時間テンプレート型管理ポイントの作成方法を説明します。
時間テンプレート型管理ポイントは、以下の手順で作成します。
カテゴリを作成する
日の開始時刻を設定する
日の開始時刻を変更する(初期値は、当日の0:00:00)場合に必要な作業です。
時間帯を設定する
カテゴリに時間帯を設定する場合に必要な作業です。
ラベルを編集する
管理ポイント名を設定する
登録先グループを選択する
時間テンプレートの基準となるカテゴリを作成します。
作成する管理ポイントの選択画面を開きます。
管理ポイント画面の[管理ポイント]メニューから、[新規作成]-[管理ポイント]を選択します。
→[管理ポイント作成方法]画面が表示されます。
作成する管理ポイントを選択します。
[時間テンプレートを作成(時間テンプレート型)]ラジオボタンをチェックして、[次へ]ボタンをクリックします。
→[時間テンプレートの定義]画面が表示されます。
カテゴリを作成します。
作成方法は、「簡易指定モード」と「カスタマイズモード」の2種類あります。それぞれの作成方法について説明します。
ポイント
時間属性の設定で設定した決算開始月、決算開始日によって、年度の開始日が変わります。
例えば、「決算開始月は“4”、決算開始日は“1”」と設定していた場合、1年度は4月1日から翌年の3月31日までになります。時間属性の設定については、“3.2.2 項目属性の登録”を参照してください。
簡易指定モードでカテゴリを作成する
簡易指定モードでカテゴリを作成する方法を以下に示します。
[時間テンプレートの定義]画面で、[カテゴリの候補]の[カテゴリ一覧]から、作成するカテゴリを選択し、ボタンをクリックします。
→[定義するカテゴリ]の[カテゴリ一覧]にカテゴリが作成されます。
ポイント
[カテゴリの候補]の[表示]プルダウンメニューから期間を設定すると、[カテゴリ一覧]の項目を絞り込むことができます。
注意
簡易指定で定義されるカテゴリは、すべて、「日の開始時刻」が、「当日の00:00:00」です。そのため、「日の開始時刻」が、「当日の00:00:00以外」の場合、簡易指定で、用意されているカテゴリを追加することはできません。
カスタマイズモードでカテゴリを作成する
カスタマイズモードでカテゴリを作成する手順を以下に示します。
カスタマイズモードの画面を開きます。
[時間テンプレートの定義]画面で、[カスタマイズ]ボタンをクリックします。
→カスタマイズモードの入力項目が表示されます。
カテゴリを作成します。
以下の項目をそれぞれ指定して、ボタンをクリックします。
→[定義するカテゴリ]の[カテゴリ一覧]にカテゴリが作成されます。
さらにカテゴリを追加する場合は、1.~2.の操作を繰り返します。
ここで、[集計単位]プルダウンメニューから、[時間累計]、または[時間]を選択した場合は、[時間帯の設定]ボタンをクリックして、集計する時間帯を設定してください。設定方法は、“4.3.4.3 時間帯を設定する”を参照してください。
注意
複数のカテゴリを指定する場合
一つの管理ポイントに対して、[集計単位]に[時間累計]を選択した場合は、指定した集計単位以外を追加することはできません。
例えば、[集計単位]に[時間累計]を選択した場合は、[年ごと]は、追加できません。
「時間ごと」、「時間累計」を指定する場合
「時間ごと」、「時間累計」を指定する場合は、必ず、時間帯を設定してください。時間帯を設定せずに、カテゴリ一覧へ移動すると、以下のエラー画面が表示されます。
ポイント
時間と時間累計について
時間は、期間ごと(期間が日なら日ごと)に、指定した時間帯の中での集計をします。時間累計は、指定した期間内の同時間帯をすべて集計します。
例えば、2日前~0日前の午前と午後をそれぞれの指定で集計すると、以下のように集計されます。
