管理ポイントに対する操作について説明します。
管理ポイントに対する操作は辞書の管理者が行います。
以下で操作したファイル名を指定して、辞書ユーティリティコマンドを実行します。
辞書ユーティリティコマンドの実行は、“8.6.2 辞書ユーティリティコマンド”を参照してください。
管理ポイントを辞書に登録します。
ここでは、管理ポイントの登録について、以下の内容を説明します。
入力ファイルの指定形式
入力ファイルのラベル(実行機能指定部、機能パラメタ指定部)
管理ポイントの追加を行う場合、Navigatorクライアント、またはNavigator辞書管理ツールを使用して作成した管理ポイントの情報をファイルに出力して、そのファイルの必要な箇所だけ変更して作成すると便利です。
入力ファイルの指定形式
管理ポイントの登録を行う場合の、入力ファイルの形式イメージを以下に示します。
【管理ポイント操作ブロックについて】
上記の形式に示される、[START]から[END]までを「管理ポイント操作ブロック」と呼びます。
入力ファイルには、複数の管理ポイント操作ブロックを記述することができます。
辞書ユーティリティコマンドで指定する入力ファイル(-fパラメタで指定するファイル)には、複数の管理ポイント操作ブロックを記述できます。
管理ポイント操作ブロックでは、任意の一つの管理ポイントグループに対する定義が可能です。一つの管理ポイント操作ブロックで、同時に複数の管理ポイントグループを指定することはできません。
管理ポイント操作ブロックでは、時間型の管理ポイント操作を指定する場合、グループの指定はできません。また、管理ポイントリストファイルに、時間型以外の管理ポイント操作の指定はできません。
管理ポイント操作ブロックに指定された管理ポイントグループがNavigatorに登録されていない場合、その管理ポイント操作ブロックは無効となります。
管理ポイント操作ブロックが複数記述されている場合で、任意のブロックでエラーが発生した場合、そのエラーとなった管理ポイント操作ブロック以外のブロックは有効です。
1カラム目にセミコロン(;)をつけるとコメント行になります。
【注釈・作成者名・カテゴリ名・カテゴリの内訳データの指定形式について】
文字列の中に半角の「,」(カンマ)を指定する場合は、全体を二重引用符で囲む必要があります。
文字列の中に二重引用符を指定する場合は、二重引用符を2つ続けて記述する必要があります。この場合、全体を二重引用符で囲む必要があります。
管理ポイントの抽出の場合は、全体が二重引用符で囲まれます。
【実行機能指定部の[MODE]ラベルが“ADD”の場合】
辞書ユーティリティコマンドで設定できる管理ポイントは、マスタ型・全値型・時間型・カテゴリ型・マスク型・範囲型の管理ポイントとなります。それ以外の管理ポイントは設定できません。
管理ポイント操作ブロックに指定された管理ポイントリストファイルの管理ポイント単位で、DBMSの処理単位(トランザクション)を設定します。
管理ポイント操作ブロックに指定された管理ポイントリストファイル内の管理ポイントの単位でエラー判定を行います。任意の管理ポイントでエラーが発生した場合、その管理ポイントに対する操作は無効となります。それ以外のエラーのない管理ポイントに対する操作は継続されます。
実行機能指定部の[MODE]ラベルの値が“ADD”の場合で、作成元スキーマ・テーブル、または項目が存在しない場合はエラーとなります。
実行機能指定部の[MODE]ラベルの値が“ADD”で、定義する管理ポイント種別が“DIMENSION”の場合、対象項目がプライマリキーでない場合はエラーとなります。
正常メッセ-ジ、エラーメッセージ共に管理ポイント単位で出力します。
実行機能指定部の[MODE]ラベルの値が“ADD”で、管理ポイントリストファイルに指定された管理ポイントがすでにNavigatorで登録済みの場合は、その管理ポイントの登録は失敗します。それ以外の管理ポイントについては処理が継続されます。
入力ファイルのラベル
管理ポイントの登録を行う場合の、入力ファイルのラベルについて説明します。
(1)実行機能指定部
ラベル名 | 指定値 | 意味と使用法 |
---|---|---|
[TARGET] | CONTROL_POINT | 管理ポイントに対する操作の指定です。 |
[MODE] | ADD | 管理ポイントを登録します。 |
(2)機能パラメタ指定部
ラベル名 | 指定値 | 意味と使用法 |
---|---|---|
[START] | - | 管理ポイント操作ブロックを開始します。 |
[GROUP] | 管理ポイントグループ名 | 登録する管理ポイントが存在する管理ポイントグループ名を指定します。時間型の管理ポイントに対する操作を行う場合は指定できません。指定内容についての詳細は“データソースの違いによるデータソース情報の設定”を参照してください。 |
