あらかじめ削除対象のXML文書の内容がわかっている場合は、ダイレクトアクセスキーを使用したデータ削除処理(以降、ダイレクト削除と呼びます)を実行します。ダイレクト削除は、通常のレコードIDによる“4.3 データを削除する”とは異なり、削除対象のXML文書のレコードIDを取得する必要はありません。
これにより、レコードIDを取得する検索処理が不要となり、削除処理を簡単、かつ、高速に実現することができます。
ダイレクト削除の流れ
ダイレクト削除の流れについて以下の図に示します。
図6.6 ダイレクト削除を行う場合の流れ
ポイント
ダイレクト削除を行うAPIは、一度に複数のダイレクトアクセスキーを指定した削除が可能です。
ダイレクト削除APIに指定されたダイレクトアクセスキーを含むXML文書が存在しない場合には、削除APIは、正常に終了します。
ダイレクト削除APIに指定されたダイレクトアクセスキーを含むXML文書が、ほかのアプリケーションにより更新中の場合には、Shunsakuのデータの整合性を保証するために、削除APIはエラーとなります。その場合には、しばらく待ってから再実行してください。
ダイレクトアクセスキーの一意性が保証されていない場合、同じダイレクトアクセスキーを要素ノードに持つすべてのXML文書が削除されます。
注意
ダイレクト削除では、XML文書単位で処理するため、特定項目だけの削除はできません。
以降に、Java API、C APIそれぞれについて説明します。