【例】カスタマイズモードでのカテゴリの作成例
過去3年間を四半期ごとに集計する場合
集計単位:四半期ごと
期間の種類:○年前から/○年前まで
期間;3年前から/0年前まで
半期間を月度ごとに集計する場合
集計単位:月度ごと
期間の種類:○半期前から/○半期前まで
期間;1半期前から/0半期前まで
1日の始まりの時刻を設定します。業務に合わせて、1日の起点となる時刻を設定してください。
日の開始時刻は、「時間ごと」、「時間累計」を設定する場合に有効になります。
注意
カテゴリ一覧に、「時間ごと」、「時間累計」のカテゴリが含まれている場合は、以下の警告メッセージが表示されます。[はい]をクリックすると、定義してある「時間ごと」、「時間累計」のカテゴリは、削除されます。
[日の開始時刻設定]画面を表示します。
[時間テンプレートの定義]画面で、[日の開始時刻変更]ボタンをクリックします。
→[日の開始時刻設定]画面が表示されます。
日の開始時刻を設定します。
ポイント
[当日]と[前日]について
開始時刻を設定する時に、[当日]か[前日]を選択します。当日を選択すると、その日の時間(操作日が24日の場合は、24日の時間)が、開始時刻として設定され、前日を選択すると、前の日の時間(操作日が24日の場合は、23日の時間)が開始時刻として設定されます。
このため、当日を選択すると、日付は後ろにずれて、前日を選択すると、日付は前にずれます。詳細は、後述の例を参照してください。
[OK]ボタンをクリックします。
→[時間テンプレートの定義]画面に戻ります。
【例】日の開始時刻の設定例
6:00を開始時刻として設定する場合の、「前日」と「当日」の設定例を以下に示します。
21日を基準に確認すると、「前日」を選択した場合は、21日は、前にずれて、「当日」を選択した場合は、21日は、後ろにずれているのがわかります。
ここでは、「時間帯」を設定する手順について説明します。
時間帯は、[時間帯の設定]画面から設定します。
ポイント
日の開始時刻を変更する場合は、時間帯の設定の前に、「日の開始時刻」を設定してください。
時間帯の設定を行う場合、先頭の時間帯の開始時刻は、「日の開始時刻」で設定した時刻になります。
時間帯を選択します。
[時間テンプレートの定義]画面の[カスタマイズモード]で、集計単位に[時間ごと]または[時間累計]を選択します。
[時間帯の設定]画面を表示します。
[時間帯の設定]ボタンをクリックします。
→[時間帯の設定]画面が表示されます。
時間帯を指定する方法は、一定の間隔で自動作成する方法(自動分割)と任意で作成する方法(新規追加)の2種類があります。それぞれの操作手順を以下に示します。
ポイント
時間帯は、管理ポイント1つに対して、1200個まで作成することができます。カスタマイズで、期間、および時間帯を編集する場合、一つの管理ポイントの各カテゴリの時間帯数の総和が、1200個以内に収まるようにしてください。
1200個は、同時に使用する管理ポイントや、条件指定がない問い合わせの場合の最大数です。これらが指定される場合は、使用可能な時間帯の数は、1200個より少なくなります。
一定の間隔で自動作成(自動分割)
指定した時間の間隔で自動的に時間帯を作成する方法です。
[時間帯の設定]画面で、[自動分割]ボタンをクリックします。
→[自動分割]画面が表示されます。
ポイント
すでに、時間帯が定義されている場合は、以下の警告メッセージが表示されます。[OK]をクリックすると、定義されている時間帯が削除されます。
時間帯を指定します。
[日の開始時刻]には、1日の始まりを何時にするかを指定します。開始時刻から、どれだけの間隔で集計するか決めて、その間隔を[分割方法]に指定します。
【例】9時開始で、5時間ごとに集計する場合の設定例
[OK]ボタンをクリックします。