[CONTROL_POINT_FILE] | 管理ポイントリストファイル名 | 登録する管理ポイントを記述したファイル(管理ポイントリストファイル)のファイル名を指定します。指定内容についての詳細は“8.6.7.5 管理ポイントリストファイルの書式”を参照してください。 |
[END] | - | 管理ポイント操作ブロックを終了します。 |
管理ポイントリストファイルで指定するデータベ-ス情報について説明します。
データソースの種別により指定値に違いがあるので注意が必要です。
対象テーブルの種類 | DATASOURCE指定例での指定方法 |
---|---|
Symfoware | RDBDBの値 |
Oracleデータベース | ORACLE_SID、またはRN_ORACLE_DBの値 |
他サイトのOracleデータベース | ORACLE_SIDの値@データベースリンク名、またはRN_ORACLE_DBの値@データベースリンク名 |
SQL Server | RN_MSSQLSERVER_DBの値 |
ODBC | データソース定義時に指定した名前@カタログ名(注) |
Postgres | データソース定義時に指定した名前 |
(注)SAP IQの場合は、「@カタログ名」は不要です。
以下に記述例を示します。
『備考』
管理ポイントリストファイル名は絶対パスで指定します。
[例] C:\wrk\navi\cpoint1.txt
UNIXの場合には、C:\wrk\navi\を/wrk/navi/のように置き換えてください。
辞書に登録済みの管理ポイントを抽出します。
ここでは、登録済み管理ポイントの抽出について、以下の内容を説明します。
入力ファイルの指定形式
入力ファイルのラベル(実行機能指定部、機能パラメタ指定部)
入力ファイルの指定形式
管理ポイントの抽出を行う場合の、入力ファイルの形式イメージを以下に示します。
【管理ポイント操作ブロックについて】
上記の形式に示される、[START]から[END]までを「管理ポイント操作ブロック」と呼びます。
入力ファイルには、複数の管理ポイント操作ブロックを記述することができます。
辞書ユーティリティコマンドで指定する入力ファイル(-fパラメタで指定するファイル)には、複数の管理ポイント操作ブロックを記述できます。
管理ポイント操作ブロックでは、任意の一つの管理ポイントグループに対する定義が可能です。一つの管理ポイント操作ブロックで、同時に複数の管理ポイントグループを指定することはできません。
管理ポイント操作ブロックでは、時間型の管理ポイント操作を指定する場合、グループの指定はできません。また、管理ポイントリストファイルに、時間型以外の管理ポイント操作の指定はできません。
管理ポイント操作ブロックに指定された管理ポイントグループがNavigatorに登録されていない場合、その管理ポイント操作ブロックは無効となります。
管理ポイント操作ブロックが複数記述されている場合で、任意のブロックでエラーが発生した場合、そのエラーとなった管理ポイント操作ブロック以外のブロックは有効です。
1カラム目にセミコロン(;)をつけるとコメント行になります。
【注釈・作成者名・カテゴリ名・カテゴリの内訳データの指定形式について】
文字列の中に半角の「,」(カンマ)を指定する場合は、全体を二重引用符で囲む必要があります。
文字列の中に二重引用符を指定する場合は、二重引用符を2つ続けて記述する必要があります。この場合、全体を二重引用符で囲む必要があります。
管理ポイントの抽出の場合は、全体が二重引用符で囲まれます。
【実行機能指定部の[MODE]ラベルが“PRINT”の場合】
辞書ユーティリティコマンドで出力する管理ポイントはマスタ型・全値型・時間型・カテゴリ型・マスク型・範囲型の管理ポイントとなります。それ以外の管理ポイントは出力できません。
管理ポイント操作ブロックの単位で、DBMSの処理単位(トランザクション)を設定します。
管理ポイントの抽出が正常に実行できた場合、管理ポイント単位で正常メッセージを出力します。
入力ファイルのラベル
管理ポイントの抽出を行う場合の、入力ファイルのラベルについて説明します。
(1)実行機能指定部
ラベル名 | 指定値 | 意味と使用法 |
---|---|---|
[TARGET] | CONTROL_POINT | 管理ポイントに対する操作の指定です。 |
[MODE] | 管理ポイントを抽出します。 | |
[REPLACE] | YES | 管理ポイント出力ファイルがすでに存在する場合、ファイルを上書きします。 |
NO | 管理ポイント出力ファイルがすでに存在する場合、管理ポイントの抽出ができません。 |
(2)機能パラメタ指定部
ラベル名 | 指定値 | 意味と使用法 |
---|---|---|
[START] | - | 管理ポイント操作ブロックを開始します。 |
[GROUP] | 管理ポイントグループ名 | 抽出する管理ポイント情報が存在する管理ポイントグループ名を指定します。時間型の管理ポイントに対する操作を行う場合は指定できません。指定内容についての詳細は“データソースの違いによるデータソース情報の設定”を参照してください。 |
