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ETERNUS SF Express 16.9 / Storage Cruiser 16.9 / AdvancedCopy Manager 16.9 移行ガイド
FUJITSU Storage

5.1.2 クラスタ運用の場合のアップグレードインストール

ここでは、以下の値を使用して説明します。

説明

$INS_DIR

ETERNUS SF Managerのインストール時の「プログラムディレクトリ」

$ENV_DIR

ETERNUS SF Managerのインストール時の「環境設定ディレクトリ」

$TMP_DIR

ETERNUS SF Managerのインストール時の「作業用ディレクトリ」

5.1.2.1 アップグレードインストール前の作業

ポイント

アップグレードインストールを行う前に、以下をバックアップすることを推奨します。
バックアップを採取しておくと、アップグレードインストール中に異常が発生した場合にバックアップから復元(リストア)することで、アップグレードインストール前の状態に戻すことができます。

  • システム(プライマリノードとセカンダリノード)

  • 運用管理サーバ業務の共有データ用共有ディスク

  • 管理対象サーバ業務の共有データ用共有ディスク

  1. 作業を行うサーバに、Administrator権限を持つユーザーでログオンします。

  2. 本バージョンレベルのDVD媒体「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック (Windows 64bit版) (16.9以降) マネージャープログラム (1/2)」を、DVDドライブに挿入します。

  3. セカンダリノードで、以下のバッチを実行して、出力されるメッセージを確認します。

    <DVDドライブ>:\Manager_windows\vuptools\esfccm_vlup_first.bat
    • 以下のメッセージが出力された場合は、アップグレードインストールのために設定が変更されています。設定を反映するために、作業を行ったセカンダリノードを再起動してください。セカンダリノードの再起動が完了したあと、次の手順へ進んでください。

      [Info] Configuration check and change succeeded. You must restart your system before the installation.
    • 以下のメッセージが出力された場合は、既存設定のままアップグレードインストール可能です。次の手順へ進んでください。

      [Info] Configuration check succeeded.
  4. プライマリノードで、以下のバッチを実行して、出力されるメッセージを確認します。

    <DVDドライブ>:\Manager_windows\vuptools\esfccm_vlup_first.bat
    • 以下のメッセージが出力された場合は、アップグレードインストールのために設定が変更されています。設定を反映するために、作業を行ったプライマリノードを再起動してください。プライマリノードの再起動が完了したあと、次の手順へ進んでください。

      [Info] Configuration check and change succeeded. You must restart your system before the installation.
    • 以下のメッセージが出力された場合は、既存設定のままアップグレードインストール可能です。次の手順へ進んでください。

      [Info] Configuration check succeeded.
  5. セカンダリノードで、アップグレードインストールを行うサーバのディスクに、アップグレードインストールに必要な容量(400MB)が空いていることを確認します。

    アップグレードインストールに必要な容量が空いていない状態でアップグレードインストールを実行した場合、以下のメッセージが出力され、インストールがエラー終了します。インストールに必要な空き容量を確保してから、アップグレードインストールを再実行してください。

    出力メッセージ(インストール先のドライブ文字がCの場合):

    指定されたディスク(C:)の容量が不足しています。ディスク領域を増やしてから、再度実行してください。
  6. セカンダリノードで、ETERNUS SF Managerのサービスが停止していることを確認します。
    サービスが停止していない場合は、セカンダリノードで、フェールオーバークラスタマネージャーを利用して、ETERNUS SF Managerが属する業務を停止します。

  7. セカンダリノードで、ETERNUS SF SNMP Trap Serviceを使用している場合は、SNMP Trap機能を停止します。
    Windowsのサービス画面で、「ETERNUS SF SNMP Trap Service」を停止してください。

    注意

    作業対象のサーバにSNMPトラップを利用するほかのソフトウェア(Systemwalker Centric Manager、ServerView Resource Orchestratorなど)が同居している環境において、ETERNUS SF SNMP Trap Serviceを停止すると、ほかのソフトウェアがSNMPトラップを利用する障害監視を実施できなくなります。障害監視を実施できなくても問題ないことを確認してから、本手順を実施してください。