→[時間帯の設定]画面の[時間帯一覧]に指定された時間帯が表示されます。
【例】9時開始で、5時間ごとに集計する場合の設定例
※5時間など、24時間を等分割できない時間間隔を指定した場合は、最後の時間帯が指定した時間間隔以下の時間帯に設定されます。
ポイント
時間帯ラベルは、問い合わせ結果を表示した時に、集計単位の項目として表示されます。時間帯ラベルを変更する場合は、[編集]ボタンをクリックして、[時間帯ラベル]を変更してください。
[OK]ボタンをクリックします。
→[時間テンプレートの定義]画面に戻ります。
日の開始時刻を変更した場合は、日の開始時刻も指定した時刻に変更されます。
任意で作成(新規追加)
指定した時間の間隔で自動的に時間帯を作成する方法です。
[時間帯の設定]画面で、[新規追加]ボタンをクリックします。
→[時間帯カテゴリの編集]画面が表示されます。
時間帯ラベルを設定します。
時間帯ラベルには、設定した時間帯がわかるような任意の名前を入力してください。
例えば、時間帯に「0:00~12:00」を指定する場合は、「午前」と入力します。
ポイント
時間帯ラベルは、問い合わせ結果を表示した時に、集計単位の項目として表示されます。
時間帯を指定します。
設定する時間帯の開始時刻を[開始時間]に入力し、終了時刻を[終了時間]に入力します。
ポイント
先頭の時間帯を作成する場合は、[開始時間]を指定することができません。[開始時間]は、[日の開始時刻の変更]画面で設定された値が入力されます。
[OK]ボタンをクリックします。
→[時間帯の設定]画面に戻ります。(入力した値が[時間帯一覧]に表示されます。)
他の時間帯を設定する場合は、1.~4.の手順を繰り返してください。
[OK]ボタンをクリックします。
→[時間テンプレートの定義]画面に戻ります。
注意
時間帯は、1日をすべて定義してください。時間帯に含まれない期間がある場合は、[OK]ボタンをクリックした時に、エラーとなります。
作成した時間帯を修正する(編集)
自動分割や新規追加で新規に作成した時間帯を修正する場合は、[編集]ボタンをクリックして表示される[時間帯の設定]画面で修正します。
操作方法は、「任意で作成(新規追加)」と同じです。
定義したカテゴリごとにラベルが作成されます。ラベルは、以下の操作で変更できます。
ラベルの名前を変更する
[カテゴリ一覧]から変更するラベルを選択します。
[ラベルの編集]ボタンをクリックします。
変更したい名前を入力します。
[次へ]ボタンをクリックします。
→[管理ポイント名の設定]画面が表示されます。
ポイント
ここで入力したラベルは、[集計単位]に[累計]を選択した場合には、入力したラベルが問い合わせ結果を表示した時に、集計単位の項目として表示されます。
その他の集計単位には、影響はありませんが、後に修正することを考えて、指定した内容がわかりやすい名前を付けてください。
ラベルの並び順を変更する
[カテゴリ一覧]に表示されるラベルの並び順で、問い合わせ結果を表示した時に、出力されます。並び順を変更する場合は、ここで、変更してください。
順番は、ボタンと
ボタンを使って入れ替えます。
[管理ポイント名の設定]画面で、以下を設定します。
管理ポイント名
注釈
作成者
[次へ]ボタンをクリックします。
→[登録先グループの選択]画面が表示されます。
ポイント
管理ポイント名は、[レイアウトの指定]画面の[管理ポイント]一覧に表示されます。
[登録先グループの選択]画面で、管理ポイントを登録するグループを選択します。
辞書種別を選択します。
[個人]と[共通]のどちらかを選択します。
ここでは、共通の管理ポイントを作成するため、[共通]を選択します。
グループを選択します。
作成した管理ポイントを登録するグループを選択します。
[完了]ボタンをクリックします。
→管理ポイントが作成されます。