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Big Data Integration ServerV1.4.0 検索編アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

6.5 ダイレクトアクセスキーでデータを削除する

あらかじめ削除対象のXML文書の内容がわかっている場合は、ダイレクトアクセスキーを使用したデータ削除処理(以降、ダイレクト削除と呼びます)を実行します。ダイレクト削除は、通常のレコードIDによる“4.3 データを削除する”とは異なり、削除対象のXML文書のレコードIDを取得する必要はありません。

これにより、レコードIDを取得する検索処理が不要となり、削除処理を簡単、かつ、高速に実現することができます。


ダイレクト削除の流れ

ダイレクト削除の流れについて以下の図に示します。


図6.6 ダイレクト削除を行う場合の流れ


ポイント

  • ダイレクト削除を行うAPIは、一度に複数のダイレクトアクセスキーを指定した削除が可能です。

  • ダイレクト削除APIに指定されたダイレクトアクセスキーを含むXML文書が存在しない場合には、削除APIは、正常に終了します。

  • ダイレクト削除APIに指定されたダイレクトアクセスキーを含むXML文書が、ほかのアプリケーションにより更新中の場合には、Shunsakuのデータの整合性を保証するために、削除APIはエラーとなります。その場合には、しばらく待ってから再実行してください。

  • ダイレクトアクセスキーの一意性が保証されていない場合、同じダイレクトアクセスキーを要素ノードに持つすべてのXML文書が削除されます。

注意

ダイレクト削除では、XML文書単位で処理するため、特定項目だけの削除はできません。

以降に、Java API、C APIそれぞれについて説明します。