Shunsakuに格納されているXML文書から、ダイレクトアクセスキーと一致するXML文書を検索する(以降、ダイレクト検索と呼びます)には、Shunsakuが提供するAPIにダイレクトアクセスキーを指定します。
ダイレクト検索処理は、レコードIDによる検索処理の影響を受けないため、より高速な検索処理を実現することができます。
ダイレクト検索の流れ
ダイレクト検索の流れについて以下の図に示します。
図6.3 ダイレクト検索を行う場合の流れ
ポイント
ダイレクト検索APIに指定されたダイレクトアクセスキー名が、ダイレクトアクセスキー定義ファイルに記述したダイレクトアクセスキー名と一致しない場合には、ダイレクトアクセスキーを使用したAPIはエラーとなります。Shunsakuシステム配下のすべてのdirector用動作環境ファイルに同じダイレクトアクセスキー定義ファイルを指定してください。
Shunsaku Fileを使用している場合には、Shunsaku Fileに定義されたすべてのdirector用動作環境ファイルに同じダイレクトアクセスキー定義ファイルを指定してください。別のShunsaku Fileに定義されているdirectorには、同じダイレクトアクセスキー定義ファイルを指定する必要はありません。
ダイレクト検索APIに指定されたダイレクトアクセスキーが存在しない場合には、検索結果件数は0件となります。
ダイレクトアクセスキー定義ファイルに記述されている、ダイレクトアクセスキー対象要素ノード数と、APIに記述したダイレクトアクセスキー対象要素の数が異なる場合には、ダイレクトアクセスキーを使用した検索APIはエラーとなります。
ダイレクトアクセスキー定義ファイルに記述されている、ダイレクトアクセスキー対象要素ノードの順番に、ダイレクトアクセスキー対象要素を指定してください。順番が正しくない場合には、正常な検索結果が返信されません。
ダイレクト検索のAPIは、一度に複数のダイレクトアクセスキーを指定した検索をすることができます。
ダイレクトアクセスキーの一意性が保証されていない場合、同じダイレクトアクセスキーを要素ノードに持つすべてのXML文書が返信されます。
以降に、Java API、C APIそれぞれについて説明します。