[CONTROL_POINT_FILE] | 管理ポイント出力ファイル名 | 抽出する管理ポイントを出力するファイル(管理ポイント出力ファイル)のファイル名を指定します。指定内容についての詳細は“8.6.7.5 管理ポイントリストファイルの書式”を参照してください。 |
[END] | - | 管理ポイント操作ブロックを終了します。 |
管理ポイント出力ファイルで指定するデータベ-ス情報について説明します。
データソースの種別により指定値に違いがあるので注意が必要です。
対象テーブルの種類 | DATASOURCE指定例での指定方法 |
---|---|
Symfoware | RDBDBの値 |
Oracleデータベース | ORACLE_SID、またはRN_ORACLE_DBの値 |
他サイトのOracleデータベース | ORACLE_SIDの値@データベースリンク名、またはRN_ORACLE_DBの値@データベースリンク名 |
SQL Server | RN_MSSQLSERVER_DBの値 |
ODBC | データソース定義時に指定した名前@カタログ名(注) |
Postgres | データソース定義時に指定した名前 |
(注)SAP IQの場合は、「@カタログ名」は不要です。
以下に記述例を示します。
『備考』
管理ポイント出力ファイル名は絶対パスで指定します。
[例] C:\wrk\navi\cp_list.txt
UNIXの場合には、C:\wrk\navi\を/wrk/navi/のように置き換えてください。
辞書に登録済みの管理ポイント情報を変更します。
ここでは、登録済み管理ポイント情報の変更について、以下の内容を説明します。
入力ファイルの指定形式
入力ファイルのラベル(実行機能指定部、機能パラメタ指定部)
入力ファイルの指定形式
管理ポイント情報の変更を行う場合の、入力ファイルの形式イメージを以下に示します。
【管理ポイント操作ブロックについて】
上記の形式に示される、[START]から[END]までを「管理ポイント操作ブロック」と呼びます。
入力ファイルには、複数の管理ポイント操作ブロックを記述することができます。
辞書ユーティリティコマンドで指定する入力ファイル(-fパラメタで指定するファイル)には、複数の管理ポイント操作ブロックを記述できます。
管理ポイント操作ブロックでは、任意の一つの管理ポイントグループに対する定義が可能です。一つの管理ポイント操作ブロックで、同時に複数の管理ポイントグループを指定することはできません。
管理ポイント操作ブロックでは、時間型の管理ポイント操作を指定する場合、グループの指定はできません。また、管理ポイントリストファイルに、時間型以外の管理ポイント操作の指定はできません。
管理ポイント操作ブロックに指定された管理ポイントグループがNavigatorに登録されていない場合、その管理ポイント操作ブロックは無効となります。
管理ポイント操作ブロックが複数記述されている場合で、任意のブロックでエラーが発生した場合、そのエラーとなった管理ポイント操作ブロック以外のブロックは有効です。
1カラム目にセミコロン(;)をつけるとコメント行になります。
【注釈・作成者名・カテゴリ名・カテゴリの内訳データの指定形式について】
文字列の中に半角の「,」(カンマ)を指定する場合は、全体を二重引用符で囲む必要があります。
文字列の中に二重引用符を指定する場合は、二重引用符を2つ続けて記述する必要があります。この場合、全体を二重引用符で囲む必要があります。
管理ポイントの抽出の場合は、全体が二重引用符で囲まれます。
【実行機能指定部の[MODE]ラベルが“UPDATE”の場合】
辞書ユーティリティコマンドで設定できる管理ポイントはマスタ型・全値型・カテゴリ型・マスク型・範囲型の管理ポイントとなります。それ以外の管理ポイントは設定できません。
管理ポイント操作ブロックに指定された管理ポイントリストファイル内の管理ポイント単位で、DBMSの処理単位(トランザクション)を設定します。
管理ポイント操作ブロックに指定された管理ポイントリストファイル内の管理ポイントの単位でエラー判定を行います。任意の管理ポイントでエラーが発生した場合、その管理ポイントに対する操作は無効となります。それ以外のエラーのない管理ポイントに対する操作は継続されます。
正常メッセ-ジ、エラーメッセージ共に管理ポイント単位で出力します。
管理ポイントリストファイルに指定された管理ポイントがNavigatorに登録されていない場合は、その管理ポイントに対する操作は失敗します。それ以外の管理ポイントについては処理が継続されます。
変更範囲は管理ポイント種別ごとに異なります。以下の情報が変更可能です。
管理ポイント種別 | 変更範囲 |
---|---|
マスタ型 | 注釈、作成者名、ラベル項目、ソートキー項目、並び順 |
全値型 | 注釈、作成者名 |
カテゴリ型・マスク型 | 注釈、作成者名、カテゴリ情報 |
