リストア前に起動しているノードがある場合にはRMSを停止します。本手順は、起動しているノードのうち、どちらか一方のノードで実行します。
# hvshut -a
GDSのサーバ間ミラーリングを使用している環境で、リストア前に全ノードとも起動している場合は最新ディスクを選択します。どちらか一方のノードでGDS の全クラスについて以下のコマンドを実行します。
# /etc/opt/FJSVsdx/bin/sdxnetdisk -S -c <クラス名>
“ 6.3.3 スナップショットからの仮想サーバのリストア”を参照して、片ノードをリストアし、起動します。
注意
GDSのサーバ間ミラーリングで使用している増設ボリュームを“6.3.3 スナップショットからの仮想サーバのリストア”に従って設定しなかった場合、リストアした仮想サーバに対して該当ボリュームをアタッチするのではなく、“ 6.3.3 スナップショットからの仮想サーバのリストア”を参照して再度仮想サーバをリストアしてください。リストアした仮想サーバに対して該当ボリュームをアタッチした場合、以降の手順で失敗します。
GDSのサーバ間ミラーリングを使用している場合は、起動後、リストアしたノードで以下を実行します。
iSCSIデバイス情報を削除します。
# rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_disable.db
# rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_timestamp
RMSを停止します。
# hvshut -l
もう一方のノードをリストアする場合は、“6.3.3 スナップショットからの仮想サーバのリストア”を参照して、リストアします。
注意
仮想サーバを作成した後で、GDS のサーバ間ミラーリングで使用しているボリュームをアタッチした場合、以降の手順で失敗します。“6.3.3 スナップショットからの仮想サーバのリストア”を参照して再度仮想サーバを作成してください。
GDSのサーバ間ミラーリングを使用している環境で、手順5.でリストアした場合、リストアしたノードでiSCSI デバイス情報を削除します。
# rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_disable.db # rm -f /var/opt/FJSVsdx/log/.sdxnetmirror_timestamp
GDSのサーバ間ミラーリングを使用している環境で、リストア前に全ノードがともに停止していた場合、等価性コピーのコピー元にするスライスの状態を確認します。等価性コピーのコピー元にするスライスがINVALID 状態の場合、スライスの状態を復旧します。sdxfix コマンドの-d オプションでは、等価性コピーのコピー元にするディスクを指定します。本手順は、どちらか一方のノードで実行します。
# sdxfix -V -c <クラス名> -v <ボリューム名> -d <ディスク名> -x NoRdchk
手順4.の2.を実行した場合は、RMSを停止したノードでRMS を起動します。
# hvcm
注意
手順3. または、手順5. で仮想サーバ名を変更した場合、全ノードで“ 3.7.1.2 シャットダウン機構の設定”の手順3.~5.を実行してください。