  8. セカンダリノードで、ETERNUS VASA Providerを使用している場合は、ETERNUS VASA Providerサービスが停止していることを確認します。
    サービスが停止していない場合は、セカンダリノードで、フェールオーバークラスタマネージャーを利用して、ETERNUS VASA Providerが属する業務を停止します。

  9. プライマリノードで、アップグレードインストールを行うサーバのディスクに、アップグレードインストールに必要な容量(400MB)が空いていることを確認します。

    アップグレードインストールに必要な容量が空いていない状態でアップグレードインストールを実行した場合、以下のメッセージが出力され、インストールがエラー終了します。インストールに必要な空き容量を確保してから、アップグレードインストールを再実行してください。

    出力メッセージ(インストール先のドライブ文字がCの場合):

    指定されたディスク(C:)の容量が不足しています。ディスク領域を増やしてから、再度実行してください。
  10. プライマリノードで、ETERNUS SF Managerのサービスを停止します。
    フェールオーバークラスタマネージャーを利用して、ETERNUS SF Managerが属する業務を停止します。
    ただし、ETERNUS SF Managerの共有データ用共有ディスクはオンラインにします。

  11. プライマリノードで、ETERNUS SF SNMP Trap Serviceを使用している場合は、SNMP Trap機能を停止します。
    Windowsのサービス画面で、「ETERNUS SF SNMP Trap Service」を停止してください。

    注意

    作業対象のサーバにSNMPトラップを利用するほかのソフトウェア(Systemwalker Centric Manager、ServerView Resource Orchestratorなど)が同居している環境において、ETERNUS SF SNMP Trap Serviceを停止すると、ほかのソフトウェアがSNMPトラップを利用する障害監視を実施できなくなります。障害監視を実施できなくても問題ないことを確認してから、本手順を実施してください。

  12. プライマリノードで、ETERNUS VASA Providerを使用している場合は、ETERNUS VASA Providerサービスを停止します。
    フェールオーバークラスタマネージャーを利用して、ETERNUS VASA Providerが属する業務を停止します。
    ただし、ETERNUS VASA Providerの共有データ用共有ディスクはオンラインにします。

  13. クラスタシステムに管理対象サーバ業務が共存している場合は、以下の手順を実施します。

    1. 対象業務のセカンダリノードで、管理対象サーバ業務が停止していることを確認します。

      管理対象サーバ業務が停止していない場合は、セカンダリノードで、フェールオーバークラスタマネージャーを利用して、管理対象サーバ業務を停止します。
      管理対象サーバ業務が複数存在する場合は、それぞれの管理対象サーバ業務のセカンダリノードで本手順を実施します。

    2. 対象業務のプライマリノードで、管理対象サーバ業務を停止します。

      フェールオーバークラスタマネージャーを利用して、管理対象サーバ業務を停止します。
      ただし、管理対象サーバ業務の共有データ用共有ディスクはオンラインにします。
      管理対象サーバ業務が複数存在する場合は、それぞれの管理対象サーバ業務のプライマリノードで本手順を実施します。

  14. Storage Cruiserエージェントが導入されているすべてのノードで、Storage Cruiserエージェントのサービスを停止します。
    サービスの停止方法は、『Storage Cruiser 運用ガイド』の「エージェントの起動と停止」を参照してください。

  15. すべてのノードのローカル業務サービスを停止します。
    Windowsのサービス画面で、「AdvancedCopy Manager COM Service」を停止してください。

5.1.2.2 アップグレードインストール手順(プライマリノード)

  1. AdvancedCopy Manager CCMの環境設定ファイル(sys.properties)を退避します。
    AdvancedCopy Manager CCMの環境設定ファイル:

    $INS_DIR\CCM\sys\sys.properties

    AdvancedCopy Manager CCMのインストール先ディレクトリ以外の、任意のディレクトリにコピーしてください。
    退避したファイルは、アップグレードインストール後の作業で使用します。