範囲型 | 注釈、作成者名、並び順、境界値の定義方法、カテゴリ情報 |
入力ファイルのラベル
管理ポイント情報の変更を行う場合の、入力ファイルのラベルについて説明します。
(1)実行機能指定部
ラベル名 | 指定値 | 意味と使用法 |
---|---|---|
[TARGET] | CONTROL_POINT | 管理ポイントに対する操作の指定です。 |
[MODE] | UPDATE | 管理ポイント情報を変更します。 |
(2)機能パラメタ指定部
ラベル名 | 指定値 | 意味と使用法 |
---|---|---|
[START] | - | 管理ポイント操作ブロックを開始します。 |
[GROUP] | 管理ポイントグループ名 | 変更する管理ポイント情報が存在する管理ポイントグループ名を指定します。時間型の管理ポイントに対する操作を行う場合は指定できません。指定内容についての詳細は“データソースの違いによるデータソース情報の設定”を参照してください。 |
[CONTROL_POINT_FILE] | 管理ポイントリストファイル名 | 変更する管理ポイントを記述したファイル(管理ポイントリストファイル)のファイル名を指定します。指定内容についての詳細は“8.6.7.5 管理ポイントリストファイルの書式”を参照してください。 |
[END] | - | 管理ポイント操作ブロックを終了します。 |
管理ポイントリストファイルで指定するデータベ-ス情報について説明します。
データソースの種別により指定値に違いがあるので注意が必要です。
対象テーブルの種類 | DATASOURCE指定例での指定方法 |
---|---|
Symfoware | RDBDBの値 |
Oracleデータベース | ORACLE_SID、またはRN_ORACLE_DBの値 |
他サイトのOracleデータベース | ORACLE_SIDの値@データベースリンク名、またはRN_ORACLE_DBの値@データベースリンク名 |
SQL Server | RN_MSSQLSERVER_DBの値 |
ODBC | データソース定義時に指定した名前@カタログ名(注) |
Postgres | データソース定義時に指定した名前 |
(注)SAP IQの場合は、「@カタログ名」は不要です。
以下に記述例を示します。
『備考』
管理ポイントリストファイル名は絶対パスで指定します。
[例] C:\wrk\navi\cp_list.txt
UNIXの場合には、C:\wrk\navi\を/wrk/navi/のように置き換えてください。
辞書に登録済みの管理ポイント情報を削除します。
ここでは、登録済み管理ポイントの削除について、以下の内容を説明します。
入力ファイルの指定形式
入力ファイルのラベル(実行機能指定部、機能パラメタ指定部)
入力ファイルの指定形式
管理ポイント情報の削除を行う場合の、入力ファイルの形式イメージを以下に示します。
【管理ポイント操作ブロックについて】
上記の形式に示される、[START]から[END]までを「管理ポイント操作ブロック」と呼びます。
入力ファイルには、複数の管理ポイント操作ブロックを記述することができます。
辞書ユーティリティコマンドで指定する入力ファイル(-fパラメタで指定するファイル)には、複数の管理ポイント操作ブロックを記述できます。
管理ポイント操作ブロックでは、任意の一つの管理ポイントグループに対する定義が可能です。一つの管理ポイント操作ブロックで、同時に複数の管理ポイントグループを指定することはできません。
管理ポイント操作ブロックでは、時間型の管理ポイント操作を指定する場合、グループの指定はできません。また、管理ポイントリストファイルに、時間型以外の管理ポイント操作の指定はできません。
管理ポイント操作ブロックに指定された管理ポイントグループがNavigatorに登録されていない場合、その管理ポイント操作ブロックは無効となります。
管理ポイント操作ブロックが複数記述されている場合で、任意のブロックでエラーが発生した場合、そのエラーとなった管理ポイント操作ブロック以外のブロックは有効です。
1カラム目にセミコロン(;)をつけるとコメント行になります。
【注釈・作成者名・カテゴリ名・カテゴリの内訳データの指定形式について】
文字列の中に半角の「,」(カンマ)を指定する場合は、全体を二重引用符で囲む必要があります。
文字列の中に二重引用符を指定する場合は、二重引用符を2つ続けて記述する必要があります。この場合、全体を二重引用符で囲む必要があります。
管理ポイントの抽出の場合は、全体が二重引用符で囲まれます。
【実行機能指定部の[MODE]ラベルが“DELETE”の場合】
辞書ユーティリティコマンドで設定できる管理ポイントは、マスタ型・全値型・時間型・カテゴリ型・マスク型・範囲型の管理ポイントとなります。それ以外の管理ポイントは設定できません。
管理ポイント操作ブロックに指定された管理ポイントリストファイルの管理ポイント単位で、DBMSの処理単位(トランザクション)を設定します。
