ディレクトリを指定するとき、パスの区切りは、帳票出力サーバ側の指定方法に合わせて以下のように指定してください。
帳票出力サーバがWindowsの場合:\
帳票出力サーバがUNIX系OSの場合:/
帳票資源の格納先および帳票の出力先の指定について、以下の注意事項があります。
運用形態や機能 | 指定できる格納先(出力先) | 指定できない格納先(出力先) | |||
---|---|---|---|---|---|
アプリケーションサーバ | 帳票出力サーバ | アプリケーションサーバ | 帳票出力サーバ | ||
スタンドアロン型 | |||||
分散出力型 | リモート帳票出力型 |
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コネクタ連携型 (*1)(*2) |
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Web手元印刷型 | スタンドアロン型、分散出力型の場合と同様です。 | ||||
到着監視機能 |
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*1:
帳票資源をアプリケーションサーバに配置して帳票出力した場合、アプリケーションサーバから帳票出力サーバに帳票資源が転送されます。アプリケーションサーバと帳票出力サーバの動作オペレーティングシステムが異なる場合は、指定できるパス長などに留意が必要です。
詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のコネクタ連携時の留意事項の記載を参照してください。
*2:
コネクタ連携型で運用する場合にUNC指定するには、環境設定が必要になります。
詳細は、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のコネクタ連携時の環境設定についての記載を参照してください。
注意
ファイルおよびファイルの格納先として、UNC指定が可能な帳票出力インタフェースは、以下のとおりです。
コマンド(prprint コマンド、prputprt コマンド(アプリケーションサーバからの参照)、prputexコマンド、prviewコマンド、prtest コマンド)
Javaインタフェース
.NETインタフェース
カスタムコントロール
COBOLインタフェース
prprintxコマンドを使用する場合は指定できません。
●FAX 送信者情報/受信者情報の指定に関する注意事項
FAX 送信者情報/受信者情報を指定する場合、各項目の詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の電子保存時/FAX 送信時のFAX 受信者情報ファイルについての記載を参照してください。
●英語環境(英語ロケール)での運用に関する注意事項
帳票の出力ファイル名や帳票資源のファイル名、およびディレクトリ名は、半角英数・記号(ASCII範囲)で指定してください。
帳票出力インタフェースのオプションやプロパティで指定する文字列データは、半角英数・記号(ASCII範囲)で指定してください。
なお、英語環境(英語ロケール)での運用とは以下の運用を指します。
英語環境(英語ロケール)で出力する場合
分散出力時、アプリケーションサーバまたは帳票出力サーバのどちらかが英語環境(英語ロケール)の場合
Webアプリケーション連携機能使用時、サーバまたはクライアントのどちらかが英語環境(英語ロケール)の場合