  2. AdvancedCopy Manager CCMのオリジナルの環境設定ファイル(sys.properties)を復元します。
    オリジナルの環境設定ファイルをコピー先ファイルに上書きします。

    オリジナルの環境設定ファイル

    コピー先ファイル

    $INS_DIR\CCM\noncluster\sys\sys.properties

    $INS_DIR\CCM\sys\sys.properties

  3. AdvancedCopy Manager CCM用汎用スクリプトを退避します。
    該当する旧バージョンレベルの『クラスタ適用ガイド』の各OSおよびノードに対応した「AdvancedCopy Manager CCM用汎用スクリプトの準備」で、汎用スクリプトをAdvancedCopy Manager CCMのプログラムディレクトリのbinディレクトリ配下に格納した場合は、AdvancedCopy Manager CCMのインストール先ディレクトリ以外の、任意のディレクトリにコピーしてください。
    退避したファイルは、アップグレードインストール後の作業で使用します。

  4. 以下のディレクトリが存在する場合は、エクスプローラーなどでディレクトリ名を変更します。

    • $ENV_DIR\ESC\Manager\etc

    • $TMP_DIR\ESC\Manager\var

    以下は、ディレクトリ名の変更例です。

    • C:\ETERNUS_SF\ESC\Manager\etc_original

    • C:\ETERNUS_SF\ESC\Manager\var_original

    注意

    上記ディレクトリ配下のファイルをほかのプログラムが使用している場合、ディレクトリ名の変更に失敗することがあります。
    ディレクトリ名の変更に失敗したときは、サーバを再起動してから再実行してください。

  5. 共有ディスクのディレクトリへのリンクを設定します。
    以下の表のローカルディスク(リンク元)のリンクが存在しない場合は、共有ディスクのディレクトリへのリンクを設定します。

    ローカルディスク(リンク元)

    共有ディスク(リンク先)

    $ENV_DIR\ESC\Manager\etc

    <共有ディスク>\ESC\Manager\etc

    $TMP_DIR\ESC\Manager\var

    <共有ディスク>\ESC\Manager\var

    すべてのディレクトリに対し、以下のコマンドを実行してください。

    > mklink /d srcDir dstDir

    srcDir には、ローカルディスク(リンク元)のディレクトリを指定します。
    dstDir には、共有ディスク(リンク先)のディレクトリを指定します。

  6. C.3 Express/Storage Cruiser/AdvancedCopy Manager 16.xのマネージャー機能のアップグレードインストール手順(Windows版)」を参照して、アップグレードインストールを実施してください。

  7. ETERNUS SF Managerの共有データ用共有ディスクをオフラインにします。

ポイント

アップグレードインストールが異常終了した場合は、「8.2.1 ETERNUS SF Managerのアップグレードインストールで問題が発生した場合の対処(Windows環境)」を参照し、正常な状態に復旧してください。

5.1.2.3 アップグレードインストール手順(セカンダリノード)

  1. ETERNUS SF Managerの共有データ用共有ディスクをオンラインにします。

  2. セカンダリノードでアップグレードインストールを実施します。
    アップグレード手順はプライマリノードと同じです。「5.1.2.2 アップグレードインストール手順(プライマリノード)」を参照してください。

  3. ETERNUS SF Managerの共有データ用共有ディスクをオフラインにします。

5.1.2.4 アップグレードインストール後の作業(プライマリノード)

プライマリノードで以下の作業を実施してください。
ETERNUS SF Managerの共有データ用共有ディスクはオンラインにします。

  1. 本バージョンレベルのETERNUS SF Managerは、Symfowareを使用しません。
    バージョン16.1以降からのアップグレードの場合、手順a、手順b、および手順gは不要です。
    バージョン16.0からのアップグレードの場合、以下の手順でSymfoware Serverをアンインストールします。

    1. ほかの製品が、Symfowareを利用していないことを確認します。利用している場合はアンインストールしないでください。

    2. [プログラムの追加と削除]画面または[プログラムと機能]画面で、Symfowareをアンインストールします。
      Symfoware ServerとSymfoware Clientがインストールされていますが、先にSymfoware Clientをアンインストールしてください。

    3. AdvancedCopy Manager CCMの環境設定ファイル(sys.properties)を復元します。
      5.1.2.2 アップグレードインストール手順(プライマリノード)」で退避した環境設定ファイル(sys. properties)を、アップグレードインストール後の以下のファイルに上書きします。
      AdvancedCopy Manager CCMの環境設定ファイル:

      $INS_DIR\CCM\sys\sys.properties
    4. 退避したAdvancedCopy Manager CCM用汎用スクリプトを復元します。
      5.1.2.2 アップグレードインストール手順(プライマリノード)」で汎用スクリプトを退避した場合は、退避した汎用スクリプトを復元します。復元先は、該当する旧バージョンレベルの『クラスタ適用ガイド』の各OSおよびノードに対応した「AdvancedCopy Manager CCM用汎用スクリプトの準備」で格納したディレクトリです。

    5. ETERNUS SF Managerの共有データ用共有ディスク上の、AdvancedCopy Managerの環境設定ファイルを編集します。
      以下のファイルを編集します。

      • <ETERNUS SF Managerの共有データ用共有ディスクのドライブレター>:\etc\opt\swstorage\clsetup.ini

      • <ETERNUS SF Managerの共有データ用共有ディスクのドライブレタ>:\etc\opt\swstorage\etc\swstg.ini

      それぞれのファイル内のVersion情報を、アップグレード後の文字列に変更します。

      Version情報の記述内容

      アップグレード前

      アップグレード後

      Version=V16.x

      Version=V16.9

      注意

      Version行以外は、変更しないでください。

    6. クラスタシステムに管理対象サーバ業務が共存している場合は、管理対象サーバ業務の共有データ用共有ディスク上の、AdvancedCopy Managerの環境設定ファイルを編集します。
      対象業務のプライマリノードで以下のファイルを編集します。

      • <管理対象サーバ業務の共有データ用共有ディスクのドライブレター>:\etc\opt\swstorage\clsetup.ini

      • <管理対象サーバ業務の共有データ用共有ディスクのドライブレタ>:\etc\opt\swstorage\etc\swstg.ini

      それぞれのファイル内のVersion情報を、アップグレード後の文字列に変更します。

      Version情報の記述内容

      アップグレード前

      アップグレード後

      Version=V16.x

      Version=V16.9

      注意

      Version行以外は、変更しないでください。

    7. ETERNUS SF Managerが属する業務からリソースを削除します。
      フェールオーバークラスタマネージャーを利用して、ETERNUS SF Managerが属する業務から以下のリソースを削除します。リソースが存在しない場合は対処不要です。

      リソース名
      • AdvancedCopy GUI Service

      • SymfoWARE RDB RDBSWSTF

      共有データ用共有ディスクとリポジトリ用共有ディスクを分けた運用の場合は、リポジトリ用共有ディスクのリソースを削除します。

  2. SNMPトラップXML定義ファイルをカスタマイズしていた場合、カスタマイズの再実施が必要です。
    以下のディレクトリに格納されている旧バージョンレベル用のSNMPトラップXML定義ファイルを、任意の場所に退避します。
    その後、『Storage Cruiser 運用ガイド』の「SNMPトラップXML定義ファイル説明」を参照して、本バージョンレベル用のSNMPトラップXML定義ファイルをカスタマイズします。カスタマイズの内容は、任意の場所に退避した旧バージョンレベル用のSNMPトラップXML定義ファイルを参照してください。

    カスタマイズ定義ファイル格納ディレクトリ

    $ENV_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\snmpth

  3. ポーリングサービス設定ファイルをカスタマイズしていた場合、カスタマイズの再実施が必要です。
    以下の旧バージョンレベル用のポーリングサービス設定ファイルを、任意の場所に退避します。
    その後、『Storage Cruiser 運用ガイド』の「ポーリングサービス設定ファイル説明」を参照して、本バージョンレベル用のポーリングサービス設定ファイルをカスタマイズします。カスタマイズの内容は、任意の場所に退避した旧バージョンレベル用のポーリングサービス設定ファイルを参照してください。

    カスタマイズ定義ファイル

    $ENV_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\polling\pollingService.xml

5.1.2.5 アップグレードインストール後の作業(セカンダリノード)