管理ポイント操作ブロックに指定された管理ポイントリストファイル内の管理ポイントの単位でエラー判定を行います。任意の管理ポイントでエラーが発生した場合、その管理ポイントに対する操作は無効となります。それ以外のエラーのない管理ポイントに対する操作は継続されます。
正常メッセ-ジ、エラーメッセージ共に管理ポイント単位で出力します。
実行機能指定部の[MODE]ラベルの値が“DELETE”で、管理ポイントリストファイルに指定された管理ポイントがNavigatorに登録されていない場合は、その管理ポイントに対する操作は失敗します。それ以外の管理ポイントについては処理が継続されます。
入力ファイルのラベル
管理ポイント情報の削除を行う場合の、入力ファイルのラベルについて説明します。
(1)実行機能指定部
ラベル名 | 指定値 | 意味と使用法 |
---|---|---|
[TARGET] | CONTROL_POINT | 管理ポイントに対する操作の指定です。 |
[MODE] | DELETE | 管理ポイント情報を削除する。 |
(2)機能パラメタ指定部
ラベル名 | 指定値 | 意味と使用法 |
---|---|---|
[START] | - | 管理ポイント操作ブロックを開始します。 |
[GROUP] | 管理ポイントグループ名 | 削除する管理ポイント情報が存在する管理ポイントグループ名を指定します。時間型の管理ポイントに対する操作を行う場合は指定できません。指定内容についての詳細は“データソースの違いによるデータソース情報の設定”を参照してください。 |
[CONTROL_POINT_FILE] | 管理ポイントリストファイル名 | 削除する管理ポイントを記述したファイル(管理ポイントリストファイル)のファイル名を指定します。指定内容についての詳細は“8.6.7.5 管理ポイントリストファイルの書式”を参照してください。 |
[END] | - | 管理ポイント操作ブロックを終了します。 |
管理ポイントリストファイルで指定するデータベ-ス情報について説明します。
データソースの種別により指定値に違いがあるので注意が必要です。
対象テーブルの種類 | DATASOURCE指定例での指定方法 |
---|---|
Symfoware | RDBDBの値 |
Oracleデータベース | ORACLE_SID、またはRN_ORACLE_DBの値 |
他サイトのOracleデータベース | ORACLE_SIDの値@データベースリンク名、またはRN_ORACLE_DBの値@データベースリンク名 |
SQL Server | RN_MSSQLSERVER_DBの値 |
ODBC | データソース定義時に指定した名前@カタログ名(注) |
Postgres | データソース定義時に指定した名前 |
(注)SAP IQの場合は、「@カタログ名」は不要です。
以下に記述例を示します。
『備考』
管理ポイントリストファイル名は絶対パスで指定します。
[例] C:\wrk\navi\cp_list.txt
UNIXの場合には、C:\wrk\navi\を/wrk/navi/のように置き換えてください。
管理ポイントの登録を行う場合に指定する管理ポイントリストファイルについて、以下の管理ポイント別に説明します。
マスタ型管理ポイント
全値型・時間型管理ポイント
カテゴリ型・マスク型管理ポイント
範囲型管理ポイント
なお、実行機能指定部の[MODE]ラベルが、"ADD"、"UPDATE"、"DELETE"の場合に作成します。"PRINT"の場合は実行した結果として出力されます。
管理ポイント情報は、1つの管理ポイントに対して、1行で記述([MODE]ラベルが"PRINT"の場合は出力)します。
管理ポイントリストファイルの形式を以下に示します。
種類,名前,注釈,作成者名,データソース名,スキーマ名,テーブル名,項目名,並び順,ラベル,ソートキー |
上記の各パラメタの意味について説明します。
管理ポイントの種類を指定します。マスタ型では、「DIMENSION」と指定します。
操作対象の管理ポイント名を指定します。管理ポイント名は48バイトまで設定できます。
操作対象となる管理ポイントに設定する注釈を記述します。
操作対象となる管理ポイントに設定する作成者名を記述します。省略した場合は、辞書の管理者のユーザ名が設定されます。
管理ポイント作成元となる項目が存在するデータソース名を記述します。
管理ポイント作成元となる項目が存在するスキーマ名を記述します。
管理ポイント作成元となる項目が存在するテーブル名を記述します。
管理ポイント作成元となる項目名を記述します。
データの並び順を記述します。以下のどれかの値を指定します。
ASC(データの並び順を昇順とする場合の指定値)
DES(データの並び順を降順とする場合の指定値)
ラベルとなる項目を記述します。
ソートキーとなる項目を記述します。
各パラメタと実行機能指定部の[MODE]ラベルの関係
上記の各パラメタと、実行機能指定部の[MODE]ラベルの関係を以下に説明します。
