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Big Data Integration ServerV1.4.0 検索編アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

6.1 ダイレクトアクセス機能の概要

ダイレクトアクセスキーを使用して、Shunsakuに格納しているXML文書を操作する基本的な考え方について説明します。


Shunsakuに格納したXML文書内に、従業員番号や口座番号などといったデータを一意に特定できるキーが存在する場合があります。また、コンテンツ統合モデルとしてShunsakuを利用する場合に、オリジナルデータの格納庫としてSymfoware Serverなどのデータベースが使用され、Shunsakuは検索システムとして使用される場合もあります。このようなデータには、一意性を保証した検索キーが存在するので、その検索キーをXML文書の1要素としてShunsakuに格納します。

それらの一意に特定できるキーまたは検索キーを、Shunsakuではダイレクトアクセスキーと呼びます。ダイレクトアクセスキーを使用してShunsakuに格納しているXML文書を操作することで、データの検索や更新の性能が格段に向上します。


ダイレクトアクセスキーを使用する場合のShunsakuシステムについて、以下の図に示します。


図6.1 ダイレクトアクセスキーを使用する場合のShunsakuシステム


ダイレクトアクセスキー

XML文書中で一意性が保証されている要素ノードです。


Shunsakuでは、APIからダイレクトアクセスキーを使用してデータを操作する方法として以下の3種類があります。

データの追加に関しては、“4.2 データを追加する”で示した方法で処理できます。


注意

Shunsaku Fileに対してのダイレクトアクセスキーを指定したデータ操作は実行可能ですが、横断検索を目的としたDomainに対してのダイレクトアクセスキーを指定したデータ操作はできません。