セカンダリノードで以下の作業を実施してください。

  1. 本バージョンレベルのETERNUS SF Managerは、Symfowareを使用しません。
    バージョン16.1以降からのアップグレードの場合、本手順は不要です。
    バージョン16.0からのアップグレードの場合、以下の手順でSymfoware Serverをアンインストールします。

    1. ほかの製品が、Symfowareを利用していないことを確認します。利用している場合はアンインストールしないでください。

    2. [プログラムの追加と削除]画面または[プログラムと機能]画面で、Symfowareをアンインストールします。
      Symfoware ServerとSymfoware Clientがインストールされていますが、先にSymfoware Clientをアンインストールしてください。

  2. ETERNUS SF Managerのサービスが停止していることを確認します。
    停止していない場合は、フェールオーバークラスタマネージャーを利用して、ETERNUS SF Managerが属する業務を停止します。

  3. AdvancedCopy Manager CCMの環境設定ファイル(sys.properties)を復元します。
    5.1.2.3 アップグレードインストール手順(セカンダリノード)」で退避した環境設定ファイル(sys. properties)を、アップグレードインストール後の以下のファイルに上書きします。
    AdvancedCopy Manager CCMの環境設定ファイル:

    $INS_DIR\CCM\sys\sys.properties
  4. 退避したAdvancedCopy Manager CCM用汎用スクリプトを復元します。
    5.1.2.3 アップグレードインストール手順(セカンダリノード)」で汎用スクリプトを退避した場合は、退避した汎用スクリプトを復元します。復元先は、該当する旧バージョンレベルの『クラスタ適用ガイド』の各OSおよびノードに対応した「AdvancedCopy Manager CCM用汎用スクリプトの準備」で格納したディレクトリです。

5.1.2.6 ETERNUS SF Managerの起動

5.1.2.4 アップグレードインストール後の作業(プライマリノード)」、「5.1.2.5 アップグレードインストール後の作業(セカンダリノード)」のあとに、以下の作業を実施してください。

  1. プライマリノードで、ETERNUS SF Managerのサービスが起動していることを確認します。

    起動していない場合は、フェールオーバークラスタマネージャーを利用して、ETERNUS SF Managerが属する業務を起動します。

  2. ETERNUS VASA Providerを使用している場合は、プライマリノードで、ETERNUS VASA Providerサービスを起動します。

    フェールオーバークラスタマネージャーを利用して、ETERNUS VASA Providerが属する業務を起動します。

  3. クラスタシステムに管理対象サーバ業務が共存している場合は、対象業務のプライマリノードで、管理対象サーバ業務を開始します。

    フェールオーバークラスタマネージャーを利用して、管理対象サーバ業務を開始します。
    管理対象サーバ業務が複数存在する場合は、それぞれの管理対象サーバ業務に対して本手順を実施します。

  4. Storage Cruiserエージェントが導入されているすべてのノードで、Storage Cruiserエージェントのサービスを開始します。
    サービスの開始方法は、『Storage Cruiser 運用ガイド』の「エージェントの起動と停止」を参照してください。

  5. すべてのノードのローカル業務サービスを起動します。
    Windowsのサービス画面で、「AdvancedCopy Manager COM Service」を起動してください。

  6. 旧バージョンレベルでETERNUS SF SNMP Trap Serviceを使用していた場合は、すべてのノードにおいて、Windowsのサービス画面で、「ETERNUS SF SNMP Trap Service」を起動してください。

ポイント

8.2.1 ETERNUS SF Managerのアップグレードインストールで問題が発生した場合の対処(Windows環境)」の作業を実施して正常な状態に復旧した場合は、データの整合性を確保するために、運用管理サーバで、stgxfwcmmodsrvコマンドを実行してサーバ情報を変更してください。

-nオプションに運用管理サーバ名を指定して、stgxfwcmmodsrvコマンドを実行します。運用管理サーバ名は、stgxfwcmdispsrvコマンドの[Server]欄で確認してください。

$INS_DIR\ACM\bin\stgxfwcmmodsrv -n <運用管理サーバ名>

それぞれのコマンドの詳細は、本バージョンレベルの『AdvancedCopy Manager 運用ガイド(Windows版)』の「コマンドリファレンス」を参照してください。

続いて、「5.1.3 運用再開」を実施してください。