[MODE]ラベル | ||||
---|---|---|---|---|
ADD | UPDATE | DELETE | ||
種類 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
名前 | 必須 | 必須 | 必須 | 出力 |
注釈 | 任意 | 任意 | 不要 | 出力 |
作成者 | 任意 | 任意 | 不要 | 出力 |
データソース名 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
スキーマ名 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
テーブル名 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
項目名 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
並び順 | 必須 | 必須 | 不要 | 出力 |
ラベル | 必須 | 必須 | 不要 | 出力 |
ソートキー | 必須 | 必須 | 不要 | 出力 |
種類,名前,注釈,作成者名,データソース名,スキーマ名,テーブル名,項目名,並び順,ラベル,ソートキー
管理ポイントリストファイルの形式を以下に示します。
種類,名前,注釈,作成者名,データソース名,スキーマ名,テーブル名,項目名 |
上記の各パラメタについて、説明します。
管理ポイントの種類を指定します。全値型管理ポイントでは、「ALL_VALUE」と指定します。時間型管理ポイントでは、「TIME_ITEM」と指定します。
操作対象の管理ポイント名を指定します。管理ポイント名は48バイトまで設定できます。
操作対象となる管理ポイントに設定する注釈を記述します。
操作対象となる管理ポイントに設定する作成者名を記述します。省略した場合は、辞書の管理者のユーザ名が設定されます。
管理ポイント作成元となる項目が存在するデータソース名を記述します。
管理ポイント作成元となる項目が存在するスキーマ名を記述します。
管理ポイント作成元となる項目が存在するテーブル名を記述します。
管理ポイント作成元となる項目名を記述します。
各パラメタと実行機能指定部の[MODE]ラベルの関係
上記の各パラメタと、実行機能指定部の[MODE]ラベルの関係を以下に説明します。
全値型管理ポイントの場合
[MODE]ラベル | ||||
---|---|---|---|---|
ADD | UPDATE | DELETE | ||
種類 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
名前 | 必須 | 必須 | 必須 | 出力 |
注釈 | 任意 | 任意 | 不要 | 出力 |
作成者名 | 任意 | 任意 | 不要 | 出力 |
データソース名 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
スキーマ名 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
テーブル名 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
項目名 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
時間型管理ポイントの場合
[MODE]ラベル | ||||
---|---|---|---|---|
ADD | UPDATE | DELETE | ||
種類 | 必須 | - | 不要 | 出力 |
名前 | 必須 | - | 必須 | 出力 |
注釈 | 不要 | - | 不要 | - |
作成者名 | 不要 | - | 不要 | 出力 |
データソース名 | 必須 | - | 必須 | 出力 |
スキーマ名 | 必須 | - | 必須 | 出力 |
テーブル名 | 必須 | - | 必須 | 出力 |
項目名 | 必須 | - | 必須 | 出力 |
管理ポイントリストファイルの形式を以下に示します。
種類,名前,注釈,作成者名,データソース名,スキーマ名,テーブル名,項目名,作成元の種別,カテゴリの種別,作成元管理ポイントのグループ名,作成元管理ポイント名,マスクの部分指定開始位置,マスクの部分指定有効長 |
「マスクの部分指定有効長」までを1行で記述し、改行します。
上記の各パラメタについて、説明します。
管理ポイントの種類を指定します。カテゴリ型管理ポイントでは、「ELEMENT」と指定します。マスク型管理ポイントでは、「GROUP」と指定します。
操作対象の管理ポイント名を指定します。管理ポイント名は48バイトまで設定できます。
操作対象となる管理ポイントに設定する注釈を記述します。
操作対象となる管理ポイントに設定する作成者名を記述します。省略した場合は、辞書の管理者のユーザ名が設定されます。
管理ポイント作成元となる項目が存在するデータソース名を記述します。
注意
「作成元の種別」で指定する管理ポイント作成元の種別が“CONTROLPOINT”の場合は、指定値は不要です。
管理ポイント作成元となる項目が存在するスキーマ名を記述します。
注意
「作成元の種別」で指定する管理ポイント作成元の種別が“CONTROLPOINT”の場合は、指定値は不要です。
管理ポイント作成元となる項目が存在するテーブル名を記述します。
注意
「作成元の種別」で指定する管理ポイント作成元の種別が“CONTROLPOINT”の場合は、指定値は不要です。
管理ポイント作成元となる項目名を記述します。
注意
「作成元の種別」で指定する管理ポイント作成元の種別が“CONTROLPOINT”の場合は、指定値は不要です。
管理ポイント作成元の種別を記述します。以下のどれかの値を指定します。
CONTROLPOINT(複数のカテゴリで内訳データが重複する)
DATA(複数のカテゴリで内訳データが重複しない)
カテゴリ型管理ポイントの場合、カテゴリの種別を記述します。以下のどれかの値を指定します。
MULTI(管理ポイントから作成)
SINGLE(データ項目から作成)
「作成元の種別」で指定した種別が“CONTROLPOINT”の場合で、作成元管理ポイントの種類が“ELEMENT”、カテゴリの種別が“MULTI”の場合は、カテゴリの種別は作成元から引き継がれて“MULTI”となり、指定値は不要です。
「作成元の種別」で指定した種別が“CONTROLPOINT”の場合、作成元の管理ポイントが所属しているグループ名を記述します。
「作成元の種別」で指定した種別が“CONTROLPOINT”の場合、作成元の管理ポイント名を記述します。
マスク型管理ポイントの場合、部分指定開始位置を記述します。マスクを指定した文字列の開始位置を、バイト単位で指定します。
マスク型管理ポイントの場合、部分指定有効長を記述します。マスクを指定した文字列の長さを、バイト単位で指定します。
情報種別を記述します。情報種別には「CATEGORIES」(カテゴリ情報)を記述します。
カテゴリ名を記述します。
カテゴリに定義する内訳データを記述します。1行で1データ記述し、内訳データを複数記述する場合は、同一カテゴリ名でデータごとにa,b,cを複数行記述します。また、同一カテゴリに定義する内訳データは連続した行に記述します。
各パラメタと実行機能指定部の[MODE]ラベルの関係
上記の各パラメタと、実行機能指定部の[MODE]ラベルの関係を以下に説明します。
カテゴリ型管理ポイントの場合
[MODE]ラベル | ||||
---|---|---|---|---|
ADD | UPDATE | DELETE | ||
種類 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
名前 | 必須 | 必須 | 必須 | 出力 |
注釈 | 任意 | 任意 | 不要 | 出力 |
作成者名 | 任意 | 任意 | 不要 | 出力 |
データソース名 | 1) | 不要 | 不要 | 出力 |
スキーマ名 | 1) | 不要 | 不要 | 出力 |
テーブル名 | 1) | 不要 | 不要 | 出力 |
項目名 | 1) | 不要 | 不要 | 出力 |
作成元の種別 | 必須 | - | 不要 | 出力 |
カテゴリの種別 | 3) | - | 不要 | 出力 |
作成元管理ポイントの | 2) | - | 不要 | 出力 |
作成元管理ポイント名 | 2) | - | 不要 | 出力 |
マスクの | - | - | 不要 | 出力 |
マスクの | - | - | 不要 | 出力 |
情報種別 | 必須 | 必須 | 不要 | 出力 |
カテゴリ名 | 必須 | 必須 | 不要 | 出力 |
内訳データ | 必須 | 必須 | 不要 | 出力 |
1)データ項目から作成の場合は必須。管理ポイントから作成の場合は不要。
2)管理ポイントから作成の場合は必須。データ項目から作成の場合は不要。
3) 「作成元の種別」で指定した種別が“CONTROLPOINT”の場合で、作成元管理ポイントの種類が“ELEMENT”、カテゴリの種別が“MULTI”の場合は、カテゴリの種別は作成元から引き継がれて“MULTI”となり、指定値は不要です。
マスク型管理ポイントの場合
[MODE]ラベル | ||||
---|---|---|---|---|
ADD | UPDATE | DELETE | ||
種類 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
名前 | 必須 | 必須 | 必須 | 出力 |
注釈 | 任意 | 任意 | 不要 | 出力 |
作成者名 | 任意 | 任意 | 不要 | 出力 |
データソース名 | 1) | 不要 | 不要 | 出力 |
スキーマ名 | 1) | 不要 | 不要 | 出力 |
テーブル名 | 1) | 不要 | 不要 | 出力 |
項目名 | 1) | 不要 | 不要 | 出力 |
作成元の種別 | 必須 | - | 不要 | 出力 |
カテゴリの種別 | 不要 | - | 不要 | 出力 |
作成元管理ポイントの | 2) | - | 不要 | 出力 |
作成元管理ポイント名 | 2) | - | 不要 | 出力 |
マスクの | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
マスクの | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
情報種別 | 必須 | 必須 | 不要 | 出力 |
カテゴリ名 | 必須 | 必須 | 不要 | 出力 |
内訳データ | 必須 | 必須 | 不要 | 出力 |
1)データ項目から作成の場合は必須。管理ポイントから作成の場合は不要。
2)管理ポイントから作成の場合は必須。データ項目から作成の場合は不要。
管理ポイントリストファイルの形式を以下に示します。
種類,名前,注釈,作成者名,データソース名,スキーマ名,テーブル名,項目名,並び順,境界値の定義方法 |
「境界値の定義方法」までを1行で記述し、改行します。
上記の各パラメタについて、説明します。
管理ポイントの種類を指定します。「RANGE」と指定します。
操作対象の管理ポイント名を指定します。管理ポイント名は48バイトまで設定できます。
操作対象となる管理ポイントに設定する注釈を記述します。
操作対象となる管理ポイントに設定する作成者名を記述します。省略した場合は、辞書の管理者のユーザ名が設定されます。
管理ポイント作成元となる項目が存在するデータソース名を記述します。
管理ポイント作成元となる項目が存在するスキーマ名を記述します。
管理ポイント作成元となる項目が存在するテーブル名を記述します。
管理ポイント作成元となる項目名を記述します。
データの並び順を記述します。以下のどれかの値を指定します。
ASC(データの並び順を昇順とする場合の指定値)
DES(データの並び順を降順とする場合の指定値)
境界値の定義方法を記述します。以下のどれかの値を指定します。
L(境界値の始まりの値を含む)
U(境界値の始まりの値を含まない)
情報種別を記述します。情報種別には「CATEGORIES」(カテゴリ情報)を記述します。
カテゴリ名を記述します。
注意
「境界値の定義方法」で指定したデータの並び順に従ってカテゴリを記述します。1つの管理ポイント内で同一カテゴリ名を複数記述できません。
カテゴリに定義する境界値の始まりの値を記述します。1カテゴリには境界値の始まりの値を1つ記述します。
「並び順」で指定した並び順が“ASC(昇順)”で、直前の行にカテゴリが存在する場合は、直前の行で指定した境界値の終わりの値と同じ値を記述します。境界値の始まりの値には以下の値を指定します。
境界値の始まりの値が最小値の場合は、「MIN」を指定します。
境界値の始まりの値が最小値以外の場合は、数値を指定します。
カテゴリに定義する境界値の終わりの値を記述します。1カテゴリには境界値の終わりの値を1つ記述します。
「並び順」で指定した並び順が“DES(降順)”で、直前の行にカテゴリが存在する場合は、直前の行で指定した境界値の始まりの値と同じ値を記述します。界値の終わりの値には以下の値を指定します。
境界値の終わりの値が最大値の場合は、「MAX]を指定します。
境界値の終わりの値が最大値以外の場合は、数値を指定します。
各パラメタと実行機能指定部の[MODE]ラベルの関係
上記の各パラメタと、実行機能指定部の[MODE]ラベルの関係を以下に説明します。
[MODE]ラベル | ||||
---|---|---|---|---|
ADD | UPDATE | DELETE | ||
種類 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
名前 | 必須 | 必須 | 必須 | 出力 |
注釈 | 任意 | 任意 | 不要 | 出力 |
作成者名 | 任意 | 任意 | 不要 | 出力 |
データソース名 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
スキーマ名 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
テーブル名 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
項目名 | 必須 | 不要 | 不要 | 出力 |
並び順 | 必須 | 必須 | 不要 | 出力 |
境界値の定義方法 | 必須 | 必須 | 不要 | 出力 |
情報種別 | 必須 | 必須 | 不要 | 出力 |
カテゴリ名 | 必須 | 必須 | 不要 | 出力 |
境界値の始まりの値 | 必須 | 必須 | 不要 | 出力 |
境界値の終わりの値 | 必須 | 必須 | 不要 | 出力 |